・"彼方のアストラ"#11「CONFESSION」
カナタがシャルスを一番許せなかったのは
「最後の最後まで心を偽る物言いだった」
ことよりも
「(B-5班メンバーの総意、そしてセイラの遺志まで否定して)アリエスをアリエスとして見ようとしなかった」
ことなんじゃないのかなぁ。
シャルスが真にシャルスとして生まれるまで。
(「とっさに作った物語(Byシャルス)」にしてもシャルスの記憶と本音が漏れ出ているあたり、ねぇ)
なくした物は小さくないが、また一つB-5班が「宿命」を超えるための運命共同体として確かな物を得たこと、なのかなぁ。
・"いだてん"#34「2.26」
2.26事件の余塵燻る(田畑自身も死にかけたし、何より高橋是清の暗殺死がこたえた)中、ラトゥールIOC会長来日。
ラトゥールから「(ことに子供達にもオリンピックという概念があることに)手応えあり」の返答を得たが、まだまだ一波乱ありそうで……。
後は、治五郎と清さんの間の長い付き合いから来る信頼関係かなぁ。
(戒厳令下で殺気立っている東京の裏道に詳しい人力車夫として治五郎が指名し、清さんも東京の「庶民代表」の務めを果たした)
・"いだてん"#35「民族の祭典」
いくら行方不明になってしまっていたシマさんと再開したとしても、いきなり人妻に抱きついたのは大問題では?>四三。
(実際には人違いでその娘のリクさんだったけども、やっぱりそれでも大問題)
スポーツと政治と民族と。
ハリマヤに始まってハリマヤで終わる。
或いは王廷臣に始まって孫基禎に終わる。
前にも書いたけど、良くも悪くも「世界から選手が集まるただの運動会(By政治)」ではすまなくなった(志ん生が五りんの噺中に「(ベルリンオリンピックを評して)あんなもんはただのプロパガンダでしかねぇ」と割って入ったのが印象的)。
で、自由人気質の政治にとって国家主義・民族主義色あふれすぎるベルリンオリンピックは「息が詰まる(加えて選手達やそれをたしなめるべき松野監督までが『ハイル・ヒトラー(*1)』ブームに呑まれた)」代物で……。
弱音を吐いた政治と「勝ってこのオリンピックを好きになりたい」前畑との鉢合わせがどう出るか?
後は、
その辺の事情を知ってか知らずかの四三とハリマヤの面々とその周辺住民の皆さんの無邪気さかなぁ。
あ、そうそう。
噺の中で「黒人選手が陸上の短距離で大活躍したのに対して、ヒトラーが露骨に無視した態度を取った」ことを取り上げたにもかかわらず、「いだてん紀行」が"メキシコシティオリンピックの黒手袋騒動"じゃなかったのは、東京オリンピック以降のことなのだからかね?
*1 ロサンゼルスオリンピックでは選手の食事に神経質になっていた(ため自身も自制する必要があった)松野監督が選手村の食事が口に合いすぎたのかおかわりする際に「まだまだご飯が『ハイル・ヒトラー』」と思わずだじゃれを言っていろいろと(食に対する管理責任上示しが付かない分も含めて)政治の神経を逆なでした(のが松野以下には理解できなかった)。
・"仮面ライダーゼロワン"#3「ソノ男、寿司職人」
まごころ寿司の大将を中心点にした人とヒューマギアの物語。
(機械と人間の関係から始まって、「心」を巡る禅問答めいたやりとりになるあたり、なぁ)
そっから見れば、
その中心点とつながりがない不破が良いところなし、なのもうなずける話で。
後は、滅亡迅雷.netの真の目的とか、刃(の所属先、A.I.M.Sへは出向扱いか?)の上司の登場とか、かなぁ。
・"仮面ライダーゼロワン"#4「バスガイドは見た!アンナ真実」
方向は違えど、誰も彼もデイブレイクの真実を望んでいるのは同じで。
(だから#3と同じ理由で必ずしも真実を望んでいないところのある刃が今回は蚊帳の外)
最初のうちはヒューマギア暴走事件に巻き込まれた民間人(桜井少年)への避難誘導義務を放棄していた不破(*2)が後にその桜井少年に土壇場(証拠が見つからないところに暴走ヒューマギアに襲撃されて諦めかけていた)での発破をかけたのが印象的。
おかげで真実の一端が見つかっ(て桜井少年の父親である当時の桜井ヒューマギア工場長の名誉も回復され)たのは確か(滅亡迅雷.netによるクラッキング犯罪が原因であることが判明し、桜井工場長がそれに対処して殉職した)だが、まだデイブレイクの根は深そうで……。
(副社長が或人の社長命令を告げたうえでの質問に対してもなお黙秘した。滅亡迅雷.netによるクラッキング犯罪が原因であることは公開されたが、それ以外にも副社長が懲戒処分を覚悟の上、と言うか階級のプレッシャーに負けずに黙秘したと言うことは飛電インテリジェンスの会社存続不能規模の不利益になる「何か」がある)
*2 A.I.M.S隊長として二次災害で民間人が巻き込まれるのを看過するのは職務上の問題では?
・"まちカドまぞく"#11「夢ドリーム再び!!桃色防衛戦を突破せよ」
隠されていたいろんなことが発覚したが、その結果は優子と桃のさらなるすれ違いを呼ぶことに……。
この話、どう決着するか?
