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アタテュルクを記念して、人々は霊廟とドルマバフチェ宮殿に

2021年11月10日 | 国内
11月11日 トルコは11月10日、独立戦争のリーダーであり、近代トルコの創設者であるムスタファ・ケマル・アタテュルクの没後83周年を記念しました。国民はアンカラにある彼の霊廟アヌトゥカビルと、イスタンブルのドルマバフチェ宮殿に集まりました。アタテュルクは1938年、ドルマバフチェ宮殿で没しました。

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アタテュルクの記念日に、アンカラのアタテュルクの霊廟アルトゥカビルに集まった人々


トルコでは例年通り、アタテュルクが57歳で亡くなった午前9時5分を記念して、サイレンが鳴り響き、日常生活はストップし、全国ですべての人々が2分間の黙祷を捧げました。

全国で厳粛な式典が催され、記念碑に花輪が捧げられ、偉大な指導者が偲ばれました。午前9時5分、イスタンブルの3つの橋の上でも、すべての車が止まり、ドライバーは黙祷のために車を降りて、指導者への敬意を表明しました。

アンカラのアタテュルクの霊廟とイスタンブルのドルマバフチェ宮殿では、哀悼する人々の長い列が指導者への敬意を示しました。

「彼の魂に祝福あれ。彼が築いたこの共和国を守ることが、いま、私たちの務めです」と、アヌトゥカビルに参拝に来た1人、クドレト・ユルマズさんはアナドル通信に語りました。

11月10日は朝から、全国81県で、多くの人々が、ある者はアタテュルクの写真をプリントしたTシャツを着て、国旗を振り、偉大な指導者を記念しました。

トルコ市民の中には、記念日に、ギリシアのテサロニキに残る、1881年にアタテュルクが生まれた家を訪ねる人もいます。「アタテュルクを記念するために、彼の記念日に、イスタンブルから来ました」と、1人の若いトルコ女性は言いました。連れの女性も「彼をとても愛しています」と言いました。


「隔離条件は厳守されなければならない」保健相

政府はソシアルディスタンスの実行やワクチン接種キャンペーンで、パンデミックの拡大と戦っているのだから、人々は隔離条件を厳しく守らなければならないと、ファフレッティン・コジャ保健相がふたたび国民に呼びかけました。

 Hurriyet

「テストで陽性だった人は、コロナの拡大を阻止するために、文句を言わずに、隔離条件を厳しく守らなければなりません」とコジャ保健相はツイッターで言いました。

保健相はトルコのワクチン接種運動の最近の状況について語り、政府は市民にワクチン接種を義務化してはいないが、状況は「ワクチンはもう義務と考えるべきである」ことを示していると言いました。

「皆さんは公的利益を考えるべきです。ワクチン接種は責任感の問題です」と保健相は言い、パンデミックの中で必要なのは責任感だと語りました。

トルコのコロナウイルスとの戦いは夏場は勢いがありました。トルコのワクチン接種計画は15歳以上のすべての人々が対象になりました。しかし、いまだにワクチン接種への躊躇が、接種による集団免疫の達成を妨げています。

接種率はほとんどの県で75%以上になりましたが、南東部のシャンルウルファ県だけが、行政の呼びかけにもかかわらず、接種率が54%と低く、ワクチン・マップの赤に分類されています。


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