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※1:法施行後(2006年4月)から2017年4月入学者まで
※2:学位については、中教審が、6年制は「薬学」、4年制は「薬科学」とすることなどを
例示しており、正式名称は文部科学省が決定することになる。
何度も言ってましたように平成18年4月から薬学部6年制となります。要は今の高校2年生からスタートします。それなのにどういう風な感じになるかまとめた表みたいなものは一切見かけません。で、普段から親しくしていただいている先生の話とか新聞記事を読んでまとめてみました。が、!間違えてるかもしれないので間違えてたら教えて下さい。
うちの大学は6年制だけでなく4年制も並立するとのことです。そこでこんな問題がでてきます。
6年制卒
□□□□□□→学士・・・(1)
4年制卒
□□□□ →学士・・・(2)
現行では大学を6年で卒業しても4年で卒業しても、肩書きは同じ“学士”だそうです。これに関しては文部省の何タラが肩書きに差をつけようと話合っているそうな。ちなみに6年制卒でないと薬剤師国家試験の受験資格は与えられないそうです。
さてじゃあ4年制には何の意味があるのか?もちろん4年で卒業するのも有でしょうが、たいてい院に2年行くとみなされて…
4年制(2)+修士課程2年 これを4+2年制といいます。
□□□□■■ →修士・・・(3)
研究者育成に重点を置いているそうです。
さて、(3)の内訳ですが。
1、基本的には院を含めた6年間大学に行っても国試の受験資格はないと言われています。
(修士を取ったあと、1年くらい実習を受ければ資格が得られるって聞いたことも…)
2、ただし■の部分で長期病院実習をやれば、受験資格を与えられる(これでは本来の研究の
意図から外れる)とか色々言われていますが、基本的にはまだ決定していません。
4年制(4+2年制)並立か6年制一本化かは各大学によって異なりますが、研究者育成志向の国公立は4年制並立(4+2年制)の傾向が大きいようです。余談ですが恐らく博士を取るためには…
6年制(1)+博士課程3年
□□□□□□☆☆☆ →博士・・・(4)
4+2年制(3)+博士課程3年
□□□□■■☆☆☆ →博士・・・(5)
こんな感じ?
さて、私は昔から薬学部が6年制(1)になるのが疑問でした。薬剤師=病院薬剤師ってわけでもない、まして病院への就職が殊更難しいのに学生のうちから臨床に特化していいものか、むしろこの薬剤師としての幅の広さが武器になるのではないか?って考えてました。しかし6年制の流れは変わらないので抵抗しても仕方がありません。
とりわけ気になるのが薬学部が6年制になることで研究の力が無くなることです。ほとんどの大学は6年生(1)を採用しているので、研究する機会が奪われます。もし研究するなら(4)のように博士課程に進まないといけません。薬学部は幅が広い反面、専門性が低い感があります。例えば私は研究で植物を扱っていますが、私のような研究は農学部が断然有利です。有機や分析だって理学部・工学部では活発な分野でしょう。そういう意味では私は4年生の並立で(2)から(3)になるのは必要なことだと思うのですが、薬剤師免許が取れないかもしれないのに、この進路を希望する学生はいるのかな?なんて思います。
確かに薬剤師育成に力をおくのは時代の流れからしても当然のことだと思います。しかし大学は教育機関でありながらも研究機関でもあります。前も言いましたように、大学の評価・国際競争力は研究の力にあるといって良いでしょう。将来的に薬剤師育成に過熱気味になってしまい、研究の力が削がれ、薬剤師の十八番である薬理研究や薬剤学研究そのものが、他の理系学部に先を越されやしないか心配であります。
※2:学位については、中教審が、6年制は「薬学」、4年制は「薬科学」とすることなどを
例示しており、正式名称は文部科学省が決定することになる。
何度も言ってましたように平成18年4月から薬学部6年制となります。要は今の高校2年生からスタートします。それなのにどういう風な感じになるかまとめた表みたいなものは一切見かけません。で、普段から親しくしていただいている先生の話とか新聞記事を読んでまとめてみました。が、!間違えてるかもしれないので間違えてたら教えて下さい。
うちの大学は6年制だけでなく4年制も並立するとのことです。そこでこんな問題がでてきます。
6年制卒
□□□□□□→学士・・・(1)
4年制卒
□□□□ →学士・・・(2)
現行では大学を6年で卒業しても4年で卒業しても、肩書きは同じ“学士”だそうです。これに関しては文部省の何タラが肩書きに差をつけようと話合っているそうな。ちなみに6年制卒でないと薬剤師国家試験の受験資格は与えられないそうです。
さてじゃあ4年制には何の意味があるのか?もちろん4年で卒業するのも有でしょうが、たいてい院に2年行くとみなされて…
4年制(2)+修士課程2年 これを4+2年制といいます。
□□□□■■ →修士・・・(3)
研究者育成に重点を置いているそうです。
さて、(3)の内訳ですが。
1、基本的には院を含めた6年間大学に行っても国試の受験資格はないと言われています。
(修士を取ったあと、1年くらい実習を受ければ資格が得られるって聞いたことも…)
2、ただし■の部分で長期病院実習をやれば、受験資格を与えられる(これでは本来の研究の
意図から外れる)とか色々言われていますが、基本的にはまだ決定していません。
4年制(4+2年制)並立か6年制一本化かは各大学によって異なりますが、研究者育成志向の国公立は4年制並立(4+2年制)の傾向が大きいようです。余談ですが恐らく博士を取るためには…
6年制(1)+博士課程3年
□□□□□□☆☆☆ →博士・・・(4)
4+2年制(3)+博士課程3年
□□□□■■☆☆☆ →博士・・・(5)
こんな感じ?
