欧亜大陸を結ぶチャナッカレ橋の最後の床板が設置された

１１月１４日　「１９１５チャナッカレ橋」はヨーロッパ、アジア、アフリカを社会的に結び、貿易や観光分野にも貢献するだろうと、１１月１３日、エルドアン大統領が言いました。

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１３日に行われた「最後の床板設置式」で、大統領は橋の最後の床板を設置しました。「１９１５チャナッカレ橋は、そのデザイン、工学、構成、技術から見ても、きわめて重要な作品だ」と、エルドアン大統領は言いました。

いまやわが国のシンボルのひとつになったこの橋は、６７０人の技師、５０００人の労働者、７４０台の建設車両、１０６人の下請け業者の大チームによって建設されたと、大統領は語りました。「世界史上でもきわめて深刻な危機の中で、このような巨大な橋を建設したことは実にすばらしいことだ」

橋の建築は色彩や形もユニークで、ダータネルズ海峡の両岸に立つタワーは、３００メートルのパリのエッフェル塔より高くなります。海峡は南のエーゲ海、北のマルマラ海の間に位置します。

歴史的な第１次世界大戦のガリポリの戦いを讃えて砲弾をかたどった尖塔は、高さ３１８メートル、２０２３メートルのミッドスパンは、トルコ共和国設立１００周年を象徴しています。

タワーはトルコ国旗への敬意をこめて、赤と白で彩られ、橋ぜんたいの長さは４６０８メートルになります。２０２２年３月１８日に予定されているオープニングとともに工事が終了すれば、この橋は世界で最も重要な交差道路のひとつになるでしょう。

２０１７年３月１８日に、エルドアン大統領も出席した起工式以来、建設工事はつづいてきました。

「干ばつが頻発し、食料の安全保障が危機に」製粉業者協会長

地球温暖化と、１０年ごとに起こっていた干ばつが５年ごとに起こるようになって、世界の食料の安全保障に脅威が迫っていると、１１月１２日、「製粉業者国際協会ユーラシア」のエレン・ギュンハン・ウルソイ会長が警告しました。

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地球の気温が１度上がるごとに、小麦は６％、米は３．２％、コーンは７．４％産出量が減少すると、ウルソイ会長が、地中海岸のアンタリヤで行われた「トルコ穀物会議」で言いました。「２０５０年までに気温は２度上がり、８４００万余の人々が 飢えの危険にさらされます」と彼は言いました。

トルコの小麦生産地域は、２００１年には９４０万ヘクタールありましたが、昨年は７００万ヘクタールになったと、彼は語りました。「同じ状況が来年も続くでしょう。政府は穀物部門を支援するために、ストックを増やす対策を取っています」

「国連食糧・農業機構」の穀物指数は、結果として、８年高騰していると、彼は言いました。

　トルコの穀物部門は成長している
ベキル・パクデミル農林相は、トルコの穀物部門は研究の進歩と政府の主導のおかげで、生産量がふえていると言いました。「この１０年でわが国の小麦生産は４０％アップしました。昨年、コーンの生産は６５０万トン、米の生産は１００万トンでした。これはトルコでは記録的なレベルです」

ウルソイ会長によると、小麦粉とパスタはトルコの穀物部門の２つの「輸出チャンピオン」です。小麦粉はこの７年間、穀物部門の輸出品のトップであり、トルコは次第にイタリアに次ぐ、最大のパスタ輸出国になってきたと、彼は言いました。

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