三日月見れたし。

なんだかんだ言いつつも、

幸せな毎日なのかもしれない。

かも、じゃなくて

幸せな毎日だ。

暗闇の向こうに。

オーブとオーラの違いがよくわからないけど、

美しいんだから

名前はどうでもいいか。

今日の仕事帰り、見上げた空に 静かに浮いていた

三日月。

細い細い、頼りなげな三日月。

夜になり、その三日月を探しに外に出たけど、見つけられなかった。

いつもの樹に挨拶し

一枚。

おお！

美しいね。



鮮やかな緑色だね。

夜の空は見た目にはただの暗闇だけど

実は

実は

違うんですよー。
暗闇の向こうに、ちゃんと色があるんです。

ありふれた日常のなかに

大好きな友が住む

北海道で、震度７の地震が起きた

あの日から

あっという間に時間が流れた。

「、、今日の、ありふれた暮らしが

明日はどうなるか

本当にわからない。

それを、あの地震の日から

実感している.

ありふれた毎日に感謝して生きなくて

はね」

そう言った。

十分なほど幸せなはずなのに

もっともっと

もっともっとと

ほんのわずかの

「まだ手にしていないもの」

を求め

人はどこまでいっても

満足することなく

不満を口にする。

、、

ありふれた日常のなかに

十分な、

いや

十二分なほどの幸せをすでに手にしている。

それを知るのは

その幸せが

不意に消えたとき、、。

昨日の夜は

そんなことをずっと考えていた。