ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

西安 2日目

2014-01-06 01:13:02 | Weblog
西安2日目は、陜西歴史博物館へ。

兵馬俑のエリートイケメンとか、唐三彩などがある。



ただし、唐三彩のエリートたちは、国民党と一緒に台湾へ行っているので、ここにはない。
その点、兵馬俑は新中国になってから発見されたので、エリートがちゃんと中国国内にある。

次に、空海が学んだ青龍寺の跡へ。



恵果空海記念堂に行ったら、中国人のお坊さんに「空海は、帰国したよ」と言われた。
知ってます。日本史の教科書に出てますから。
こういうところが、中国人って面白いんだよなあ。



で、昼食に肉まんを食べ、西安事件の資料館へ。



当時、張学良が住んでいたところ。
周恩来も蒋介石も、そして張学良も、何も語らずに亡くなった。
あのとき、ここで、張学良と周恩来はどんな話をしたのだろう。

張学良が寝ていたベットらしいんだけど、布団カバーは当時のじゃない。
でもきっと、真ん中の湯たんぽは、当時のだ。



その後、城壁大好きな私としては、とりあえず長安を守った東門へ。



相変わらず、でかい。



そして、東大街は、かすむ。



曇っていたせいだけじゃなくて、いま再開発でそこらじゅうを掘り返し、
地下鉄やらマンションやらを作っているから、きっとこうなる。

20年前に訪れた時、西安は西の玄関口と思った。
西安に来て、はじめて、シルクロードに行ってみたいと思った。

でもいまは、単なる一地方都市。

確かに、秦、漢、唐の都があったところで、いろいろと当時を再現しようとしているけど、
20年前のようなエキゾチックな感じは、だいぶ薄れたと思う。

西安 1日目

2014-01-06 00:40:20 | Weblog
この週末、西安に1泊2日で行って来た。
20年ぶりの西安だけど、そんな時間の長さなんて「へ」とも思わない兵馬俑が、
相変わらず整然と並んでいた。

 

なんとなく、イケメンから前のほうに並ばされているように思うのは、気のせいだろうか。
そして、本当のエリートイケメンたちは、外貨を稼ぎに外国へ行ったり、
博物館に飾られたりしているのだろう。

中国人も一杯来ていた。



で、よく歩いてお腹がすいたので、昼食。

 

小麦文化だ。

その後、始皇帝稜に。
あれ、20年前は頂上まで登れたような気がするんだけどなあ。



いろいろと整備されていた。
兵馬俑と始皇帝稜で入場料は120元。なかなかいい値段だ。

次に、華清池へ。

温泉が出るとのことで、玄宗皇帝と楊貴妃のお風呂もあり、
各種のお風呂が楽しめる、いまでいう健康ランドのようなところ。唐代の。

風呂の跡を見るのに、入場料が80元だが、
ここは、西安事件のあった場所なので、致し方ないと思う。



ちゃんと銃痕も残っている。

そして、20年前も「ここが西安事件の舞台か~」と感動した記憶があり、
今回もまた感慨もひとしおだったので、私は成長しないというか、
趣味が変わらないというか、何度でも楽しめる幸せな性格なのだなあと、自分を再認識。

そしてその後、大雁塔へ。



三蔵法師さんが持ち帰った経典が収められていたけど、
当然のことながら、いまはもうハリボテ。

考えてみれば長安の都は、安禄山の乱で徹底的に破壊されたけど、
その前もさんざん焼き払われている。
これだけ何度も燃やされた都は、世界中に他にないんじゃないかと思う。

そして、唐が滅びた後は、都になっていない。かれこれ1000年だ。
いや~、歴史が長い。

夕飯は、ホテル近くの回民街へ。



回族の人が作ってくれた、麺。
羊の肉を上にぶっかけて食べる。



上海で食べる手打ち麺より、だんぜん上手い。さすが本場。

そして「なんでこうなっちゃうの~」というライトアップをされた鐘楼を眺められる
ホテルで就寝。



なかなか歴史のある街はいい。