12月20日 トルコの対テロ部隊は、イスタンブルのアタテュルク空港で、何十通ものパスポートを持った容疑者2人を拘束しました。パスポートは1通を除いて、すべてEU加盟国発行のものだったと、トルコ当局者は言いました。
Hurriyet
バフル・O.とアフマド・A.(58)は、12月17日、イスラム国(ISIL)関係者を見張っていた「イスタンブル警察対テロ部」に拘束されました。2人の容疑者は、ベルギーに住むトルコ市民とシリア市民で、それぞれ、ヨーロッパの都市からイスタンブルに到着して捕まりました。
トルコ人容疑者は、過去にクルド労働者党(PKK)関連で犯罪歴がありました。容疑者たちがPKKかISILに関係があるかどうかは、まだ調査中でわからないと、当局者は、12月18日、Hurriyet 紙に語りました。
「多数のパスポートと、それらが本物であることは、2人の容疑者が世界的規模の組織に属して行動していたことを示しています」と当局者は言いました。治安部隊は148通のパスポートのほか、フランスで発行された運転免許証も押収したそうです。
パスポートの発行国のうちわけは、イギリス7通、ドイツ4通、アイルランドとデンマーク各3通、リトアニア、オーストリア、ベルギー、ポーランド、イタリア、オランダ各2通、ポルトガル、ルーマニア、スペイン、ルクセンベルグ、ロシア各1通。パスポートは小さなピザ用オブンに隠されていたそうです。
トルコ人容疑者は、過去にクルド労働者党(PKK)関連で犯罪歴がありました。容疑者たちがPKKかISILに関係があるかどうかは、まだ調査中でわからないと、当局者は、12月18日、Hurriyet 紙に語りました。
「多数のパスポートと、それらが本物であることは、2人の容疑者が世界的規模の組織に属して行動していたことを示しています」と当局者は言いました。治安部隊は148通のパスポートのほか、フランスで発行された運転免許証も押収したそうです。
パスポートの発行国のうちわけは、イギリス7通、ドイツ4通、アイルランドとデンマーク各3通、リトアニア、オーストリア、ベルギー、ポーランド、イタリア、オランダ各2通、ポルトガル、ルーマニア、スペイン、ルクセンベルグ、ロシア各1通。パスポートは小さなピザ用オブンに隠されていたそうです。
ロシアの制裁で、地方行政が野菜や果物を買い取り、市民に無料配布
ロシアがトルコに対する輸入制裁を発表したため、南部オスマニエ県カディルリ区では、ロシアへ輸出されるはずの野菜やフルーツ20トンを区が買い取り、無料で市民に配りました。区長は地元民を元気づけるためと言っています。
Hurriyet
ロシアのドミトリー・メドヴェジェフ首相は、12月1日、トルコによるロシア機撃墜事件に関して、トルコに制裁を課す政府命令に調印しました。オスマニエのカディルリ区では、ロシアに売れなくなった35000リラ分の野菜とフルーツ20トンを生産者から買い取り、無料で市民に配布しました。
ロシア政府の公式ウエブサイトに、2016年1月1日から、トルコから輸入しない農産物のリストを載せました。リストには、トマト、タマネギ、ブドウ、リンゴのような青果から、チキン製品まで含まれています。ロシアがトルコから大量に輸入しているレモンとナッツは含まれていません。
カディルリ区のオメル・タルハン区長によると、「区は“地元商品週間”に、地元の産物を買って大衆を元気づけ、農業者を支援したい」ということです。「地元商品週間の一環として、区は新鮮な野菜と果物を配布しました。30人のチームが7か所で、区が3万5000リラで買った、いろいろな農産物を配りました」
トルコでは、地元商品の消費を推進するために、毎年、“地元商品週間”を行うのが、1920年代からの習慣になっています。
ロシア政府の公式ウエブサイトに、2016年1月1日から、トルコから輸入しない農産物のリストを載せました。リストには、トマト、タマネギ、ブドウ、リンゴのような青果から、チキン製品まで含まれています。ロシアがトルコから大量に輸入しているレモンとナッツは含まれていません。
カディルリ区のオメル・タルハン区長によると、「区は“地元商品週間”に、地元の産物を買って大衆を元気づけ、農業者を支援したい」ということです。「地元商品週間の一環として、区は新鮮な野菜と果物を配布しました。30人のチームが7か所で、区が3万5000リラで買った、いろいろな農産物を配りました」
トルコでは、地元商品の消費を推進するために、毎年、“地元商品週間”を行うのが、1920年代からの習慣になっています。
中東工科大学でヒッタイト学のワークショップ
中東工科大学(METU)アルムニ協会50周年紀念の一環として、「ヒッタイト語100周年のヒッタイト学」と題したワークショップが、12月20日、同大学のヴィシュネリク・キャンパスで開催されます。
Hurriyet
ワークショップでは、ヒッタイト語と考古学の新しい学術的研究の発表が行われます。ワークショップ終了後には、その内容をまとめたテキストが同大学から出版されるでしょう。発表されるテーマは「キュルテペ古文書と書字板」「トルコにおける古代科学の諸問題に関する考察」「トルコと世界におけるヒッタイト学」「ヒッタイト考古学の最近の発展:オヴァオレン発掘」などです。
チェコのヒッタイト学者で言語学者ベドジフ・フロズニーが1915年に、ヒッタイト語は印欧語であると宣言したことから、2015年は「ヒッタイト語100周年」と言われています。
チェコのヒッタイト学者で言語学者ベドジフ・フロズニーが1915年に、ヒッタイト語は印欧語であると宣言したことから、2015年は「ヒッタイト語100周年」と言われています。
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