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PKKの攻撃を懸念して、東部で夜間外出禁止令

2015年08月16日 | 国内
8月17日 東部ムシュ県ヴァルト地区では、週末、PKKとの衝突で治安要員が死亡したため、夜間外出禁止令が出されました。ムシュ県のヴェダト・ビュユクエルソイ知事は8月16日午前8時半、安全保障のため、夜間外出禁止令を出したと、アナドルニュースが報じました。

 Hurriyet

ビュユクエルソイ知事は「PKK戦闘員はまだヴァルトにいる。作戦は続行中」と言いました。8月16日朝、PKKの戦闘員は工事現場を襲い、奪ったブルドーザーで橋を破壊しました。

東部カルス県では、8月16日、地元の憲兵隊とPKK戦闘員の衝突があり、兵士1人が死亡しました。憲兵隊特殊部隊がカルスのカーウズマン地区で作戦中、PKKと衝突が起こりました。憲兵ヌレッティン・オズテュルクさんが負傷し、病院に運ばれましたが死亡しました。3人のPKK戦闘員容疑者も死亡し、彼らの武器は押収されました。空からの護衛つきの捜索が始まっています。

東部でのPKKの攻撃で兵士3人、警官1人が死亡した翌日の出来事です。15日には、ビンギョル県カルルオワ地区の道路にPKKが仕掛けた爆弾が爆発したと軍が声明を出しています。「兵士3人が殉職、6人が負傷した」と軍は言っています。


カッパドキア最古の居留地アシュクル丘のコピーができる

 1万1000年昔のカッパドキア最古の居留地アシュクル丘の正確なコピーがつくられ、来訪者を古代世界へ誘います。中央アナトリア・アクサライ県ギュルアーチ地区のクズルカヤにあるこの丘の発掘は26年つづいています。

 Hurriyet

発掘隊長ミフリバン・オズバシャラン教授は、今年は7月から作業を始めました。「1万500年前、この近くに住んでいた人々がアシュクルに定住しはじめました。この辺は植物や果物の豊かな土地でした」と教授は言いました。「この丘はカッパドキアの最古の居住地です」

アシュクルの人々はメレンディス川の岸辺を永住の場所に選び、この地で1000年以上暮らしてきました。「アシュクルの人々は、どのように困難を乗り越え、どのように生きのびてきたか、彼らはどんな社会ルールをつくっていたか、どんな経済や技術を持っていたかについて、私たちは調査してきました」とオズバシャラン教授は言いました。

「集団がここに住みついた当初は、彼らは地下に埋まった、丸い建物に住んでいました。時を経て建物は地上に出て、四角くなり、日干しレンガの壁も造られました。アシュクル丘の建築物も時代とともに変化しました。

 Hurriyet
古代人の地下住居のコピーがつくられています。


この居住地では農業が行われました。集団を養えるだけの小規模な農業が、次第に成長してゆきました。発掘された大きな倉庫から農業の発展を知ることができます。彼らは家畜も飼いました。銅をつくる最古の技術が中央アナトリアのアシュクルにあったことも知ることができました。

博物館の頭蓋骨
オズバシャラン教授は、現在、アクサライの博物館に展示されている頭蓋骨にも触れました。「頭蓋骨の黒曜石でつくられた穴は、世界最古の脳の手術と考えられます。これは25歳くらいの女性の頭蓋骨で、手術後、彼女は10日くらい生きました」

 Hurriyet

発掘チームはアシュクル丘の入口に、古代のアシュクルを正確に再現させようとしています。「私たちの目標は、私たちの科学的疑問を解明することと、来訪者のための展示エリアをつくることです。発掘作業が行われない冬でも、アシュクルに来れば、私たちがここで発掘したものの正確なコピーを見られるようにします。

古代人の家に入り、彼らがなにを食べ、どのように火をおこし、壁を塗っていたかを見ることができます。ツーリストは1万1000年の昔に旅することができるでしょう」とオズバシャラン教授は言っています。


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警察がISILの自爆テロ用ベスト30点を押収した

2015年08月16日 | 国内
8月16日 治安当局はISILの戦闘員に対する手入れで、30点の自爆用ベストを押収したと、上級当局者がHurriyet 紙に語りました。いくつかのベストは使用準備ができていたそうです。

 Hurriyet


「技術的な詳細については話せないが、ベストに関連して何人かが逮捕された」と当局者は言いました。いくつかのベストは、自爆候補者に配布されていました。「ベストの中には特定の個人用されているものもありました。治安部隊が攻撃計画を見つけ、1年間で30点のベストを押収したことは、30件の自爆テロが阻止されたことになると、当局者は言いました。

7月20日、スルチュで起こった自爆テロで負傷した19歳のメルト・ジョメルトさんは、8月14日朝、傷のために亡くなり、攻撃による死者は33人になりました。彼らは北シリアの国境の町コバネを訪れ、子供たちにオモチャを配り、ISILの侵攻によって破壊された町の再建に助力する計画を立てていました。

トルコ当局者は、最近の作戦で2500人以上の人々が逮捕されたと言いました。政府はISILに対する作戦と言っていますが、逮捕者の大半はPKKのメンバーで、他はISILや非合法極左「革命人民の自由党ーフロント」のメンバーたちです。当局者は逮捕者の正確な数字は言いませんでしたが、ISILの容疑者の22%が告訴され、PKKは容疑者の16%が告訴されたそうです。

7月20日以来、テロリストの攻撃で、39人の治安要員が殺され、174人が負傷していると、当局者は言いました。40人の市民も殺され、200人の市民が負傷しています。


またも東南部でPKKのテロ。兵士3人死亡。

 ドーアンニュースによると、南東部ビンギョル県で、PKKによる道路爆弾攻撃で、兵士3人死亡、6人が負傷しました。

 Hurriyet
15日、ビンギョルの遠隔操作爆弾攻撃でなくなったヴェリ・アテシュ特務軍曹の
葬儀で、悲嘆にくれる家族たち


8月14日、ビンギョルの町カルルオワで、軍の装甲車が道路爆弾で爆破されました。旅行者のIDカードをチェックしているPKKメンバーと兵士たちの衝突が起こり、爆弾攻撃で兵士3人が死亡したと、アナドルニュースが報じました。死亡した兵士の1人は下士官、2人は特務軍曹。治安部隊が攻撃者逮捕のための作戦を始めました。


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