6月13日 7日の総選挙以来4日間の長い沈黙を破ったエルドアン大統領が、政治家はすべからくエゴを抑え、常識をもって、国家を第一に考えるべきだと発言し、賢明な政治家の役を演じました。
Hurriyet
「政治家はすべてエゴを抑え、憲法上、法律上のプロセスに従って、できるだけ早く新しい政府をつくるべきだ」と、エルドアン大統領は6月11日、外国人留学生の卒業式のスピーチで言いました。「プロセスはストップしていたところから、再開するべきだ」
大統領のいつもの野党に対する激しい言辞やAKPを守るための攻撃的選挙キャンペーンが、まだ記憶に新しいとき、今回の大統領のスピーチの説得するような語調は人々を驚かせました。「トルコを政府のないままにしておくような人は、歴史にも、わが国民のためにも、なにもできないだろう」と彼は明言しました。
この前日、エルドアン大統領は、最大野党・共和人民党の前党首デニス・バイカル氏と会談しています。この予想外の会談は、AKPが過半数を割ったので、大統領は、AKPとCHPの2大政党の連立政府をつくる計画を練っているのではと推測されました。バイカル氏との会談について、エルドアン大統領は、「この選挙で私の肩にはさらに重い責任がかかってきたから、最年長の議員であるバイカル氏と話し合ったのだ」と説明しました。
エルドアン大統領は、トルコ経済は成長をつづけていると言い、また、この実績を維持し、現在の信頼状況を守ることは、トルコにとって“マスト”だと言いました。
大統領のいつもの野党に対する激しい言辞やAKPを守るための攻撃的選挙キャンペーンが、まだ記憶に新しいとき、今回の大統領のスピーチの説得するような語調は人々を驚かせました。「トルコを政府のないままにしておくような人は、歴史にも、わが国民のためにも、なにもできないだろう」と彼は明言しました。
この前日、エルドアン大統領は、最大野党・共和人民党の前党首デニス・バイカル氏と会談しています。この予想外の会談は、AKPが過半数を割ったので、大統領は、AKPとCHPの2大政党の連立政府をつくる計画を練っているのではと推測されました。バイカル氏との会談について、エルドアン大統領は、「この選挙で私の肩にはさらに重い責任がかかってきたから、最年長の議員であるバイカル氏と話し合ったのだ」と説明しました。
エルドアン大統領は、トルコ経済は成長をつづけていると言い、また、この実績を維持し、現在の信頼状況を守ることは、トルコにとって“マスト”だと言いました。
HDPのデミルタシュ氏が平和プロセスを促し「オジャランが待っている」と発言
非合法クルド労働者党(PKK)の収監中のリーダー、アブドゥラ・オジャランが、PKKの戦闘員に武器を置くように呼びかけるのに適切な人物であると、人民民主党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ共同党首は言い、停滞している平和プロセスのための話し合いを促しました。
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6月9日、アンカラのHDP本部に到着して、支持者に迎えられて微笑むデミルタシュ共同党首
「武器を置くよう呼びかける人物はオジャラン氏であり、彼はイムラル島で待っている」と、デミルタシュ共同党首は、6月11日、記者団に語りました。デミルタシュ氏は、HDPは早急にPKKのリーダー訪問を当局に訴えると発表しました。オジャランは終身刑を受け、マルマラ海のイムラル島の刑務所に収監されています。
「ダヴトオール首相がこれに賛成してくれたら、われわれは行きます。わが党の代表団はイムラル島行きを待っています」とデミルタシュ氏は言い、トルコの治安部隊とPKKの戦闘員の30年におよぶ紛争を終わらせるための平和プロセスの再開に言及しました。
「われわれは責任を果たします。われわれは国民に約束しました。解決プロセスを再開する必要があります。これは最も重要なテーマです。われわれの代表団は申請書を提出し、声明を出します。われわれは新しい憲法の草案のために一歩を踏み出す用意があります」とデミルタシュ共同党首は言いました。
オジャランはPKKに、トルコに対する武力闘争を止めるための臨時会議を招集するよう書簡で促しました。その書簡は3月21日、ディヤルバクルのネヴルスの祝典で読まれました。
ギュル前大統領が総選挙後、現大統領と首相に電話した
エルドアン大統領の前任者、第11代大統領のアブドゥラ・ギュル氏が、7日の選挙後、エルドアン大統領に慰労の電話を入れました。ギュル前大統領はまた、ダヴトオール首相にも電話し、厳しい選挙の結果に対して警告のメッセージを送りました。
Hurriyet
ギュル前大統領は6月11日夜、エルドアン大統領と電話で話し合ったと、アナドルニュースが報じました。ギュル前大統領は、6月7日の選挙結果が、トルコにとってよい結果になることを望むと言ったそうです。
ギュル前大統領とエルドアン大統領は公正発展党(AKP)をともに築いた間柄です。しかし、AKPは過半数を割り、トルコはいま、連立政府がつくられるのか、あるいは急遽、選挙が行われるのか、不確かな時期にあります。
ギュル前大統領は選挙直後、ダヴトオール首相に電話したと、12日、ポスタ紙が報じました。ポスタ紙によると、ギュル前大統領はエルドアン大統領とダヴトオール首相に同じメッセージを送ったということです。「AKPを含む連立政府をつくるべきでしょう。6月7日の総選挙の結果、出てきた答えは“連立政府”です」と、ギュル前大統領は、長い友人である2人のリーダーに言ったということです。
ギュル前大統領とエルドアン大統領は公正発展党(AKP)をともに築いた間柄です。しかし、AKPは過半数を割り、トルコはいま、連立政府がつくられるのか、あるいは急遽、選挙が行われるのか、不確かな時期にあります。
ギュル前大統領は選挙直後、ダヴトオール首相に電話したと、12日、ポスタ紙が報じました。ポスタ紙によると、ギュル前大統領はエルドアン大統領とダヴトオール首相に同じメッセージを送ったということです。「AKPを含む連立政府をつくるべきでしょう。6月7日の総選挙の結果、出てきた答えは“連立政府”です」と、ギュル前大統領は、長い友人である2人のリーダーに言ったということです。
「ときどきダイアリー」ヘ