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「エルドアン大統領は選挙の敗北者だ」MHPのバフチェリ党首

2015年06月13日 | 国内
6月14日 愛国者行動党(MHP)のデヴレト・バフチェリ党首が、6月7日の選挙で敗北者になったエルドアン大統領は職を辞すべきだと言いました。

 Hurriyet

6月11日、エルドアン大統領は早期に選挙をしたいと思っているという推測について尋ねられたバフチェリ党首は、「エルドアン大統領はこの状況下では辞任すべきだ」と言いました。大統領選のやり直しによって、民主的イニシアティブは始まります。選挙の敗北者はエルドアン大統領です」と、バフチェリ党首はHurriyet 紙のインタビューで言いました。

AKPと連立政府の形成にあたることになったら、透明でクリーンな政府をつくるために、MHPは汚職に関わった人物は除外すると決めていると、バフチェリ党首は言いました。6月7日、選挙結果が出た後、バフチェリ党首は、エルドアン大統領は憲法の許す範囲内にとどまるか、でなければ、辞任を考えるべきだと言いました。

彼はまた、AKPが野党との連立に合意できないのなら、新たに選挙を行うべきだと言いました。「とくに、エルドアン大統領は選挙結果について、はっきりとコメントするべきです」

AKPが連立政府をつくるとしたら、そのパートナーとして最も可能性が大きいのはMHPだと見られていたのですが・・・。


プーチン大統領とエルドアン大統領が密室会談

ロシアのプーチン大統領は6月13日、エルドアン大統領と会談し、エネルギー問題とシリア危機について話し合ったと思われると、ロシアのニュース局が報じました。2人の首脳は、アゼルバイジャンで行われた「ヨーロッパ・ゲーム」の開会式の翌日、バクーで会談しました。

 Hurriyet
ロシアのプーチン大統領(左)とエルドアン大統領が13日、バクーで会談。


密室会談の前に、エルドアン大統領は、EUのリーダーたちがこのイベントに来なかったことについてコメントしました。「このイベントは“ヨーロッパ・ゲーム”という名なのに、EUのリーダーがだれも来なかったのは、私には理解できない」

ロシア政府のスポークスマン、ディミトリ・ペスコフ氏は、期待した以上に“非常に実のある会談”だったと言いました。2人はロシアの石油をトルコに運ぶパイプラインについて話し合ったと思われます。パイプラインの建設は今月末に始まります。

2人の大統領はまた、シリアの状況についても討論したようです。彼らが中東 ー シリアの複雑な状況について話し合ったことはまちがいありません。2人の会談は、昨12月、プーチンがトルコを1日訪問したとき以来です。


EUの外務政策代表がトルコの最大野党党首に電話してきた

EUの外務政策代表が、6月7日の総選挙の結果について意見を交換するために、共和人民党(CHP)の党首に電話してきました。

 Hurriyet

EUの外務・安全政策上級代表のフェデリカ・モゲリーニ氏が、6月11日夜、CHPのケマル・クルチュダルオール党首に電話してきたと、CHPのプレス・オフィスが発表しました。クルチュダルオール党首とモゲリーニ代表は、7日の国会選挙後の政府の形成プロセスの予想と、トルコとEUの関係について意見を語り合いました。

6月8日に出されたモゲリーニ代表とヨハーネス・ハーン代表による共同声明で、28の加盟国はトルコの総選挙の高い投票率を歓迎し、EUとトルコ政府の関係を進展させる用意があることを表明しました。

「私たちはトルコの新しい議会と政府が速やかに形成され、緊密に協力できることを期待している。今後、EUとトルコの関係がより強くなり、市民の利益のために、あらゆる分野で関係が深まることを願って、前進するチャンスを提供する」と声明は言っています。


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