豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

a day

2006年09月23日 | Weblog
日本全国秋分の日だった一日。おじさん密度の高い場所は数あれど、歌うおじさんが一番多かったのは、静岡県掛川市のつま恋だったでしょう。「吉田拓郎&かぐや姫 in つま恋2006」。31年ぶりのコンサートなのだそうです。ゴジ健さんに気づかせてもらいました。じっくり腰を据えて観られないのが残念ですが、ちらちら観ながらあれやこれやの一日でした。

開始は午後1時過ぎ。
おじさん&おばさん・・・すなわち、私たちと同じくらいの年恰好の男女が熱く待ち構える中、拓郎さんが登場してコンサートは始まりました。最初の曲はね・・・?
なんだか、「俺たちも年をとったもんだ・・」って言う内容でした。

吉田拓郎さん。
三歩ぐらい前を歩いていらっしゃったので、背中を見てきた感じですね。
最初に聞いたのはたしか「青春の詩」が入っているアルバムでした。そのころちょうど父がステレオセットを買い込んだばかりで、それを目当てに二つ上の従兄弟がお気に入りの拓郎のアルバムを抱えてきました。なぜかうちの両親も一緒に四人でそのアルバムを鑑賞することになり・・・まことに気まずい空気。
花の中三トリオや岩崎宏美さんは良く知っていても、拓郎、陽水はいまどきなら「ちょい不良(わる)」っぽくて、遠まきにしていたのかも。詳細不明。ともかく、つま恋の会場でウルウルしている方よりは気持ち覚めてると思いますが、ご容赦を。

かぐや姫は、やっぱり懐かしい。
こうせつさん、若い。・・・というか、変わらない!
ちょうど遭遇した時には中国の映画「初恋の来た道」について語られていました。四人ともご覧になっていて、いい映画だねえって意見が一致したそうです。高倉健さんも好きな映画だそうですって紹介されてもいました。しょうやんは30年前にすでにこういう曲を作っていましたと歌われたのが「遠い街」。菜の花のじゅうたんが引かれるころ、やってきたかわいい女の子・・っていう曲です。
「あの人への手紙」に続いて、「おもかげ色の空」。
「22歳の別れ」は聞けなかったけれど、この曲はナッシュビルチューニングって言う方法でチューニングしてあるのだそう。そういえば、きれいですよね、イントロのギターの音色。

8時半前に、中島みゆきさんがさりげなく登場。ええ~~って思ううちに、拓郎さんと「永遠の嘘をついてくれ」をデュエットして、去っていかれました。ものすごくかっこいいツーショット!

9時前に、一面の観客を前に「よく来たね・・」って、感謝?の言葉。そして、みんなの大好きな曲ですと始まったのが、「春だったね」。そして、その後に「○○」
さあ、なんでしょう。さびの部分は会場の大合唱。女の人はあんまり見当たらず、画面はほとんど男の人ばっかり。みんなちゃんと覚えていて歌ってました。昔の記憶って、消えないのね・・・。彼らを見渡す拓郎さんの瞳がとてもきれいでした。
「a day」という曲を挟んで、締めくくりは「今日までそして明日から」。

アンコールは、かぐや姫が「神田川」。
拓郎さんが「聖なる場所に祝福を」でした。

このコンサートは、あえて録画しませんでした。なにせ、午後1時から9時半過ぎまでです。見返す自信はないし、ライブ(中継だけどね)で見ることのできた曲が見るべき曲だと勝手に納得することにしました。でも、総集編が放送されるそうなので、これは録画してみようかな?10月29日(日)NHK BS2 午後3時~5時と午後7時半~9時半に放送予定。これに先立って、このコンサートに臨む拓郎さんを追ったドキュメンタリーも10月23日(月)のプレミアム10で放送されるそうです。

P.S.
「目の前のコップの水をひと息にのみほせば、傷もいえるしそれからでもおそくない」。この歌、聞けてラッキー!