トルコのトピックス

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パンデミック中でも、トルコの茶の消費量は記録を破った

2021年11月30日 | 国内
12月2日 国際茶葉委員会の報告によると、パンデミック中にもかかわらず、トルコの茶の消費量は記録を破り、茶の1人の年間消費量は、3.5キロから4キロに増えました。

 Hurriyet

ロックダウンや夜間外出禁止令のために、カフェやティーハウスの消費量は減りましたが、パンデミックは茶の消費は止めませんでした。昨年トルコで生産された精茶は約27万5000トンでしたが、そのすべてが消費されたと、報告は言っています。

「お茶を飲むことに関しては、わが国は世界のトップです」と、トルコの茶の中心地リゼ県の商品取引所の会頭メフメト・エルドアンさんは、11月29日、デミルオレン・ニュースに語りました。「トルコ人は1日3~5杯はお茶を飲んでいますね」

公式データによると、トルコ人は1年に1300杯のお茶を飲んでいるそうです。茶の生産と消費はパンデミックに負けなかったと、エルドアンさんは誇らしげに言いました。「コロナでも、人々は家でお茶を飲みつづけているんですね」

リゼが「トルコの茶の都」と呼ばれるようになったのは、トルコ共和国が創立された1年後の1924年からです。

オスマン・スルタン・アブデュルハミド2世は大の茶好きだったので、1878年、日本から茶の種を取り寄せ、北西部ブルサ県で栽培しました。しかし、その後、茶の栽培には黒海地方が最適だとわかり、1918年には最初の茶の種が、今日のジョージアのバトゥーミにまかれました。

トルコ共和国設立後、バトゥーミからもたらされた種がリゼにまかれました。結果は精巧で、1947年、リゼにトルコ最初の茶の精製工場ができました。

トルコはまた、茶の輸出国でもあります。パンデミック前の2019年1月~8月、トルコの茶の輸出額は570万ドル以上でした。最大の輸入国はドイツで、次が北キプロスです。


イスタンブルはこの10か月で700万のツーリストを迎えた

今年の1月~10月、約700万人のツーリストがイスタンブルを訪れました。10月、イスタンブルを訪れたツーリストは昨年の116%まで増加しました。

 Hurriyet

10月にイスタンブルを訪れた外国人ツーリストは115万人。10月はツーリストが最も多く訪れた月になりました。イスタンブル文化観光局によると、10月、10万人以上のイラン人がイスタンブルでワクチン接種を受けました。

イラン人は全外国人ツーリストの8.9%を占め、次がロシア人で、10万1000人、ドイツ人の9万8000人です。10月にイスタンブルを訪れたフランス人は約5万人、イギリス人4万6000人、アメリカ人は3万4000人でした。

アラブ諸国からのツーリストは、10月には23万8942人、年間ベースで134%まで増えました。イラク人も3万7000人が訪れました。

1月2月のツーリスト数は、昨年同期の64~67%に減少していましたが、その後、イスタンブルを訪れるツーリストが増え、6月7月には100万人以上の外国人ツーリストがイスタンブルを訪れました。


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トルコのユダヤ人たちが祝日ハヌカを祝った

2021年11月30日 | 国内
12月1日 トルコに住むユダヤ人たちが、11月28日、全国のシナゴーグで、「光の祭り」とも呼ばれる祝日「ハヌカ」を祝いました。

 Hurriyet

「ハヌカが私たちの魂に火を灯し、人々の間に愛と尊敬と兄弟愛の心を呼び起こすことを願います」と、トルコのユダヤ人のチーフ・ラビ、ウサク・ハレヴァ師は語りました。

北西部チャナッカレ県のゲリボル地区では、ユダヤ人たちは20年ぶりに、シナゴーグでキャンドルに火を灯し、ハヌカを祝いました。チャナッカレのユダヤ人社会のリーダー、サミ・クムルさんは、NGOの代表であり、政治的団体の長でもあります。

「去年は20~25のシナゴーグでハヌカのキャンドルが灯されましたが、今年は40以上のシナゴーグで灯火されるでしょう。私たちはゲリボルのシナゴーグでも灯火して欲しかったのです」とクムルさんは、儀式の前のスピーチで言いました。

「奉納する」というヘブライ語ハヌカは、8日間つづくユダヤの祝日で、古代イスラエル人がギリシア人との戦いに勝利したことを祝う祭です。勝利したイスラエル人はBC165年、エルサレムの神殿を奪還し、九枝の燭台を取り戻しました。ハヌカの祭りでは、これを記念して、祭りの前夜から九枝の燭台に、毎夜1本ずつキャンドルを加えます。


