復活!やまがたの四季と暮らし

東北地方を転勤し現在は仙台勤務の週末山形県人。
前タイトル名「山形弁で青森暮らし」から継続のブログです。

村祭りの一日

2010年08月21日 07時48分54秒 | くらし
昨日は、まさしく地域の村祭り
地区公民館前広場でのお祭り日。
そんな訳で地区の一員としてお祭り運営の一日でした。

朝6時に地区の鎮守様となる神社で旗立て
山の麓で、国道を一時通行規制してのロープを使った旗柱の引起しから一日が始まった。

午前中は神社のご本尊を移動する為の祭壇の設営とお祭りステージの準備で過ぎる。
午後は早速御供えの取餅と振舞餅の作成。
餅屋さんで蒸した餅米を昔ながら続く杵と臼での餅つき。
田舎は昔から祝い事やお祭りは餅に決まっています。
この杵を使った餅つき、見た目以上にきつくて腕がパンパン!


二つの臼でそれぞれ3回ずつの餅つき。
最後は腕が張ってヘロヘロ状態、手を叩かないか心配でした。


お参りに来た方のための振る舞い餅の袋づめ
500個作りました。


ベテランのお母さん
口もよく動くが、それ以上に手の動きが素晴らしく早い。
おそろしい速さで丸めてポイの繰り返し、ちぎる人が急かされる。
年期が違います。
でっかいのは祭壇用と寄付を頂いた方へのお返し用です。
自転車で地区内を一回りして御餅に五円玉を添えて配ってきますが、太陽が暑くて大汗掻きまくり。


この辺で振舞う餅と言えば納豆餅しかありません。
関係者の食事用に早速頂くが5個はさすがに多い。
それと数軒出店している焼きソバなんかの屋台のおじさんおばさんにも振る舞い餅として配るのがここの習慣。
お返しに焼きそばや焼き鳥を頂きます。

祭壇が出来た公民館には八幡宮から宮司さんがわざわざ来て頂いて御祈祷が始まる。
直らいの準備も忙しい。
早速お参りに来る地区民もいますから、お神酒と御護符、餅配りに忙しくなってきた。



やっと夕方六時からお祭り催しの始まり。
区長の短めの挨拶のあと、オープニングは地区在住のお年寄りによるお謡い。
95歳でしたけど感激しました。声の張りに!
続く出し物も、地区で生まれ育ったお年寄りの語り部。
小さい子供も多く集まる機会に、それこそ生活圏レベルの小さい村の歴史を伝えていく。
年配者は懐かしくうなづきながら聞いているし、子供は興味深々でふざけることなく
聞いていたのが印象的。村祭りとしての意義が伝わるなかなか良い企画。

あとはいつものお祭りの余興
笑点おおぎりとか、婦人会の踊りとか育成会のよさこいとか世相を反映した創作劇とか
よくあるビールの早飲みとか
地元の人間だけでやる創作劇は勝手に実名使用での役柄をつけて結構笑いが取れた。




優勝商品もビール
もう散々呑んでいてもこの日はビール三昧の日でした。



真ん中の一番ちっちゃい子が、切れのある踊りで一番上手かったですね。
最後は若手お祭り会での歌の大合唱でしたけど、父親世代の盛り上がりを見ていた
育成会の子供は身じろぎせず眺めてましたけど、何を思っていたんでしょうか。
思い出に残ってくれれば良いんです、世代は受け継いで行きますから。

六時から始まった出し物は九時過ぎには終了
実はここのお祭りの面白さに惹かれて結構ファンがいます。地区外の遠くの市町村
からも毎年のように見物に来てくれる方も居たりしますし、地区出身者の嫁さんがTUYの
元アナウンサーだったりして司会もやって貰ったこともあります。(もちろん無償で)
その時の男どもの羨望の眼差しが集中したのは言うまでもありません。
昨日二人目が生まれた報告までありました。

その後は役員の反省会(またまた飲み会)
朝から力仕事と準備と御参りの方の対応でくたくたでしたが、帰って寝たのは午前様。
後片付けは明日です(というか今日か)

これから運動会とか敬老会とかやること目白押しで地域の濃さを感じる一日でもあった。


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