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ディディムの遺跡でアポロンの神殿の一部が発見された

2015年08月29日 | 文化
8月30日 西部アイドゥン県ディディム地区の「アポロンの神殿」の発掘作業で、神殿の一部と思われる巨大な建物の基礎が出土しました。

 Hurriyet

この遺跡の発掘作業はドイツのハレ・マルティン・ルッター大学、ドイツ考古学研究所、ミレット博物館が共同で行っています。発掘隊長のヘルガ・ブムケ教授は、アポロンの神殿は3つのエリアにひろがっていると言いました。「ひとつは学校の庭内の発掘エリアで、第2は、いまはモスクになっている教会のエリア、第3が神殿につづく現代の道路のエリアです」

ブムケ教授は、発掘隊はモスクの庭で作業していて、この巨大な建物を見つけたと言いました。「建物は幅2メートルあり、おそらくアポロンの神殿とつながっていたでしょう。非常に典型的な神殿のプランですから、これは神殿だったと言えます。実際、聖地に神殿がひとつだけということはありません。ギリシアの聖地でも、神殿は複数あります。私たちは碑文からも、それを知ることができます。これはおそらくアポロンの神殿の一部でしょう」

「私たちはいま、この神殿の発見で興奮しています。ディディムもこの発見で繁栄していくでしょう」とブムケ教授は言いました。


2人の英国人ジャーナリストが南東部で拘束された

8月28日、トルコ警察は、政府の信用状なしで、クルド人が支配的な南東部を取材していたVice News の2人の英国人ジャーナリストを拘束しました。

 Hurriyet

警察はディヤルバクル県バーラル地区で、ジェイク・ハンラハンさんとフィリップ・ペンドゥルバリさんを拘束しました。情報筋によると、2人はディヤルバクルで、トルコの治安部隊とクルド人戦闘員の衝突を撮影していたそうです。2人の英国人とトルコ人通訳は、非合法組織クルド労働者党(PKK)と緊密に接触していたということです。

「ディヤルバクルで2人の英国人が逮捕されたと聞きました。領事がトルコ当局と交渉中です」と英国大使館は Hurriyet 紙に言いました。トルコ政府とPKKとの2年半の休戦は、PKKに近い集団が2人のトルコ警官を射殺した7月、崩壊しました。トルコ政府は報復として、国内とイラクのPKKを空爆しました。

Vice News は国際的ニュース局で、世界のトピックスのドキュメンタリーを報道しています。


「外出禁止令下では、クルド人は自治を選ぶしかないだろう」デミルタシュ

人民民主党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ共同党首が、8月26日、訪問先のウィーンの集会で「国会議員が東南部に入ることも許されない雰囲気では、クルド人は自治を宣言するしかないだろう」と言いました。

 Hurriyet

デミルタシュ共同党首は、最近、HDPの議員数人が、南東部ハッカリ県のユクセコワ地区に入ることを県知事に止められたことに触れ、「議員たちは10時間くらい待っていますが、公正発展党(AKP)の知事は装甲車で入口をふさいでいます。わが党の議員はハッカリで90%近い票を得ていますが、知事は彼らを入れないと言っています。私は皆さんに訊きたい。クルド人は自治を宣言する以外に、なにができるでしょうか」と言いました。

11月1日の選挙について、デミルタシュ共同党首は、前回の選挙と同様、HDPは成功すると確信していると言いました。


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