ランドマーク探しⅢ

2012年から出張先での風景や社寺仏閣、由緒を訪ねて記録してきました。2016年からは自分の足で散策し、記録しています。

新宿御苑・6月下旬の花々

2018年06月22日 15時13分41秒 | 季節の花

鍼灸治療で曙橋治療院に行ってきました。久しぶりに新宿御苑に寄ってみました。ちょっと花枯れの季節ですが赤い花が競っていました。

★ランドマーク新宿御苑:新宿御苑の敷地は、天正18年(1590)に豊臣秀吉から関八州を与えられた徳川家康が江戸城に入城した際、譜代の家臣であった内藤清成に授けた江戸屋敷の一部です。

 東は四谷、西は代々木、南は千駄ヶ谷、北は大久保に及ぶ広大な土地で、のちの甲州街道や青梅街道になる江戸から西にのびる街道と、鎌倉街道が交差する要所であったことから、この一帯の警護など軍事的な目的で家康が信頼できる家臣に与えたとされています。

 内藤氏7代清枚は元禄4年(1691)に三万三千石の信州高遠城主となりました。内藤家の屋敷地はその石高に比べてあまりにも過分であったため、その後かなりの部分を幕府に返上しましたが、明治5年にはまだ十万坪以上が残されていました。  新宿御苑は、この内藤家の九万五千坪余と、当時すでに私有地化していたものの、もとは内藤家の屋敷地であった隣接地を合わせた十七万八千坪(58.3ha)の土地に誕生することとなりました。.

 また、現在大木戸門を入った突き当たりにある玉藻池を中心とする日本庭園は、安永元年(1772)に玉川上水の余水を利用して完成した内藤家の庭園『玉川園』の一部です。

 このようなことから、新宿御苑のルーツは内藤家の江戸屋敷と言えます。

 

サンゴシトウ:サンゴシトウはアメリカデイゴを片親とする交配種で、シドニー植物園で作出されました。挿し木で増やせることから世界中に広がり、日本でもアメリカデイゴ同様、街路樹や公園樹としてよく植栽されています。すっと伸びた枝に、ラッパのような形の花がたくさん咲いているのが特徴です。色も形も情熱的な印象です。

★アメリカデイゴ:アメリカデイゴは南アメリカ原産で、日本には明治時代の中ごろに導入されました。海外から来た赤いマメの意で「海紅豆(カイコウズ)」の和名がありますが、アメリカデイゴの名が広く知られています。花が美しいことから、街路樹や公園樹としてよく植栽され、鹿児島県では県木にもなっています。花は水道のカランの下に受け皿があるように見えて、とてもユニークです。

 
 
ユリズイセン(中の池)
 
 ムクゲ(千駄ヶ谷休憩所横)
 
★タイサンボク(Magnolia grandiflora)は北アメリカ原産のモクレン科の常緑高木で、明治時代に日本に渡来しました。直径が15~25cmもある国内最大級の純白の花を咲かせます。タイサンボクという名前は、漢字で「泰山木」と書きますが、これは大きな花や葉、樹形の美しさを、世界遺産に指定された中国・山東省にある名山「泰山(タイシャン)」にたとえたことに由来します。
 
 
 
ヤエクチナシ(桜園地など)
 
バラ園ちょっと盛りを過ぎたのと雨もようであまり元気がありませんでした。
 
 
これはヤブミョウガでしょうか。
緑が深くなっています。
 
この謎の卵の正体は、ヒマラヤスギの松ぼっくり。ひとつが大人の手のひらくらいの大きさで、秋に花が咲いたあと実ができます。いまは宝石の翡翠を思わせる緑色ですが、これから2年をかけて茶色く熟します。
資料は新宿御苑のHPから
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする