中野区の沼袋にある施設を訪問しました。3回目と思いますが、これまで周辺を散策したことがありませんでした。今回は会社を少し早く出て周辺散策してみました。まず、電車から見えた沼袋氷川神社です。
由緒は、ここは南北朝時代、人皇九十七代後村上天皇の正平年間(1346~1370年)に武蔵国一の宮である氷川大社(さいたま市鎮座)より分霊し、ここに奉祀したものだそうです。文明九年四月 太田道灌(おおたどうかん)が、豊島一族と合戦の折、戦勝祈願し道灌杉を奉納するなど、その御神徳の威光は強く、現在も「厄除ひかわ」と親しまれ、厄除祈祷に訪れる人は後を絶たないそうです。
社殿。どこの神社にもありますが力石です。大きな松の木です。「三本の願い松」というらしいです。松と杉の信仰由来がわかりました。中野七福神がありました。ここではすべての福神様が集まっているので、一カ所で済むようです。
次に近くのお寺さんに寄ってみました。禅定院です。
禅定院は南北朝時代の中期、貞治元年(1362)の開創と伝えられる寺院だそうです。開創の地は、後世の新橋村(多摩郡野方領下沼袋村から枝分かれした村)でありましたが、後に現在の寺地に移り、草創期のご本尊は、薬師瑠璃光如来(ヤクシルリコウニョライ)であり、山号と寺号はこのことに由来しているそうです。
旧上沼袋村の伊藤家とその一族の菩提寺としての特色を持っていたことから、伊藤寺とも呼ばれていたそうです。
明治16年、霊場巡拝の信仰の一つ、「御府内八十八カ所 」の第48番霊場( 林松院 )の弘法大師像が奉安されたことから、第48番霊場となったそうです。
本堂です。真言宗のご本尊(ほんぞん)は大いなる智慧(ちえ)と慈悲(じひ)をもって、すべてのものを照らす根本(こんぽん)の仏さまである大日如来(だいにちにょらい)だそうです。それぞれにご縁のある仏さまへの信仰も、すべて大日如来につながっており、多種多様な仏さまは、大日如来の身を変えた姿なのだそうです。
こちらは六地蔵です。
単独で地蔵さんがありました。
弘法大師修業像です。弘法大師1150年御遠忌を記念して作成したそうです。
イチョウは面白い形をしていました。