12月2日 NATOは11月24日のロシア機撃墜事件に関して、トルコを支持すると誓いました。また、トルコのダウトオール首相は、この事件に対してロシアに謝罪しないと言いました。
Hurriyet
11月30日、ブリュッセルの会合で、NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は、NATOは国境の防衛という点で、トルコを支持すると、記者団の前で言いました。「トルコは自国とその領空を守る権利がある」一方、トルコのダウトオール首相は、「ロシアは謝罪を要求しているが、トルコはロシアに謝罪するつもりはない。これはわが国の国家的問題だ」と言いました。
「いかなる国も、わが国に謝罪を求めることはできない。わが国はわが国の義務を果たしているのだから」とダウトオール首相は言いました。「わが国の行動は防衛のための行動でした。われわれは国境を守る義務を果たしたのです」国境はシリアとトルコの国境だと、首相は強調しました。
「これは防衛のための行動です。領空侵犯がなかったら、このような危機にはならなかった」とダウトオール首相は言い、トルコには緊張を高める意図はなく、トルコの立場を明瞭にするために、事件についての情報をシェアしているとも言いました。
ストルテンベルグ事務総長は「いま重要なことは両国の関係を和らげることだ。ロシアとトルコが緊張を緩和するための話し合いをNATOはサポートする」と言っています。ダウトオール首相は「わが国は緊張を高める気はない」と、くり返し、「ロシア人はトルコ人に友好的であり、多くのロシア人にとって、アンタリヤ(トルコのビーチ・リゾート)は第2のわが家です」と付け加えました。
「いかなる国も、わが国に謝罪を求めることはできない。わが国はわが国の義務を果たしているのだから」とダウトオール首相は言いました。「わが国の行動は防衛のための行動でした。われわれは国境を守る義務を果たしたのです」国境はシリアとトルコの国境だと、首相は強調しました。
「これは防衛のための行動です。領空侵犯がなかったら、このような危機にはならなかった」とダウトオール首相は言い、トルコには緊張を高める意図はなく、トルコの立場を明瞭にするために、事件についての情報をシェアしているとも言いました。
ストルテンベルグ事務総長は「いま重要なことは両国の関係を和らげることだ。ロシアとトルコが緊張を緩和するための話し合いをNATOはサポートする」と言っています。ダウトオール首相は「わが国は緊張を高める気はない」と、くり返し、「ロシア人はトルコ人に友好的であり、多くのロシア人にとって、アンタリヤ(トルコのビーチ・リゾート)は第2のわが家です」と付け加えました。
沿岸警備隊がトルコ北西部海岸で1300人の移民を拘束
11月29日、チャナッカレ県の北西部海岸で、ギリシアのレスボス島に渡ろうとしていた移民1600人を拘束したと、沿岸警備隊が発表しました。
Hurriyet
沿岸警備隊は8か所で同時作戦を行い、シリア人、アフガン人、イラク人、イラン人ら1600人を拘束しました。作戦中、1人の身元不明の移民の遺体も回収されました。3人の“人間運び屋”が拘束され、銃1丁、ボート4隻、エンジン4個が押収されました。作戦は29日、250人の憲兵隊によって行われ、捉えられた1300人の移民は、チャナッカレ・アイワジュクの国外追放センターへ送られました。
国際移民機構によると、10月には、22万人以上が海路でギリシアに到着し、1か月で220人が海で死んでいます。今年初め、国際移民機構の記録では、これまで65万3075人がギリシアに到着し、512人がエーゲ海で死んでいます。トルコからヨーロッパへ海路で向かおうとして失敗し、救助された移民の数は、2015年、昨年に比して500%増えています。
国際移民機構によると、10月には、22万人以上が海路でギリシアに到着し、1か月で220人が海で死んでいます。今年初め、国際移民機構の記録では、これまで65万3075人がギリシアに到着し、512人がエーゲ海で死んでいます。トルコからヨーロッパへ海路で向かおうとして失敗し、救助された移民の数は、2015年、昨年に比して500%増えています。
オバマ大統領はトルコ支持を表明。ロシアとの緊張緩和をトルコに促す
アメリカのオバマ大統領は、トルコのエルドアン大統領に、ロシアとの緊張を緩和するよう促し、アメリカはNATO軍を支持すると強調しました。トルコがロシア機を撃墜して1週間後、オバマ大統領はパリの地球温暖化サミットでエルドアン大統領に会いました。
Hurriyet
2015年11月15日、アンタリヤのG20サミットの歓迎式で握手するエルドアン大統領〈左)とオバマ大統領
「アメリカは自国とその領空を守るトルコの権利を支持する・・・われわれはトルコとロシアが緊張を和らげるために協力できるかを討議し、この問題を解決するための外交上の道を見つけた」と、オバマ大統領は言いました。オバマ大統領は、イスラム国が両国にとって敵であることを強調しました。
10月1日、トルコのダウトオール首相は、戦闘機撃墜のような事件が今後,起らないように、ロシアにコミュニケーション・チャンネルを開くよう求めています。プーチン大統領は、この事件に関してトルコに制裁を科す命令にサインし、トルコはISからの石油の供給を守りたいので、ロシア機を撃墜したと言っています。
エルドアン大統領は、トルコがISから石油を買っているという主張は“名誉棄損”だと言いました。エルドアン大統領は12月1日、オバマとの会談後、トルコとロシアの緊張について、オバマ大統領と討論したと言いました。
10月1日、トルコのダウトオール首相は、戦闘機撃墜のような事件が今後,起らないように、ロシアにコミュニケーション・チャンネルを開くよう求めています。プーチン大統領は、この事件に関してトルコに制裁を科す命令にサインし、トルコはISからの石油の供給を守りたいので、ロシア機を撃墜したと言っています。
エルドアン大統領は、トルコがISから石油を買っているという主張は“名誉棄損”だと言いました。エルドアン大統領は12月1日、オバマとの会談後、トルコとロシアの緊張について、オバマ大統領と討論したと言いました。
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