ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

2012-11-18 17:31:02 | Weblog
昨日、上海の老碼頭で開かれたフリーマーケットに参加した。
ちょっと前に行ったときには、こんな横断幕なかったのになあ。



魚釣島(尖閣諸島)は中国の領土だと主張していらっしゃいます。
横断幕の前にひるがえる洗濯物が、いかにもな中国の庶民的雰囲気で何とも言えない。

老碼頭は、最近オシャレスポットとして注目されつつあるところで、
日本人はもちろん、外国人もけっこう訪れるから、
まあ、ここで主張するのは、ひとつ国際社会に向けてのアピールになるかもしれない。
アピールの効果が、どっちに転ぶかはわからないけど。

11月も半ばになると、石造りの路地の日陰は寒い。
「ああ、はやく酒でも飲んであたたまりたい」ということで、
安売りしていた輸入ワインを試飲させてもらったり、
上海名物の焼き小龍包をおやつに食べたりしながら夕方まで頑張り、
その後は、中華料理へ。

いかにも紹興酒を飲ませようという味付けの料理たち。
たくあんの親戚みたいな大根の漬け物。



紹興酒で漬けた上海蟹の爪と、長江下流域の名物黄魚の揚げ物。
黄魚は、最近、乱獲と環境破壊で漁獲高が減っているらしい。
白身がふわふわしていて、とてもおいしい。



肉はないのか!ということで、上海名物の紅焼肉。
そして、皮の歯ごたえがおいしいキュウリの漬け物。



このほかにもたくさん料理があったんだけど、途中から酔っぱらって撮るのを忘れた。
そしてたくさんの紹興酒を飲み、
その後、ドイツやベルギーなどの輸入ビールのお店で仕上げ。



今日も胃もたれが残るような食事とお酒。
そんな日は、リンゴがおいしい。
新疆金富士という銘柄のリンゴを買った。
なかなか美味しかったんだけど、日本のおいしいリンゴが食べたいなあ。

日本語

2012-11-18 01:51:28 | Weblog
いつも中国人から中国語の発音だけは誉められる。
日本人の訛りがないと。
嬉しいんだけど、大学1年の頃から、まったく進歩がないような気がして、
誉められるとその分落ち込む。

ただ、最近、少し自己弁護をするようになったのは、
中国人は「字がうまい」と「発音が標準だ」ということについて、
ほぼイコールで「頭がいい」もしくは「学がある」と
言ってくれているのに近いということだ。

これだけ自分たちの言語に自信をもっているというのは
すごいことだと思う。
日本人は「英語がうまい」と無条件で尊敬するけど、
日本語がうまい外国人を「お前は文化人だな」なんて言わないと思う。

でも中国人に言わせると、「日本語は難しい」し、「独特の文化がある」らしい。
英語みたいに単語を並べればなんとかなる言語とは違って、
微妙な言い回しがある日本語は、非常に優雅で、そして面倒くさいと。

そう言われると、いつも「ありがとう」という気持ちになるし、
すごく誇らしい気持ちになる。

軍国主義なんかで、ひとくくりにされたくない日本のよさが、
言語の中に生きているんだから、
私たち日本人も、そのときのノリで、票を入れてはいけないと思う。

変な人が日本の首相になりませんように。
どうせ彼らは老い先短くて、こっちが老人になる未来まで、
責任をとってくれるわけじゃないんだから。