さて、私は昔から薬学部が6年制(1)になるのが疑問でした。薬剤師=病院薬剤師ってわけでもない、まして病院への就職が殊更難しいのに学生のうちから臨床に特化していいものか、むしろこの薬剤師としての幅の広さが武器になるのではないか?って考えてました。しかし6年制の流れは変わらないので抵抗しても仕方がありません。
とりわけ気になるのが薬学部が6年制になることで研究の力が無くなることです。ほとんどの大学は6年生(1)を採用しているので、研究する機会が奪われます。もし研究するなら(4)のように博士課程に進まないといけません。薬学部は幅が広い反面、専門性が低い感があります。例えば私は研究で植物を扱っていますが、私のような研究は農学部が断然有利です。有機や分析だって理学部・工学部では活発な分野でしょう。そういう意味では私は4年生の並立で(2)から(3)になるのは必要なことだと思うのですが、薬剤師免許が取れないかもしれないのに、この進路を希望する学生はいるのかな?なんて思います。
確かに薬剤師育成に力をおくのは時代の流れからしても当然のことだと思います。しかし大学は教育機関でありながらも研究機関でもあります。前も言いましたように、大学の評価・国際競争力は研究の力にあるといって良いでしょう。将来的に薬剤師育成に過熱気味になってしまい、研究の力が削がれ、薬剤師の十八番である薬理研究や薬剤学研究そのものが、他の理系学部に先を越されやしないか心配であります。
変わらない変わらないと馬鹿にするだけで
何の発展性もない。
私は学生のメリットうんぬんよりも
医療、すなわち患者さんへのメリットを
考えてるんで、すいませんね~
薬学部を薬剤師資格から切り離せば、自然淘汰がおきて、教育費用を別のことに使えて、患者のためにもなるじゃないですか。議論の立脚点が、まず「薬剤師ありき、薬学部ありき」だから、どこまでいっても堂々巡りになるんです。
職業教育は就職後にやればよい。薬剤師として就職した人だけが研修を受けるようにすれば金は無駄になりません。
>薬剤師の十八番である薬理研究や薬剤学研究そのものが、他の理系学部に先を越されやしないか心配であります。
すでに先を越されてると思いますけど。
議論してたらまた誰かがきて喧嘩になるので
しませんが、基本的にInoueさんとは気があいませんね。
言葉は悪いですが自虐的で発展性が感じられません。
(そんな気はないかもしれませんが、あれも駄目、
これも駄目のもぐらたたきの様な印象です。)
知識は豊富かもしれませんが、それだけの様な気がします。
私は、薬学部の可能性と未来を信じていますし、
信じて頑張っている人(大学の先生や友達)
を基本的には応援しています。
そりゃ人生経験が豊富かもしれないInoueさんには
人脈とかも負けるでしょうが、身の回りにいる人達が
いる以上、自分のスタンスを変える気はありません。
追伸
今度は喧嘩しないでくださいね。
とりあえず、迷惑ですから。
あと、通りすがりさんも・・・
6年制卒では博士号取得にはプラス4年かかります。医学部卒の博士号と同じことです。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/022/toushin/04041501.htm
入ってから「話が違う」という人が大量に出るでしょう。
やっぱり、高校生段階で進路を決めるのは無理なんですよ。東大教養学部方式にするのが一番いいのですが、あれは10学部ある総合大学だから可能な制度ですからねえ。