・"ルパン三世(Part2)"#145「死の翼アルバトロス」
三年目(と言うか#100以降)ダレというかネタ切れというかで質が低下した中での快作。
(宮崎駿が別ペンネームで脚本・演出・絵コンテを担当した)
宮崎節(っつてもあんまり縁がないけど)と言うか、独特のリズムというか、何だよなぁ。
カナタがシャルスを一番許せなかったのは
「最後の最後まで心を偽る物言いだった」
ことよりも
「(B-5班メンバーの総意、そしてセイラの遺志まで否定して)アリエスをアリエスとして見ようとしなかった」
ことなんじゃないのかなぁ。
シャルスが真にシャルスとして生まれるまで。
(「とっさに作った物語(Byシャルス)」にしてもシャルスの記憶と本音が漏れ出ているあたり、ねぇ)
なくした物は小さくないが、また一つB-5班が「宿命」を超えるための運命共同体として確かな物を得たこと、なのかなぁ。
・"いだてん"#34「2.26」
2.26事件の余塵燻る(田畑自身も死にかけたし、何より高橋是清の暗殺死がこたえた)中、ラトゥールIOC会長来日。
ラトゥールから「(ことに子供達にもオリンピックという概念があることに)手応えあり」の返答を得たが、まだまだ一波乱ありそうで……。
後は、治五郎と清さんの間の長い付き合いから来る信頼関係かなぁ。
(戒厳令下で殺気立っている東京の裏道に詳しい人力車夫として治五郎が指名し、清さんも東京の「庶民代表」の務めを果たした)
・"いだてん"#35「民族の祭典」
いくら行方不明になってしまっていたシマさんと再開したとしても、いきなり人妻に抱きついたのは大問題では?>四三。
(実際には人違いでその娘のリクさんだったけども、やっぱりそれでも大問題)
スポーツと政治と民族と。
ハリマヤに始まってハリマヤで終わる。
或いは王廷臣に始まって孫基禎に終わる。
前にも書いたけど、良くも悪くも「世界から選手が集まるただの運動会(By政治)」ではすまなくなった(志ん生が五りんの噺中に「(ベルリンオリンピックを評して)あんなもんはただのプロパガンダでしかねぇ」と割って入ったのが印象的)。
で、自由人気質の政治にとって国家主義・民族主義色あふれすぎるベルリンオリンピックは「息が詰まる(加えて選手達やそれをたしなめるべき松野監督までが『ハイル・ヒトラー(*1)』ブームに呑まれた)」代物で……。
弱音を吐いた政治と「勝ってこのオリンピックを好きになりたい」前畑との鉢合わせがどう出るか?
後は、
その辺の事情を知ってか知らずかの四三とハリマヤの面々とその周辺住民の皆さんの無邪気さかなぁ。
あ、そうそう。
噺の中で「黒人選手が陸上の短距離で大活躍したのに対して、ヒトラーが露骨に無視した態度を取った」ことを取り上げたにもかかわらず、「いだてん紀行」が"メキシコシティオリンピックの黒手袋騒動"じゃなかったのは、東京オリンピック以降のことなのだからかね?
*1 ロサンゼルスオリンピックでは選手の食事に神経質になっていた(ため自身も自制する必要があった)松野監督が選手村の食事が口に合いすぎたのかおかわりする際に「まだまだご飯が『ハイル・ヒトラー』」と思わずだじゃれを言っていろいろと(食に対する管理責任上示しが付かない分も含めて)政治の神経を逆なでした(のが松野以下には理解できなかった)。
・"仮面ライダーゼロワン"#3「ソノ男、寿司職人」
まごころ寿司の大将を中心点にした人とヒューマギアの物語。
(機械と人間の関係から始まって、「心」を巡る禅問答めいたやりとりになるあたり、なぁ)
そっから見れば、
その中心点とつながりがない不破が良いところなし、なのもうなずける話で。
後は、滅亡迅雷.netの真の目的とか、刃(の所属先、A.I.M.Sへは出向扱いか?)の上司の登場とか、かなぁ。
・"仮面ライダーゼロワン"#4「バスガイドは見た!アンナ真実」
方向は違えど、誰も彼もデイブレイクの真実を望んでいるのは同じで。
(だから#3と同じ理由で必ずしも真実を望んでいないところのある刃が今回は蚊帳の外)
最初のうちはヒューマギア暴走事件に巻き込まれた民間人(桜井少年)への避難誘導義務を放棄していた不破(*2)が後にその桜井少年に土壇場(証拠が見つからないところに暴走ヒューマギアに襲撃されて諦めかけていた)での発破をかけたのが印象的。
おかげで真実の一端が見つかっ(て桜井少年の父親である当時の桜井ヒューマギア工場長の名誉も回復され)たのは確か(滅亡迅雷.netによるクラッキング犯罪が原因であることが判明し、桜井工場長がそれに対処して殉職した)だが、まだデイブレイクの根は深そうで……。
(副社長が或人の社長命令を告げたうえでの質問に対してもなお黙秘した。滅亡迅雷.netによるクラッキング犯罪が原因であることは公開されたが、それ以外にも副社長が懲戒処分を覚悟の上、と言うか階級のプレッシャーに負けずに黙秘したと言うことは飛電インテリジェンスの会社存続不能規模の不利益になる「何か」がある)
*2 A.I.M.S隊長として二次災害で民間人が巻き込まれるのを看過するのは職務上の問題では?
・"まちカドまぞく"#11「夢ドリーム再び!!桃色防衛戦を突破せよ」
隠されていたいろんなことが発覚したが、その結果は優子と桃のさらなるすれ違いを呼ぶことに……。
この話、どう決着するか?
・"ルパン三世(Part2)"#145「死の翼アルバトロス」
三年目(と言うか#100以降)ダレというかネタ切れというかで質が低下した中での快作。
(宮崎駿が別ペンネームで脚本・演出・絵コンテを担当した)
宮崎節(っつてもあんまり縁がないけど)と言うか、独特のリズムというか、何だよなぁ。
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