晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

0336   日向山、鞍掛山

2023-07-11 10:16:40 | ハイキング

 

         鞍掛山展望台

 

期日 : 2003年11月 23日 晴   風強し

コースタイム

   須玉IC7:15=矢立石登山口1120m 7:55~8:05―日向山三角点8:50―雁ヶ原1655m 9:03―1622mヤセ尾根9:23-駒薙1916m10:37―駒岩(分岐)10:48―鞍掛山11:15―展望台(昼食)11:25~51―鞍掛山12:05~10―鞍部12:27―駒岩12:40~50―駒薙上1955m13:00~13:10―休憩1710m13:35~45―1622mピーク13:51―1600m鞍部14:25~48―雁ヶ原15:12―矢立石登山口15:50~57=むかわの湯16:24

      時間7:26(登り3:20、下り4:06) 距離10.4km、標高差2037-1120=917m 、累積標高差+1352m

 

記録、感想

  めっきり寒くなってきて富士山も八合目まで白くなった。今年の3000m級は甲斐駒で終わりだ。これからは展望の山登りに切り替える。新ハイキング10月号に鞍掛山のガイド記事が出ていたので参考にして登る。朝が暗いため5時出発。天気予報は、低気圧の通過で風が強く気をつけるようにとの予報。笹子トンネルを抜けると久しぶりに南アルプスのジャイアント達のオンパレード。笊ヶ岳から甲斐駒まですばらしいのの一言。予定時間に矢立石登山口に到着。途中20号線に出るところで甲斐駒の展望がすばらしく写真を撮る。20号線に入りすぐの大武川のところもすばらしかった。

     中央高速道より日向山を望む

 矢立石登山口には早いためか一台しか車が止まっていない。小楢の落ち葉を踏みながらゆっくりペースで登る。矢立石はかなり大きいことを今回始めて知った。気持ちよく登っていくと一人下ってくる人に出会った。なんでも朝焼けの甲斐駒を撮りに来たとのこと。でも甲斐駒は赤くならなかったらしい。この山は、朝焼けの南アルプスが見える山と紹介されてから登山者が増えたそうだ。

     矢立石登山口

     40分くらい登ると少し急になり、唐松の林になった。少し早ければ青い空に黄色の唐松が映えてすばらしいだろう。天気が冬型のため寒い。左手には富士山、鳳凰三山、黒戸山、そして甲斐駒が見えてきた。少し下るとアメダスの観測設備があり少し登ると日向山三角点があったが木々に囲まれて展望はない。三角点から5分で雁ヶ原についた。白砂の崩壊地でスッパリ神宮川まで切れ落ちている。風の通り道で寒い。崩壊地は太陽が低く影が多く写真には適切でなかった。甲斐駒は少し雲がかかっていた。

 

 

     雁ヶ原着いた 甲斐駒と鞍掛山が見えた

    雁ヶ原から八ヶ岳を望む

    雁ヶ原から水晶ナギと雨乞岳を望む

 

 ここから白砂の斜面を鞍部まで60m下る。前にそびえる1622m峰は岩山でスリルのあるやせた岩稜とのことで少し不安になる。1600m鞍部には錦滝への案内板はあるが鞍掛山への標識はなかった。始めの岩山をヘツり、やせ尾根を通り1622mピークを越えると1600mより急登になった。左がガレ沢の狭い道の斜面を笹につかまりながらると大岩(水場)が出てきた。シラビソやコメツガの樹林帯を登ると1800mで急坂が一段落し、ゆるい坂の気持ちの良い尾根になった。左手に富士山、黒戸尾根、鳳凰三山が見えてきた。すぐに左側が切れ落ちた大きな岩の上を登っていく。ここが駒薙と思われる。シャクナゲが群生しているが、他の木の枝が出ており歩きにくい

雁ヶ原から鞍部へ下りて1622mピークのヤセ尾根を登る

 

 木がないところから鞍掛山と甲斐駒が見えた。甲斐駒は逆光で陰になっている。下のほうは、韮崎と金峰山や茅ヶ岳が見えた。すぐに平らな山頂についた。大きな赤い印が松に付いているが、道標はない。左と直進の印があった。ここが駒岩(分岐)と判断した。左の鞍掛山へ進むと最初はゆるく下るが段々急坂になった。鞍部より右へ行くと右が崖の狭いヘツリになり緊張して通った。次いでいきなり急登になったが、踏み後がしっかりついており木や根っ子につかまりながら70m程登ると平らな鞍掛山山頂に出た。鞍掛山の小さい標識が確認された。

            駒岩(分岐)に着いた

 ここから樹林帯を5分程下ると前が切れ落ちた崖の上に出た。左の踏み後をたどると屋根がひっくり返った祠と石仏(不動明王像と石像)と石碑がある展望台に着いた。バンザイようやく到着だ。こんな重いものをよく担ぎ上げたと感心する。

 

   鞍掛山展望台 ひっくり返った石祠があった

    甲斐駒と烏帽子岳が見えた 鋸岳は曇の中

   展望台から富士山と鳳凰三山が見えた

 

 前には甲斐駒が大きくそびえており鋭く黄蓮谷に落ちている。すばらしい眺めであるが逆光になっており写真には今一である。風が強く寒い。風を通さないフリースを慌てて出して着る。

 ここで甲斐駒を見ながらパンとおにぎりの昼食を食べた。暖かい飲物がおいしい。段々甲斐駒に雲がかかってきてこちらに来たので曇るのかなと思ったがしばらくするとなくなった。体が冷えてきたので早々に下った。登る時は、下りが大変だと思っていたが木につかまりながら何のことはなく急坂を降りた。でも左が崖の狭いヘツリはやはり緊張した。満ち足りた気持ちが湧いてきて元気が出てきた。鞍部から駒岩に登り返す道はいくつもあり少し迷ったが踏み後が強い北側の道を登ったら無事に駒岩についた。ここから写真を撮りながらのんびりと下った。駒薙(1995m)で甲斐駒と鞍掛山に別れを告げた。

     駒薙から鞍掛山と甲斐駒を望む

            駒薙から富士山方向

                     富士山、鳳凰三山を望む

          富士山のアップ

      1680m水場の大岩

 

 るんるん気分で注意深く下ったが、1622mピークのやせ尾根のヘツリで岩を登ってしまい間違えかけたかすぐに気が付きの正しい道にもどった。鞍部についたらペンタックス645で写真を撮っている人に出会い初めて話した。富士山がまたきれいに見えた。雁ヶ原の白砂の道を登り返して八ヶ岳方面の写真を撮った。まだ晴れていてきれいに見えた。雁ヶ原の山梨百名山の標識の近くでまだ食事?を楽しんでいる組がいた。この後、大岩山に後ろ髪をひかれながら矢立石まで一気に下だった。むかわの湯もすばらしかった。

 

     雁ヶ原下の鞍部まで戻った 登り返す

      雨乞岳が見えた

    富士山もきれいに見えた

    鳳凰三山もきれいに見えた

     雁ヶ原より富士山

 

      雁ヶ原から八ヶ岳

     雁ヶ原上部から八ヶ岳

 



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