トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコのアジズ・サンジャル氏がノーベル化学賞受賞

2015年12月13日 | 
12月13日 トルコの科学者アジズ・サンジャル氏が、ストックホルムで、2015年のノーベル化学賞を受賞しました。

 Hurriyet
2015年ノーベル化学賞受賞者アジズ・サンジャル教授は、12月10日、ストックホルムのコンサート・ホールでのノーベル賞授賞式で、スエーデンのカール・グスタフ王から賞を受けた。


同じ日、チュニジアの民主化組織「国民対話カルテット」がノーベル平和賞を授賞しました。アメリカ・ノースカロライナ大学で研究をつづけているサンジャル氏は、DNA修復の研究で、3人の科学者の1人として受賞しました。サンジャル氏はトマス・リンダール氏とポール・モドリッチ氏とともに、紫外線が破壊するDNAを修復する研究で受賞しました。この研究は癌の治療に、重要なステップとなりました。

中央がアジズ・サンジャル氏


「私はアメリカで、若い女性にとって、教育がいかに重要かを見てきた」とサンジャル氏は、授賞式の前日、ストックホルムで語り、女子教育の重要性に触れました。


シュレイマン壮麗王の埋葬地がハンガリーで発見された

1566年、シュレイマン壮麗王の内臓が埋葬されたと思われる霊廟とモスクが、南ハンガリーで発見されました。シュレイマン大帝がバルカン遠征中になくなった後、その内臓を埋めたと思われる場所にある建物を、トルコとハンガリーの共同チームが発掘しました。

 Hurriyet

シュレイマン大帝がなくなったとき、オスマン軍が包囲していたシゲトヴァルに近い場所に、“スルタンのものらしい建物”があると、研究者たちがブダペストの記者会見で発表しました。

現場で六角形の建物が発掘され、ここがスルタンの埋葬地であることが証明されたと、中東工科大学建築学科のトルコ人研究者アリ・ウザイ・ペケル氏は言っています。「モスクと霊廟は隣り合って立っています。発掘中、ミナレット(尖塔)が見つからなかったことが、建物が霊廟だったことの証拠です。この時点で、シュレイマンの霊廟をみつけたと言うことができます」

シュレイマン大帝はオスマン帝国で最も治世の長かったスルタンで、46年間の帝国の黄金時代の支配者でした。ヨーロッパ、中東、北アフリカを軍事的に征服しただけでなく、大きな法改正を行い、また芸術や技術の守護者でもありました。

シュレイマンの内臓はハンガリーに埋められ、遺体はイスタンブルに運ばれたと考えられています。遺体はイスタンブルの有名な名所でもあるシュレイマニエ・モスクに葬られています。ヤルチン・アクドアン副首相は、他のオスマン時代のモニュメント同様、ハンガリーの霊廟もオスマンの記念碑として重要なものだと言いました。「ハンガリーのシュレイマンの遺体埋葬地の捜索は、過去12年間つづけられてきました。政府はこのプロジェクトに、今後も支援をつづけます」


「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする