リフィル処方箋って浸透するのかな?

2022年05月08日 12時01分06秒 | + プラス
この4月からリフィル処方箋というのがスタートしたのですが、どこまで浸透しているでしょう?
少なくとも流行語大賞の一角にはならないと思います。

リフィル処方箋とは一定の定められた期間内に反復使用できる処方箋のことである。
リフィル(refill)は補給、詰め替え[差し替え]品、〔飲食物の〕おかわり、2杯目 の意味を持つ英語。分割調剤とは異なる。

分かりやすい図がこちら


もう何年も同じ薬を飲んでいる人にとっては朗報ともいえる制度です。
しかしながらやはりメリット・デメリットはあります。


色々意見はあるようですが、受診回数減による収入減などにより
特に開業医からは反対意見が多いようです。

2022年4月5日号_リフィル処方箋 患者を医療から遠ざける 対面診療の充実と外来支援こそ

抜粋すると
〇コロナ禍で疾病・心身状態の悪化が散見される中、患者を医療から更に遠ざけ、医療機関の経営基盤も弱めるリフィル処方箋導入は本末転倒だ。
〇薬剤師は、調剤可否の判断に先立ち「患者の服薬状況等」を確認するが、実質的に、患者の状態確認など医学的判断を伴う形となる。
 診断学を習得していない薬剤師の能力、職分・役割を超えたものと言わざるを得ない。
 医師の診断を事実上薬剤師に委ねるリフィル処方は問題である。
〇薬局側が利便性を求める患者に気兼ねして調剤し有害事象が起きても、リフィル処方箋を交付した医師の責任は免れないだろう。

要は薬剤師が信用できないし、医師の独占権に立ち入るなって感じかな。
怖いので反論はしませんが、前向きに考えて現場の医師の負担が減るって発想に行きつかないのが不思議ではあります。
コロナ禍で電話診察している先生がいて、10分間に3人の診察しているところを見ると
本当に問題の無い患者には、この制度はありだと思います。

そもそもリフィル処方箋は強制ではなくあくまでも患者側の意思によるものなので
患者側にもっと選択肢があっても良いと思うのだけど…
世間的な認知が低いのは、マスコミなども何かしらの遠慮をしているのだろうかと思ってしまいます。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 丹波立杭焼を見に行く | トップ | そろそろ治療薬にシフトして... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

+ プラス」カテゴリの最新記事