新たなウイルスの出現で、専門家たちが警戒を勧告

コロナのリスクの高まる冬に向かって、トルコの 医療専門家たちは人々に、注意を怠らず、新しいコロナ、オミクロン株への脅威に対して警戒をつづけるよう勧告しています。

 Hurriyet

「ワクチン接種をしている人は、オミクロンと接触しても、重症化することはないと、まず最初に言っておきます。しかし、トルコのワクチン接種率は、まだ望ましいレベルに達していません。私たちはまだ、人々にワクチン接種の重要性を説得している状態です」と、メリフ・ウス教授は言いました。

いま、人口の80%が接種するまで接種運動が盛り上がれば、少なくとも2か月で目標を達成できると、教授は言いました。「まもなく冬です。私たちはもう1度、マスクの着用とソシアルディスタンスを推進する必要があります」

ウス教授は、接種を受けていない人は、オフィスに行ったり、レストランで食事することを不許可とするような、ある種の規制を提案しています。「ワクチン接種をしていない人は、ショッピングセンターへ行くべきではない。こうした対策をとれば、ウイルスの感染拡大は50%まで減少できます」

現在までに、5000万人以上の人々、すなわち18歳以上の人口の81%が、2度のワクチン接種をすませています。また、5600万人が少なくとも1回の接種を受け、1200万人が3度目の接種を受けています。

ムスタファ・ネジミ・イルハン教授は、ワクチンは新しい変種にも強力な武器であり、基本的な対ウイルス対策だと言っています。「コロナ感染者の大半は、明らかにウイルス接種を受けていませんでいた。ウイルスの拡大のしかたは変わっていないのですから、拡大を阻止するためには同じルールを適用すべきです。マスクとソシアルディスタンスと消毒です」


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暴風が人命を奪い、ボスフォラスを閉鎖させた

2021年11月30日 | 国内
11月30日 29日、激しい嵐がトルコの数県、とくにエーゲ地方とマルマラ地方を襲い、イスタンブルでは少なくとも4人が死亡、北部ゾングルダク地方では1人が死亡し、日常生活と海上交通が乱れました。

 Hurriyet

時速130キロの突風が吹いたイスタンブルでは、外国籍者を含む4人が死亡、19人が負傷したと、知事室が発表しました。

市内チャタルジャ地区では、突風が時計塔を倒し、イスタンブル空港とサビナ・ギョクチェン空港では、着陸できない飛行機も出ました。ペンディク地区では漁船が沈み、ボスフォラス海峡も悪天候のため、船舶の交通が止められました。

黒海岸のゾングルダク県では、壁が崩壊し、建設作業員1人が死亡しました。エーゲ海岸のイズミル県カルシュカヤ地区では、時速110キロの強風で大波が起こり、海岸沿いの道路と市電の線路を沈め、フェリーも欠航を余儀なくされました。

Hurriyet

強風はその他の県も 襲い、木々を倒し、建物の屋根を吹き飛ばし、物質的ダメージを与えました。バルケシル県アイワルク地区では、4隻の漁船が転覆し、北西部テキルダー県では、高さ4メートルの波が海岸に打ち寄せました。

西部チャナッカレ県でも、嵐のため、フェリーは欠航になりました。気象庁は52県に、悪天候に対する警報を発しました。


ディヤルバクルの歴史的洞窟を観光ポイントに

トルコ南東部ディヤルバクル県リジェの歴史的な「ビルクレイン洞窟」が、観光スポットとして注目されています。

 Hurriyet

地元行政も、8000年の歴史を持つ洞窟に、人々の注目を集めるための具体策に着手しはじめました。ディヤルバクル県のミュニル・カラオール知事は地元職員と洞窟を訪れ、この洞窟は考古学的遺跡であり、世界的に重要な存在だと宣言しました。

洞窟内には鍾乳石と石筍のほか、アッシリア人が残した楔(くさび)型文字も見られます。登山が好きな人にも、洞窟探検に興味がある人にも、洞窟は魅力的でしょう。

「サルマナサルⅢ世はこの地に来て、自身の領地であることを示すために、洞窟に刻印を押しています」と知事は言い、この地の歴史的重要性を力説しました。知事はまた、テロリストや不法発掘者に洞窟を荒らされないよう、皆で力を合わせて洞窟を守ろうと言っています。


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