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Y田大家に注意される🙀。 Y田下宿から始まった4

2020-05-02 22:34:54 | Y田下宿から始まった😼
大学に入学して3ヶ月も経つと、友達も増えて、その友達から「今日うちに来ない?」と誘われる機会が増えてきた。来ない?と言うことは、だいたい、泊まってかない?という意味で、講義や実習、その後のクラブが終わると一旦下宿に帰り宿泊のための荷物?を揃え、嬉々として友の住むアパートへ出発だ。このパターンだと下宿で晩御飯は食べられない。幸いにしてY田下宿は、もともと入居者が女性だけなので大家さんは食事は少なめに作っていたらしい。なので、わたしが食べなくても特に余ったりはしなかったようだ。これは、Y田1に住む人が教えてくれた。しかし、今考えると親にはすまなかったなあと思う。だって、下宿代は食費込みなのに、そこで食べずに友達んちで近くの弁当屋さんから買ってきた弁当を食べたり、外食していたんだもの、、(_ _;)。下宿って向き不向きの人がいますわな。私のような人間は、思い切り不向きでした。そういえば、クラブにも入り、そちらの関係でも出かける機会が増えました。飲み会です、つまりは。先輩たちはこれでもかってくらいガンガン飲んでましたが、わしらは、コカ・コーラやキリンレモンばっかし飲んでて、それでも飲んだみたいな気分で酔った気になるから、不思議なもんです。クラブは、信じられないくらい地味なクラブ→公害について調べるクラブでした。なぜ、数あるクラブのうち、よりによってこのような真面目で地味なクラブを選んだのか、今となってはよ全くの謎です。真面目なクラブなので先輩部員たちも、みな真面目でした。残念ながら私らの学年を境に、その真面目さが崩れてしまったようです(_ _;)。例の、親友ウキヨちゃんも同じクラブに入っていたのですが、時々二人して「何かさあ、真面目すぎてわしらには合わねえな」などと話したもんです。水質汚濁とかについて真剣に取り組んでたもんなあ、、🚰
ある日、珍しく実習もクラブもない日があり、
真っ昼間にY田下宿に帰ったことがあった。昼間は予備校生も、隣の部屋の、同じ大学のきれいなお姉さんもいないため、いるとすりゃY田大家くらいなのだが、そのY田大家も、買い出しにでも行ったのか、不在のようだった。←なぜ、不在とわかるのか。Y田大家は、車は運転しなかったので、もっぱらチャリを使用していたため、チャリがない=不在の目安、というわけだ。
で、静かなY田2に入り、ガチャガチャと部屋の鍵を開けていたその時、背後から「〇原さん!(私の名字)」といきなり声をかけられたから、たまげたのなんのって、、🙀
左隣の予備校生マジマさん(仮名)であった。「ど、どうしましたか、マジマさん!今日は学校はなかったのですか?!」するとマシマさん、ニコニコしながら「今日は何となくダルくて行きませんでした 。」と言う。真面目そうなマジマさんでもそんな時もあるのか。、、。「そーすかー。たまには息抜きも必要ですもんね。」
「はい、ずっと寝てました。そりゃそうと、○原さん、なかなか下宿に帰ってきませんが、どこ行ってるんですか?」
「あ、友達んとこ。」「へえ、そうなんですか。大学に入るとそんなに友達が、沢山できるのですか。うらやましいです。私も友達欲しいです」「いや、私もそんなにたくさんはいないけど、、」などと他愛のない話をしていると、今度は下からY田大家の叫び声がした。どうやら買い出しから帰ってきたらしい。「○原さーん!○原さん!今日はいるんですかー?!💢。」やや荒目の口調。「へい、おりますぜ〜」てな感じで緩やかな口調で2階から返事をすると、マジマさんが「Y田大家が、○原さん、なかなか下宿で晩御飯を食べませんねえって言ってましたよ」と教えてくれた。
ヤバい、、注意される、、。ドキドキしながら下に降りていくとY田大家が、本当に腕組みをして立っていた。仁王立ち、という言葉があるが、その時の彼女は、まさに、そう!!「○原さん、珍しいですね、今日はいるんですね。大家として責任あるので、言わせてもらいますが、あまり不規則なようだと親御さんに連絡しますよ(`Д´)」ゲッ、、。何だ何だ、いきなり説教か!変な時間に帰ってくるんじゃなかった。しかし、ここは一応、神妙な顔をして反省しているふりをせねばならぬ、、😔。「すみません、、」素直に一言。「いえね、わたしゃいいんですよ。別に○原さんがうちで晩御飯を食べなくても。でも、ここの下宿のみなさん、おいしい美味しいって食べてくれるから、○原さんにも、もう少し食べてほしいと思いましてね、、私はいいんですよ、別に。あ、、そういえば○原さんの隣部屋のHさん(同じ大学の美人姉さん)、彼女もあまり晩御飯食べませんねえ、、何ででしょうねえ、、。他の皆さんは美味しいおいしいってたべてくれるのに、、」食べなくてもいい、と言いながら、食べてほしいとも言う。本音はどちらなんだろう、、。、、そして、何気に何度か自分の作るご飯がうまい、みたいなこと言ったな。たまに、下宿で晩ごはん食べる時も「○原さん、どうですか、美味しいですか。他の皆さん、おいしいって言ってくれるんですよ」と言うもんなあ、、。わたしは余りおいしいおいしいって言わないからY田大家は、面白くないんだろうか、、。今後、できるだけ私もおいしい!って言うことにするか。
「で、○原さん、今日は早くお帰りになったようですから、晩御飯はうちで食べますでしょ?」「あ、いや、それがですねえ、、今から出かける用事がありまして、、😔」「へ、そうですか٩(๑`^´๑)۶」Y田大家、踵を返してY田1に戻っていった。、、すみませんのう、、本当に。
心で詫ながら、そそくさと部屋に戻り、出かける準備をしていると、またマジマさんがやってきた。「○原さん、楽しそうですねえ、またお出かけですか。気をつけて行ってらっしゃ〜い(^_^)」お隣、マジマさんは優しくおっとりとした人であった。
翌年彼女は、うちの大学に入り、私と同じクラブに入部した😁。


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