危機と人類(ジャレド・ダイアモンド/日本経済新聞出版社)
『文明崩壊』で、崩壊した文明と、崩壊を免れた文明を論じた著者は、この作品では、危機を迎えた国家の行動を論ずる。明治維新時の日本と現代の日本を含む、7つの事例を通じて、どうすれば国家が自らを変革して危機を脱することができるのかを検証し、さらに、人類の生存を脅かす課題への対応の糸口を探る。
特に、現代の日本とアメリカ合衆国を論じている章は、それぞれの国の指導者たちにぜひ読んでほしいと思うが、両国とも、事実に基づく主張を軽く見る風潮に毒されているような気がする。
にもかかわらず、このような本が出版され、広く読まれているという事実は、人類にとっての希望だとも思う。
『文明崩壊』で、崩壊した文明と、崩壊を免れた文明を論じた著者は、この作品では、危機を迎えた国家の行動を論ずる。明治維新時の日本と現代の日本を含む、7つの事例を通じて、どうすれば国家が自らを変革して危機を脱することができるのかを検証し、さらに、人類の生存を脅かす課題への対応の糸口を探る。
特に、現代の日本とアメリカ合衆国を論じている章は、それぞれの国の指導者たちにぜひ読んでほしいと思うが、両国とも、事実に基づく主張を軽く見る風潮に毒されているような気がする。
にもかかわらず、このような本が出版され、広く読まれているという事実は、人類にとっての希望だとも思う。