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大統領最高顧問がユネスコのトルコ代表に指名された

2021年11月20日 | 
11月22日 トルコ大統領府最高顧問のギュルヌル・アイベトさんが、ユネスコの常任トルコ代表に指名されました。この決定は11月20日の官報に掲載されました。

Hurriyet

2016年から大統領の最高顧問を務めてきたアイベトさんは、ロンドンのロイヤル・ホロウエイ大学で学士号を、サウザンプトン大学で修士号を、ロンドン大学のキングス・カレッジで2度目の修士号を、ノッティンガム大学で国際関係学でPhDを取得しました。

アイベトさんはイギリスのケント大学で、2001年から2013年、国際関係学と政治科学学部で講師として働き、またノッティンガム大学とトルコのビルケント大学でも教鞭をとりました。

2013年、アイベトさんはイギリスからトルコに帰り、イスタンブル・オズイエーイン大学に国際関係学部を設立しました。彼女の専門分野は、国際安全保障、NATOとEUの環大西洋地域関係、戦後の状況と安全保障状況です。

彼女はまた、NATO,外務省、イギリス学士院、トルコ科学技術調査評議会のための多くの研究プロジェクトを手がけ、2018年から2019年は「世界経済フォーラム(WEF)欧州地域未来評議会」のメンバーも務めました。

2014年から2016年は、バフチェシェヒル大学の政治科学部部長を務めた後、2017年から2018年は、ユルドゥス工科大学国際関係学部のメンバーでもありました。

ヒッタイトの王子の印章がハタイの塚で見つかった

南部ハタイ県レイハンル地区のアッチャナ塚で行われている発掘で、3250年昔の印章と3400年昔の銘板が出土しました。これら出土品はヒッタイトの王子の所有物だそうです。

 Hurriyet

この地域の発掘は、ハタイ・ムスタファ・ケマル大学考古学部原始時代・近東考古学部長のムラト・アカル准教授の主導で行われてきました。この地域の発掘は「トルコ歴史協会」の支援で、6か月間行われていると、アカル准教授はアナドル通信に語りました。

発掘隊は今年、銘板と円筒印章と印鑑を発見するという重要な成果を上げたと、アカル准教授は言い、この発見には、胸を躍らせたと述懐しました。

「銘板にはアッカド語の楔楔(くさび)型文字が記されていました。これは3400年昔の銘板です。未知のヒッタイトの王子の印鑑も見つかりました。銘板と円筒印章から、私たちは、この地域がミタンニ帝国の支配下にあった時代の統治とその実態について知ることができます」と彼は付言しました。

「印鑑の発見は、この地域がヒッタイトの支配下に入った後に、なにが起こったかを知り、統治と政治の力関係を推測するための、今年の最も重要な成果になりました」

・・・「アッカド語」はアッシリアとバビロニアの頭部のセム語。「ミタンニ帝国」はBC16~13にメソポタミア北西部に栄えた王国。


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コロナ規制緩和後、イスタンブルの大気汚染が進んだ

2021年11月20日 | 国内
11月21日 ステイホームや車の使用制限など、多くのコロナ対策が緩和された今年、イスタンブルの空気はまた汚染されてきました。

 Hurriyet

イスタンブルの気象品質監視所のデータによると、1600万人が暮らすイスタンブルでは、今年の1月1日から11月12日の間、大気中の二酸化窒素のレベルが、昨年同期に比して5%増加したそうです。

アクサライの監視所では、二酸化窒素率84.4%という最高レベルを記録しました。次がチャトラドゥカプの64.4%、ウムラニエの54.4%。黒海岸のシレ地区は、二酸化窒素レベルはわずか5.6%、最もクリーンな大気の地区です。

イスタンブルに12ある 気象品質監視所は、今年の1月から11月の間、大気汚染は1年前に比して進んでいると報告しています。

昨年、政府はコロナウイルスの拡大を抑制するために、週日の夜間外出禁止令や、週末のロックダウン、旅行の制限など、全国に非常に厳しい規制を科しました。何百万の住民たちは、これら規制のため家にこもり、そのため、主要な大気汚染源である車の数が道路上からぐんと減りました。

米土の大統領補佐官が両国の結束と地域問題など討議

トルコのイブラヒム・カルム大統領報道官とアメリカのジェイク・サリヴァン国家安全保障問題担当大統領補佐官が、11月19日、両国関係と地域問題について、電話で意見を交換しました。

 Hurriyet

2人は政治的・経済的関係、防衛上の協力と、世界的・地域的問題について話し合ったと、トルコ大統領府が声明で言いました。

2人はまた、アフガニスタンの人道的・政治的状況、シリアの領土問題、テロリストの一掃、リビヤの政治的状況と近づく選挙、ナゴルノ・カラバフ問題、ウクライナ国境の状況、ポーランド=ベラルーシ国境の移民危機、東地中海の状況の進展などを話し合いました。

ローマのG20サミットで行われたエルドアン大統領とバイデン大統領の会談で合意された共同の戦略的メカニズムの詳細も話し合われました。

アメリカのエミリー・ホーン国家安全保障会議報道官は、カルム報道官とサリヴァン補佐官は、10月31日のバイデン大統領とエルドアン大統領の会談後の、米土の契約の次の段階について話し合ったと言いました。「2人はウクライナ、アフガニスタン、シリア、南コーカサスの状況と、東地中海の安定維持の重要性など、一連の地域問題について意見を交換しました」


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