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10歳でなくなった少女の臓器が5人の命を救った

2019年08月21日 | 国内
8月22日 18日、バルケシル県で10歳の少女が流れ弾の犠牲になりましたが、彼女の両親は臓器の寄贈を決意し、少女の臓器は5人の命を救いました。

 Hurriyet
こんなかわいい女の子が! ご両親の心中は・・・


セリン・ジェベジちゃんは、悲しいことに、バルケシル・エルデク区の娯楽施設で、2人の男のケンカのあげくの流れ弾が頭に当たりました。「私たちは他の子供たちの希望になるために、私たちの天使の臓器を寄贈することにしました。私たちの子供はむなしくなくなりました。私たちはせめて他の子供たちが生きて欲しいのです」とセリンちゃんの両親は言いました。

セリンちゃんの心臓、肺、腎臓、肝臓、角膜は、家族の決断後、バンドゥルマ国立病院で外科的に摘出されました。彼女の臓器はイスタンブルとアンカラとブルサの5人の患者を生きのびさせるでしょう。

事件は8月12日に起こりました。エルデム・トゥランという男が娯楽施設の警備員エムラフ・サルトゥクさんと口論を始めました。トゥランは口論後、娯楽施設を出て行きましたが、その後、戻ってきて、ライフル銃でサルトゥクさんを撃ちました。

「私たちが娯楽施設で遊んでいるとき、銃を持った男が来て、警備員を撃ちました。警備員は建物の中に逃げ込み、男は警備員を追って発砲しました」とセリンちゃんの叔母チシェム・テクフィダンさんは言いました。5人が負傷し、その中の2人は重傷です。犯人は警察に捕まり、すぐに逮捕されました。

「ライフルの散弾が、10歳の姪の頭にあたって、姪はなくなりました。大勢がけがをして、たいへんな混乱になりました」と彼女は語りました。「娯楽施設のオーナーはなにもしてくれませんでしたが、通りがかりの人たちが怪我人を車に運んでくれました」

セリンちゃんは病院で6日間生きましたが、医療の力及ばず、なくなりました。彼女のほかにもう1人、46歳の男性がこの事件で亡くなっています。


「トルコはテロを黙認しない」ソイル内相

スレイマン・ソイル内相が、テロの存在が黙認されると期待している人は、大きな思い違いをしていると言いました。

 Hurriyet

東南部の県の3人の市長がテロを支援していると言われた件について、ソイル内相は「国家、法律、憲法が、トルコの都市の真ん中でテロを行なおうとする人々を黙認すると思ったら大まちがいだ」と語りました。「国家も、法も、民主主義も、しっかり機能している。合法的な手段を使って、テロと民主主義をリンクさせようとするのは無責任な行為だ」

「法律と民主主義の基本的な役割は、人々の清き一票をテロに利用することではない」とソイル内相は記者団に言いました。問題の市長たちは、トルコ政府がテロ・グループPKKとつながっているとして告発している野党・人民民主党(HDP)の党員です。

8月19日、内務省は、ディヤルバクルのアドナン・セルチュク・ムズラクル市長、マルディンのアフメト・テュルク市長、ヴァンのベディア・オズギョクチェ・エルタン市長を停職にしました。市長たちはすでに、テロ組織またはテロ集団のメンバーの宣伝をしたとして告発されていると、内務省は言っています。

内務省によると、PKKは、彼らが意のままにできる候補を立てるために大変な努力をしたそうです。この市長たちは、それぞれの市を、トルコ政府と分離した行政組織に変えようとしていたと、内務省は言っています。


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