復活!やまがたの四季と暮らし

東北を転勤し13年間続いた仙台勤務が終了し現在は毎日が山形県人。前タイトル名「山形弁で青森暮らし」から継続のブログです。

金山町谷口銀山跡

2007年09月20日 19時45分55秒 | くらし
谷口がっこ蕎麦と同じ集落にあった谷口銀山。
案内看板には66箇所の坑口があったそうですが、確認できるのは2箇所のみ。

山形県北と秋田県の県境に位置する加無山(かぶやま)山系は銀が採れたようで
秋田側には採掘規模の大きい院内銀山がありました。
院内銀山には及びませんが、谷口銀山にも最盛期は千軒の町屋があったそうですから
現在とは比べられないほどの賑わいがあったようです。

尾花沢の銀山温泉は、たまたま温泉がでたので廃山後に温泉街が発展し大正時代の
温泉街が残りましたが、谷口にも当然鉱夫相手の置屋があったでしょうから、
温泉でも出ていれば銀山温泉のような温泉街が残ったかもしれません。

現在は山の中に静かな集落があるだけです。




看板の裏手から沢を見下ろすと、滝の左手に抗口が見えます。


入り口には立入禁止の看板が立ってますが、柵があるわけでもなく
地元保存会の案内で内部に入って見学出来るようです。





もう1箇所の抗口
こちらは鉄格子に鍵がかかってます。
電気の揚水ポンプが稼働していて、奥から小さく聞こえてくる水を汲み上げる
一定の音が生き物の呼吸のように聞こえチョット不気味。
         



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