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トルコ軍が群がるシリア難民を国境から後退させた

2015年06月14日 | 国際
6月15日 13日、トルコ治安部隊は、水砲と警告発砲で、戦火から逃れてトルコ国境に群がるシリア人をゲートから後退させたと、AFPのカメラマンが言いました。シリア人たちは、トルコ南東部アクチャカレのゲート周辺の鉄条網の後ろで入国を待っています。

 Hurriyet
テルアブヤドから逃げてきて、トルコ・シャンルウルファ県アクチャカレの国境ゲートに群がるシリア人たち


トルコ国境に近いシリアの町テルアブヤドでは、クルド軍とISILのジハーディストが激戦中です。住民たちは戦火を逃れて、トルコ国境へ群がり、緊張が高まっています。現在、トルコ軍は難民たちの入国を許可していません。

クルド人とISILの戦いが激化し、シリア人がぞくぞくとトルコ国境へやってくるため、トルコ当局は木曜、シリア難民のトルコ領内への流入を制限する対策をとりました。エルドアン大統領のオープンドア政策で、2011年にシリアの内戦が始まってから、トルコは180万人のシリア難民を受け入れてきました。

しかし、6月11日、ヌマン・クルトゥルムシュ副首相は、これからは人道的に悲劇的と考えられるケースのみ、入国を許可すると言いました。トルコ当局は、トルコはすでに、今回のテルアブヤドからの難民13500人を受け入れていると言っています。

・・・トルコ国内のシリア難民はすでに200万人。これ以上、怒涛のように押し寄せるシリア人を入国させたら、トルコはシリアになってしまいますね。こんな状態で、シリアはまだ国家と言えるのでしょうか。


人民民主党(HDP)の選挙集会の爆発攻撃で4人目の死者が

クルド系政党・人民民主党(HDP)の集会への爆発攻撃による死者が4人になりました。65歳の負傷者がなくなったと、ドーアンニュースが報じました。



 Hurriyet
6月12日、HDPのデミルタシュ共同党首は爆発のあった場所に追悼に訪れました。


6月7日の総選挙の2日前の5日に、ディヤルバクルで起こった爆発攻撃は、ボールベアリングに詰めた爆発物によるものでした。重傷を負っていたアリ・テュルクマンさん(65)はディヤルバクルの病院で亡くなりました。負傷者は100人以上です。

ダヴトオール首相は、攻撃の容疑者1人が逮捕され、戦闘員グループとの関係を調査している言いました。HDPは先週の選挙で13%の票を獲得、80議席を得ました。これはトルコにおけるクルド人の政治的力の歴史的突破口と言えます。

HDPのデミルタシュ共同党首は、今週、トルコ国境近くのイラクとシリア領内で支配地域を拡大しているISILの攻撃を非難しました。トルコ国内につくられたISILの“細胞”が、トルコを混乱に陥れる命令を待っていることを懸念していると、デミルタシュ氏は言いました。

6月9日、爆発攻撃による死者が4人になり、ディヤルバクルでは緊張が高まっています。


2015年のミス・トルコはブルサ出身の18歳

 Hurriyet

20人のライバルの中から、2015年ミス・トルコに選出されたのは、ブルサ出身のエジェム・チュルパンさん、18歳。来るべきミス・ワールド・コンテストに出場します。



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