復活!やまがたの四季と暮らし

東北地方を転勤し現在は仙台勤務の週末山形県人。
前タイトル名「山形弁で青森暮らし」から継続のブログです。

八甲田大岳・酸ヶ湯~山頂

2009年06月01日 20時35分38秒 | 登山
先週途中で撤退した八甲田大岳の再挑戦です。
こんどは先週とは逆方向の仙人岱経由の毛無岱下山としました。

天気は午後から雨の確率が高い予報でしたが、山頂からは360度の視界と
素晴らしい雲海を見ることができ十分満足。

登り始めから仙人岱付近までは霧雨模様の天気でしたが、それ以降は雲も切れ
下山終了まで持ってくれる恵まれた天候でした。
快晴の太陽に照らされて大汗かいて暑い思いするよりは、数段快適に登れたりします。


山頂付近からの東・南側一面の雲海が素晴らしかった。



コースは下のとおり
酸ヶ湯温泉上部駐車場にあるインフォメーションセンター前にある登山口から入山して
酸ヶ湯温泉横に戻ってくる周回コース。

拡大

東側からの3D



登山口の鳥居横にある縦走起点柱、無理です!



登山口からしばらくの登山道はこんな感じ。
標高が高くなるにつれ所々に残雪がでてくる。
見晴らしの無い樹林帯の中で、登山道は雪解け水が流れ一部ドロドロ。


樹林帯の中はそれなりに、新緑の若い緑と多少の花を楽しめます。



標高が高くなってくると、谷筋は残雪で埋もれています。
ルートをロストしないようポイントに看板が設置してある。
登山道は時期的に倒木や枝の張り出しで歩きにくい時期ですが、
基本的なコース標示は十分整備してあるコースでした。



途中にはこければ下まで滑ってしまう雪渓のトラバース地点も有り。
通過後の画像ですけど、急斜面でステップも切ってないですから、チョッと緊張。



地獄湯ノ沢と呼ばれる岩がゴロゴロしている谷筋にきました。
八甲田はまだ生きてる火山だそうですから、酸化ガスが発生していて、
植物が育たない地獄湯ノ沢地点。
周辺は温泉(硫黄)の匂いが立ち込めています。


ゴーロゴロの岩の中を登っていきますが、岩肌には黄色く結晶化した硫黄が見えている。



地獄湯ノ沢を登り切った上流部。
ミネヤマザクラが周辺に数多く咲いていました。
桜のピンク、新緑の淡い緑と残雪の白が折り重なり、その中を水の流れる音と
野鳥の盛んなさえずりを聞きながらの登山は最高の癒しを感じる瞬間。






仙人岱の湿原に到着。
湿原と言っても、ここは湿地帯が荒廃していて川原のような状態が痛々しい。
ここの手前で下山してきた、本日唯一の登山者とすれ違う。
夏山最シーズンの登山者数は解りませんが、静かで独り占めしたような八甲田大岳。



仙人岱湿原のすぐ先からは完全な雪山歩き。
進行方向の斜面には一面雪の白一色、ここはルートが大きく左に曲がる箇所で
(下山時は右)竹ポールが無いとルートが解りづらい。


同じ地点から後ろの斜面も同じ状態です。
画面右側奥の仙人岱湿原から雪面を登ってきています。



雪渓と樹林帯を抜けると、高木森林限界を超え急に見晴らしが良くなる。
残雪も無くなり、こんな感じの急斜面を登りいよいよ大岳の山頂を目指します。


登山道の周辺には低木が生い茂り小さい花も付け始めています。


鏡池からの山頂方向
風も無く鏡池には名前の通り、山頂の姿を写し出していました。



鏡池の先、山頂までの登山道はこんな感じ。
山頂直下にある小さい祠が見えています。



いつの間にか周辺のガスは無くなり、振り返れば南側には雲海から顔を出す
硫黄岳が見え、見晴らしが良くなっていた。


同じく登ってきた登山口のある酸ヶ湯温泉方向。



鏡池の上部から見る南側の雲海。
素晴らしい景色!



同じく山頂直下にある祠の上部からみる景色。



八甲田大岳山頂到着
11時30分の到着で、登山口スタートが9時20分でしたから、
2時間10分掛かっています。


大岳の標高は1,584.6m
途中で修正していましたが、高度計の標示もビッタリです。


山頂から見る田茂萢岳と青森市内・青森湾方向の景色。


つづく


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。