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トルコ全土でクリスマスが祝われた

2015年12月25日 | 文化
12月25日 24日、トルコ全土で聖夜が祝われ、世界中から訪れた、あらゆる宗教・文化の人々が集いました。イスタンブルでは、クリスマスのミサが、ファティフのフェネル・ギリシア正教総主教座の庭にある「聖ゲオルギオス教会」や、ベイオールの「パドヴァの聖アントニウス教会」で行われ、人々はキャンドルを灯し、祈りを捧げました。

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バルトロメオス総主教が主宰したフェネル・ギリシア正教会のミサは、午後9時、総主教座の庭で始まり、その後、教会内に場所を移し、聖歌は歴史的教会の外にまで響きました。聖アントニウス教会でも、イエス・キリストの誕生を記念して、例年通りミサが行われました。2時間半のミサに参列した人々は、キャンドルに灯をともし、祈り、聖歌とともに聖書の章句を読み、教会内や庭で記念写真を撮りました。

エーゲ海岸のイズミルでは、人々はセルチュク地区の「処女マリアの家」に集まってクリスマス・イヴを祝い、ミサに参列しました。僧が順番に参列者を抱擁し、祝福しました。

クリスマス・イヴはトルコ南東部でも祝われました。聖夜のミサは、世界最初のカトリック教会のひとつとして知られる、ハタイ県の聖ペテロ教会で行われました。正教信者もカトリック信者も、それぞれに世界平和を祈りました。

イスケンデルンの聖ニコラス正教会も、聖職者が子供たちにプレゼントを配ったりしましたが、正教会協会のジャン・テイムル会長は、「南東部の治安を考えて、イヴのミサは簡略にした」と言いました。

南東部メルシン県では、イタリア・カトリック教会でミサが行われ、参列者はイタリア語とトルコ語で聖書を読みました。“恵みの墓地”として知られる「メルシン墓地」では、ムスリムとクリスチャンが隣り合って埋葬されています。


日本トルコ合作映画「海難1890」トルコで封切り前のガラ開催

1890年、和歌山県串本沖で嵐にあって沈み、何百人もの死者を出したトルコの戦艦エルトゥールル号の事件。そのとき、地元の村人たちは、必死で遭難したトルコ人将兵の救助に当たりました。日本トルコ合作映画「海難1890」は、その事件に材を取った映画です。もうごらんになった方も多いでしょう。

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トルコでは25日封切りですが、それに先だって、24日、イスタンブルのゾルルPSMでガラが催され、アフメト・ダウトオール首相、マヒル・ウナル文化観光相、ヴァシプ・シャヒン・イスタンブル知事、カディル・トプバシュ・イスタンブル市長も出席しました。映画のトルコ題名は「Ertugrul 1890」です。


大統領がボスフォラス橋上で自殺志願者を救った

12月25日、エルドアン大統領がイスタンブルのボスフォラス橋上で、自殺しようとしていた男を思いとどまらせました。

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男がまさに自殺しようとしていたとき、偶然、エルドアン大統領を乗せた車が通りかかったのです。大統領のボディガードたちが、その男に近づき、大統領は車の窓越しに男と話しました。

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ドーアンニュースが撮影した映像では、大統領はしばらく男と話し、男は大統領の手にキスしました。

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自殺志願者はシイルトから来たそうで、家庭内に問題があったようです。エルドアン大統領はユスキュダルのモスクで金曜礼拝を終え、ベシクタシュのマベイン館に行く途中でした。


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