6月29日 トルコはISILに対する防備を強化し、密輸業者の不法な越境を防ぐために、国境沿いの防壁の建設を検討中だと、27日、政府関係者がロイターに語りました。トルコは900キロにおよぶ国境をシリアと共有していますが、最近、トルコ国境近くのシリア領内の戦闘が激化しています。
Hurriyet
シャンルウルファ県スルチの国境のトルコ側から撮った写真。警備中のトルコ兵士の向こうに、シリアの町コバネ(アラブ名アイン・アルアラブ)から立ち上る噴煙が見える。
トルコ国境に近いシリアの町コバネは、数日前ISILの猛攻を受けましたが、27日現在、シリアのクルド軍が死守しています。トルコはすでにシリア国境に10キロ余の防壁を築き、サーマル・カメラを設置していますが、政府はいま、これに加え、何か所かに移動式のコンクリートの防壁を建てることを考えているそうです。コンクリート板でつくられた移動可能な壁は、分解して運び、組み立てられるものです。
長い国境に防壁を築くのには非常なコストがかかるので、政府は、どれだけの長さの壁を、どこに建てるかを検討中です。
トルコはシリア内戦が始まってから、オープンドア政策をとり、膨大な数のシリア難民を受け入れてきましたが、そのためのコストもかかり、密輸業者は跳梁し、難民は増える一方です。
長い国境に防壁を築くのには非常なコストがかかるので、政府は、どれだけの長さの壁を、どこに建てるかを検討中です。
トルコはシリア内戦が始まってから、オープンドア政策をとり、膨大な数のシリア難民を受け入れてきましたが、そのためのコストもかかり、密輸業者は跳梁し、難民は増える一方です。
ボスフォラスでスピードボートが転覆。2人不明
6月28日朝、イスタンブルのボスフォラス海峡で、スピードボートが岸辺のコッテージの桟橋に衝突して転覆、2人が行方不明です。
Hurriyet
スピードボートはイスタンブル・アジア側のベイコズ地区アナドルヒサル近くで、早朝4時半頃、歴史的なヘキムバシュ邸の桟橋に衝突し、転覆しました。ボートは衝突でひどく損壊したため、乗っていた3人は船を制御できませんでした。2人は行方不明、1人はベイコズの岸辺のレストランの桟橋まで泳いで助かりました。
助かったコルクマズさんは酔っていたため、ベイコズ国立病院へ運ばれました。海洋警察と沿岸警備隊が、メフメット2世橋の下で、不明の2人を探しはじめました。目撃者の話によると、ボートは突然、コッテージに衝突し、泳げた1人をみなで助け上げたそうです。「他の2人は助けられませんでした。助かった人は酔っぱらっていたそうですよ」と目撃者は言っています。
・・・飲み明かした朝帰りでしょうか。ラマザンだというのに。
助かったコルクマズさんは酔っていたため、ベイコズ国立病院へ運ばれました。海洋警察と沿岸警備隊が、メフメット2世橋の下で、不明の2人を探しはじめました。目撃者の話によると、ボートは突然、コッテージに衝突し、泳げた1人をみなで助け上げたそうです。「他の2人は助けられませんでした。助かった人は酔っぱらっていたそうですよ」と目撃者は言っています。
・・・飲み明かした朝帰りでしょうか。ラマザンだというのに。
カッパドキアの化石がジオパークに展示される
昨年、中央アナトリア・ネヴシェヒル県のギュルシェヒル地区とユルギュップ地区で、住宅開発局(TOKI)が建設作業中に、化石が出土しましたが、それら化石を展示するジオパークがカッパドキアにできそうです。
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「この地層はほぼ900万年昔のものです。私たちはこれまでに、馬、牡牛、サイ、象、豚、子牛の化石を掘り出しました」と、このエリアの発掘リーダーであるガジ大学考古学部のオクシャン・ベシュオール教授は言いました。「3本足の馬の化石もありましたよ」
「ギュルシェヒルとユルギュップは化石の多い地層なので、私たちはジオパークのための地形地図をつくるつもりです。ギュルシェヒルには非常に重要な場所があるので、作業はここから始めます。トゥスキョイにあるクズルマク川の第1の地層は、300万年昔のもので、とくに保存すべきものです」と教授は言っています。
「ギュルシェヒルとユルギュップは化石の多い地層なので、私たちはジオパークのための地形地図をつくるつもりです。ギュルシェヒルには非常に重要な場所があるので、作業はここから始めます。トゥスキョイにあるクズルマク川の第1の地層は、300万年昔のもので、とくに保存すべきものです」と教授は言っています。
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サングラスの女性が発掘のリーダー、ベシュオール教授
いま、13人のチームがヤイラジュクで化石の探査を始めているとベシュオール教授は言いました。「この化石地層は昨年、TOKIの建設作業中に見つかったものです。私たちは地層を掘り、引きあげようとしましたが、地層が左右にひろがっているがわかりました。地層を掘り出すのは不可能です」
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この地方に、これだけ化石が豊富にあることは、かつてこの地方はアフリカと同様な気候だったことを意味します。「化石がぞくぞく出てくるので、私たちは今年の作業を5年に拡大することにしました」と教授。
「化石は登録のため、ネヴシェヒル博物館に運ばれますが、洗浄のため、また戻されます。チームは化石の科学的研究をつづけます。私たちはこれら化石を展示するつもりですが、できれば、屋外環境で展示したいですね」とベシュオール教授は言っています。
「化石は登録のため、ネヴシェヒル博物館に運ばれますが、洗浄のため、また戻されます。チームは化石の科学的研究をつづけます。私たちはこれら化石を展示するつもりですが、できれば、屋外環境で展示したいですね」とベシュオール教授は言っています。
「ときどきダイアリー」ヘ