三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

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猫の引き取り費用とはいくら? 1

2022-02-14 17:18:51 | 保護猫たち
2月5日と9日に東北新幹線に乗り、仙台よりも少し先の駅、駅から車で1時間の場所に
2匹の猫の保護に行ってきました。過疎地です。家も人も少ない。でも猫は数匹見ました。
今回の保護は、私が練馬区で猫ボラをやっていた時にお付き合いのあった
高齢猫ボラさんからの依頼。私は練馬区を去る時に携帯番号を替えました。
自分はこれ以上、猫の保護をしないと決めたからです。練馬時代には、その方から
公園に捨てられた猫の保護依頼を数匹受け保護し、看取るまでの飼育をしました。
ある時から、この人からの依頼は終わりと決めました。(理由は後日に)
自分では縁を切ったつもりだったのですが、
今回の話を聞いて、気の毒で断れなかったのです。

多くのトラブルを経験すると、自分の中に色々なルールを作ります。
その中の一つ。私は、他のボランティア活動の批判しないと決めております。
だから今回の出来事は簡単に書きます。トラブルは両方の話を聞かないと正確な判断はできない。
今回は片方からだけの情報なので、あまり書くと批判になりますので。
簡単に説明すると

1、高齢の猫ボラさんには、長年音信不通のお兄さんがいました。
昨年の9月に急死され、お兄さんが二匹の猫を残していることを知る。
ペット不可の市営住宅のため、猫は外に出されていた。

2、同じ住宅に住む猫が好きな人に、餌やりを頼んだ。
なんとか保護したいと考え、知人の紹介で地元近くの猫ボランティアに保護依頼をした。
ボランテイアが飼育する(あるいは貰い手を探す)の約束をする。

3、餌やりさんの住所を伝える時に、市営住宅が二つ(第一と第二)あることを忘れる。

4、依頼を受けたボランティアさんは間違った場所で、トラップ三台をかけ3匹を持ち帰ったとのことだが、
依頼者、餌やりさんに結果をすぐに報告をしなかった。

5、どうなっているのかと電話をすると、終わったとのことで代金を50万円振り込んだ。

6、その後、電話やメールで喧嘩状態となる。保護依頼者が怒鳴られ誹謗中傷された。

お金を振り込んで、この件は終了するが、保護依頼した猫はいる。
お金だけなくなって猫はいる。私には疑問が有ります。
●捕獲した猫は普通、間違っていないか餌やりさんに確認してもらうのが常識。
●50万円の内訳は何?生涯育成費用?捕獲料金?
●三匹の猫は、どこにいった?なぜ三匹?依頼は二匹のはず。
●不思議なことに、この出来事は全てメールと電話で進行。保護依頼したボランティアに
誰も会っていない。そんな馬鹿なことがある?

今回のケースだと私が関係者であれば契約書を作るか、支払いは何回かに分ける。
手付金と成功報酬とか。捕獲した猫の医療費と飼育費用の明細も知りたい。実費を明確に出してもらい、
お礼がしたければお礼は別で払う。

このトラブルで、依頼者も餌やりさんも不安で体調を崩しました。
不安とは、二匹とも不妊手術をしていないので出産するのではないかの不安。
もちろん家猫が、厳しい冬を越せるかどうかも。
市営住宅ではペット不可なので、餌やりさんは近所から批判され、今後どうなるのかの心配が増すばかり。
そこで私に保護依頼がきました。猫の出産は早いと3月。時間がありません。
本来なら、地元で良心的なボランテイアさんを探したいところですが急ぐしかない。
保護依頼者には、掛かる経費を全て負担していただく約束で動きました。
外に出されて7ヶ月。猫は痩せることなく元気でした。餌やりさんのおかげ。

保護した猫の情報が少ない。母猫と思われる猫は人慣れどは抜群。


母猫の産んだ子と思われる猫。人慣れ度は低いが威嚇はしない。
一日中、鳴く。ケージからでたいと鳴くのとプラス、サカリの声も含む。
久々の鳴き猫で、私は具合が悪くなりそうです。


本日の表題。猫の引き取り料金の相場はどうなっているのか。
私が知る東京での猫の預かり料金は、月額一匹で5千円が普通です。5千円は実費だと思います。
猫の飼育には、ご飯代とトイレ代のほか消耗品(ビニール袋や紙類、洗剤)や光熱費が必要。
もちろんシェルターが賃貸であれば、家賃も必要です。5千円はボラ価格。
病気になれば、大きな費用も掛かります。一ケ月5千円では完璧な飼育はできない。
猫を飼った人なら理解できる金額。五千円は安いです。
1年で6万円。3年で18万円。5年で30万円。10年で60万円。
だから今回のトラブルとなった、猫引き取り費用50万円は高くはない。
2匹ですから、10年生きたら120万円の実費が必要。50万は安いと思う。
問題は引き取った猫が、どんな環境で、どんな飼育をされていくのかです。
それを確認しないと、調べないといけません。お金を出す依頼者の義務です。猫のために。
生涯育成なら、死ぬまでの費用負担。貰い手を探すのであれば、それまでの費用負担。
保護依頼者が全額負担してくれるのが、猫を飼育する我々にとっては理想です。

が!しかし、それを気持ち良く行う保護依頼者はいなかった。私の経験内では無い。
月額5千円のお約束をしたとしても、支払いが1回で終わった人もいた。
継続してくれる人も1年が限度。 途中でプツンと切れてしまいます。
最初から、飼育費用を払うことに不満を表す人もいた。
「お金が必要なら依頼しません。保健所に行きます!」の常套手段。
依頼を断れば、センター行き?それとも捨てる?
だから段々と、飼育費用のお願いをすることをやめたのです。
最初の保護に関する経費と医療費をいただき、後の飼育費用は無料。
だってボランティアですから。
カスミ食べて生きていますから。
飼育費用は寄付で賄う方向に進んでしまったのです。だから困窮するのです。
飼育費用をきちんと要求できれば、シェルター運営は楽だったと思います。
今回の飼育費用をどうするのか。まだ依頼者にはお話しておりません。
この件に関しては、もう少し書きたいので後日に書きます。
とにかく避妊手術して、猫の情報が欲しい。何歳かもわからない猫、初めてかも。
見た目は若いが少ない情報から想像して10歳以上かもしれない。
だったら、なぜサカリ声?分からない。とりあえず明日、手術予定。
鳴く猫はバスでの移動は無理。タクシーで行きます。もちろんタクシー代は請求いたします。
実費、宜しくお願いいたしま〜す!依頼者さま!私は貧乏なのです。保護してはいけない人間です!
知らないですよね。ネットやらないし、私に興味はないから。困った時だけの福田頼み!か?


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