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難民殺到にお手上げのトルコ、ヨーロッパに助力を促す

2015年06月16日 | 国際
6月16日 トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相は、欧州評議会議員会議(PACE)の特別会合を開催し、シリアからトルコへの大規模な難民の殺到に対して、ヨーロッパの助力を求めました。

 Hurriyet
戦火を逃れてきたシリア人たちが、壊れたフェンスから不法にトルコ領内に入ろうとしている。6月14日、シャンルウルファ県アクチャカレの国境ゲート近く。


PACEのアンヌ・ブラスール会長を含むメンバーとのディナーの席で、チャヴシュオール外相はスピーチし、トルコが2年以上担ってきた難民と言う重荷を、世界も分担するべきだと訴えました。「トルコはすでに難民のために、60億ドルを費やしています。国際社会からの援助は3億ドルに過ぎません。この重荷はシェアされるべきでしょう」

チャヴシュオール外相はまた、約50万人の難民が教育を受けるべき年齢になっているが、教育を受けているのはその40%に過ぎないと言いました。「彼らは帰るべき家がないのです。ヨルダン、エジプト、サウジアラビア、レバノンにも約200万の難民がいますが、彼らはトルコにいる難民より劣悪な状況下にいます」

この問題の解決への助力に関して、総合的な戦略が決められていないことが問題なのだと、チャヴシュオール外相は言いました。ブラスール会長は、シリアとイラクの難民に対する“トルコの暖かい受け入れ”に大きな感銘を受けていると言いました。「ヨーロッパはもっと助力すべきです」


トルコは難民のために、ふたたび国境を開いた

 Hurriyet
鉄条網を破り、まず幼児をトルコ領内に入れるシリア難民。不法入国を阻止する役目のトルコ兵も幼児には手を出せませんね。

女性や子供を含む何千人のシリア人が、ISILのジハーディストの攻撃を逃れ、トルコ国境へ逃げてくるのに応え、トルコはふたたびシリア難民に国境を開きました。

・・・トルコはエライ!国際社会は見習え。


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