トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

「トルコは東地中海の既成事実を認めない」国防相

2019年08月12日 | 国内
8月12日 フルシ・アカル国防相と司令官らが、東地中海の掘削船「ヤウズ号」に伴走しているフリゲート艦の船上で、東地中海とエーゲ海でのトルコの活動について話し合いました。

 Hurriyet
フリゲート艦上で司令官らと話し合うアカル国防相(ブルーの半袖シャツ)


「われわれはわれわれ自身と、トルコ・キプロス共和国(TRNC)国民の権利を守ってきた。今後も守りつづける」とアカル国防相は言いました。「われわれはキプロスと東地中海とエーゲ海の既成事実に目をつむってはいない。われわれはいかなる方法をとっても、この問題に関して,われわれの権利に反する決定はさせない」と国防相はくり返しました。

アカル国防相はまた、ギリシャ・キプロス側が天然資源の探査と掘削活動を行なっている限り、いかなる動きも見逃さないと強調しました。

アカル国防相は、8月10日、ヤシャル・ギュレル参謀長と陸海空の司令官らとともに、TRNCに到着し、軍を視察し、トルコ・キプロス当局者と一連の会談を行ないました。トルコはギリシャ・キプロス政府の東地中海での一方的な掘削に、首尾一貫して異議を唱え、TRNCにもこの地域の資源に権利があると主張してきました。


「トルコはユーフラテスの東のテロリストを一掃する」トルコ外相

トルコは、シリアのアフリンやジャラブルスのように、ユーフラテスの東からテロリストYPG/PKKを、万難を排して一掃すると、8月11日、メヴリュト・チャウシュオール外相が言いました。

 Hurriyet

「トルコはアメリカに、マンビジでしたようなことはさせない」と、外相は、彼の故郷アンタリヤで、犠牲祭の挨拶中に言いました。「アメリカはわが国とともに認めたロードマップを実践していない」と彼は言い、さらに「アメリカと共同でも、アメリカ抜きでも、いずれにしろユーフラテスの東のテロリストを一掃する」と付言しました。

トルコは2016年以来の「ユーフラテスの盾作戦」と「オリーブの枝作戦」につづいて、北シリアのユーフラテスの東の対テロ作戦を約束しています。この2年間のトルコの作戦が、この地方をYPG/PKKやISILのテロリストから解放し、故郷を追われていた多くの市民が家に帰ってきました。

トルコとアメリカのマンビジ協定は、シリア・アレッポーの北部のマンビジを平穏にするために、テロリストYPG/PKKを徹底させることに焦点をあてたものでした。YPGはテロ・グループPKKのシリア支部です。PKKはトルコで30年余にわたって、多くの子供、女性、嬰児を含む4万人の人々を殺しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナイジェリアで誘拐されたトルコ船員らが帰国した

2019年08月12日 | 国際
8月11日 先月、ナイジェリア沖で人質にされた10人のトルコ人船員たちが、8月9日、釈放され、8月11日朝、無事トルコに帰国しました。

Hurriyet
 
船員の1人、ハカン・チャカルさんは、武装した海賊たちが船をハイジャックし、乗組員を森へ連れて行ったと言いました。「私たちは彼らの目的がわからなかった。彼らはなにも言いませんでした。私たちは最悪の状況で小屋に入れられていました」

チャカルさんは誘拐されてから、家族と故国のことばかり考えていたと言いました。「今日が私の2度目の誕生日です」と彼は大声で言いました。海賊と交渉するために船会社が送った弁護士セルチュク・エセニエルさんは、船員10人の健康状態は良好だと言いました。

7月中旬、トルコ人船員たちは、コートジボワール行きのトルコの船「パクソイ1号」に乗っていて、ナイジェリア沖合で誘拐されました。船は「カドゥオール海運」によって運営あれ、18人の船員が乗っていました。現地当局によると、海賊らはナイジェリアの不安定なデルタ地帯から来たと見られます。


イスラムの聖日「犠牲祭」が始まった

トルコ人を含む世界中のムスリムが、いま犠牲祭を祝っています。世界の何百万人のムスリムが、今週、サウジアラビアへ巡礼に出かけました。

 Hurriyet

羊や牛など、多くの動物が犠牲祭の行事として屠られ、その肉はイスラムの伝統に従って貧者に配られます。多くのトルコ人にとっては、犠牲祭は長い休暇でもあり、世界各地に住んでいる家族たちが再会する時でもあります。

多くのトルコ人は、犠牲祭の週末を含めて、8月11日から19日まで休暇をとると思われます。人々は8月9日から観光地に出かけたり、親戚を訪ねたりするため、主要な道路は長い渋滞が起こっています。混雑を緩和するために多くの警官が配備され、速度オーバーや無謀運転を取り締まっています。

警察の交通部隊もドローンを使って道路の状況をモニターしています。飛行機で移動する人も多く、道路だけでなく空港も混雑しています。

・・・今年は日本のお盆と犠牲祭が重なりましたね。日本のお盆もトルコ人の犠牲祭のように、旅行に出かけたり、親戚が集まったり、交通渋滞が起こったり、似ていますね。


   「ときどきいダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする