三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

三太郎一家を応援してくださった方々に送るブログ
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今後のシェルター運営について(役員変更)

2024-06-30 12:03:38 | READYFOR継続寄付型プロジェクト

昨年の9月に、ステージ4の胃がん(余命半年)と診断された時から考え続けたことは、猫の飼育をどうするかでした。自分の死後、猫の世話は誰がするのか。できるのか。自分が癌になるとは想像もしていなかったので、短期間で真剣に考えました。

私の問題解決方法は、常に自問自答。長文になるので箇条書きにします。

1、まず「自分がどうしたいか」の基本を確認。

「保護した猫は、最後まで責任を持って飼育する」。私の飼育する猫は、高齢猫と人馴れしていない猫が多いので、譲渡は考えてはいません。この考えは、癌になる前も後も変わりません。自分の経験上での理由ですが、人慣れしていない猫は、飼育環境を変えることで短命となるからです。

2、「私抜きでも飼育できる方法」を考えました。

猫に対して、こだわりが強過ぎる自分が一人で行ってきた飼育を、人に任せる事ができるのかどうか。(急死したら、そんなことは言ってられない。)多頭飼育は辛い仕事です。終わりのない掃除と、頻繁に起こる看取り。そして飼育には休みが無い。労働に見合う報酬も無い。30匹以上の飼育は経験が無いと難しい。資格を持っている飼育のプロならば可能かもしれないが、プロを雇用する、お金は無い。

3、昨年の10月に緊急入院した折には、これまでの人脈で、なんとかなりました。一人ではできない飼育も、複数の人数がいればできるかもしれない。それも少数精鋭がベスト。飼育は「ボランティアの力を借りよう!」。そう結論を出しました。

4、一番に重要なシェルター運営費用は、猫の頭数が減るまで現状維持(寄付に頼る)を保つ。支援者に不安を与えないよう、飼育のシステム(5年計画)を作り公開する。

*システムの詳細は次回に書きます。

重要なお知らせ:令和6年5月13日。一般社団法人練馬の猫を考える会の役員変更及び事務所の住所変更を行いました。

癌告知を受けた後すぐに、READYFOR継続寄付型プロジェクトサポートセンターに連絡を入れ「福田が急死した場合に現状維持ができるかどうか」の問合せをしました。

回答は

団体の代表者が変更となり活動内容自体は変更なく継続される場合には、プロジェクトを継続いただくことに問題ございません。」とのことでした。
 
これまでは福田一人で運営してきた社団法人/練馬の猫を考える会は、理事2名の追加と監事1名の追加を行いました。
 
令和6年5月13日に変更。新役員の紹介をします。
代表理事/石倉真美(地域猫活動及び多頭飼育歴は福田と同じ。飼育する保護猫の数は、現在40匹。)
 
理事/福田佐富美
 
理事/宮本典子(福田自宅の近くに住んでいます。個人で10年間、自宅周辺において地域猫活動を実践し、現在、飼育する保護猫は19匹。世話する外猫は10匹。)
 
監事/福田佳世子(娘です。私の死後の状況を見て、社団の継続あるいは解散を決め、実行致します)
 
*本来であれば福田が代表理事を継続し、何か起きた時に代表を交代すれば良いのですが、余命が定かではないことと、役員変更には高額な費用が必要となるので、今回1度で済ませたく、代表を変更致しました。福田が元気な間は、運営に関しては何ら変わりは有りませんので、ご理解を頂きたくお願い致します。
 
現在、私の病状は安定しており急変することは無いと思われますが、抗がん剤治療は、ずっと続いていきます。抗がん剤には、強い副作用があります。その確率は低いものですが、たまに重篤な病気を発症することもあり、突然に死ぬこともあります。備えは安心に繋がります。あと5年の間、私が元気であれば、シェルター運営は一人でもできますが、色々な事を想定して、備えて参ります。
 
 

シェルター運営を支えてくださるサポーターをお願いしております。

現在では90名のサポーター、マンスリー227、000円が確定。

支払い手数料8%が引かれた金額を、毎月25日に受け取っております。

3月分(4月25日受取)は190、608円です。

シェルター運営費用の目標金額は30万円(家賃を含む)です。

フードやトイレ砂などの消耗品費は物価高騰により1、5倍となっています。一人でも多くの方からのご支援を賜りたくお願いをいたします。

READYFOR常設型/継続寄付型プロジェクトはこちらへ

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 


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高齢猫の治療と看取りが続く 5

2024-06-27 12:08:32 | 高齢猫の治療と看取りが続く

昨日、高齢猫3匹を病院に連れて行きました。

沢山の腎不全の猫を看取ってきたので、この病気の始まりは、直感で分かるようになっています。少しずつ痩せてくる。毛並みが悪くなる。水を飲む量が増える。尿の色が薄く、多くなる。脱水が始まると、自分で補液を始めます。今回もそのパターンでした。ハナエママ。推定14か5才。年齢的には仕方ない病気です。保護猫にはストレスを与えないが基本ですから、無理な治療はしません。6月に急に悪くなり、補液の回数を増やしていましたが、もう一度復活して欲しくて、病院に連れて行きました。2キロを切ったハナエママ。水しか飲まない状態が続いていたのですが、数日前に久しぶりに、黒缶を出した時に反応したのです。遠慮深く静かな子で、ご飯の時は、いつも子供の(タタミちゃん。昨年死亡)後ろで静かに待ち、一人になってからは、何時も隅っこに居ました。そのママが、黒缶の皿を覗きにきたのです。嗅ぐだけで食べることはしませんでしたが、まだ食べたい気持ちがあるのなら、1日でも長く生きてくれ!の気持ちです。

ハナエママ保護時のブログ

https://ameblo.jp/soumenumai3/entry-11074165515.html

今朝、ママちゃんは朝少し食べてくました。ご寄付で頂いた、無一物のマグロ。

助かりました。

2匹目の黒猫が痩せてきたなーと、感じたのがここ1年です。元保護猫カフェにいた頃は体格良く、一番態度がデカく元気だったデカチュー。2014年3月生まれ。10歳を超えたんだね。早いね。

保護猫カフェのデカチューのブログ

http://cafehappynekochan.blog.fc2.com/blog-entry-73.html

3キロ代になっていました。元は5キロ代なので、かなり痩せました。ハナエママが末期の腎不全としたら、中程度の腎不全。まだ脱水していないので、投薬から始めます。食欲は、まだ旺盛。口臭有り。

歯はほどんどなく、1本だけ歯石が凄く歯茎が赤い。その場で抜歯。

ここの先生が素敵なのは、簡単に抜ける歯はすぐ抜いてくれるのです。

3匹目は私の飼い猫としては最後の猫、クックちゃん。2010年5月の保護。未手術の成猫だったから、当時が1歳前として15才になっている。最近、寝ている時間が長くなり、心配になってきたので受診でした。

小柄なのに4キロもある。血液検査、全てOK!問題無い!歯はありませんでした。良かったです。歯が綺麗に抜ける子は、長生きできます。

クック保護時のブログ

https://ameblo.jp/soumenumai/entry-10556361448.html

高齢猫の腎不全は、仕方ないかなと思うのですが、若い猫の腎不全の看取りは辛いです。急性腎不全。何度も経験しています。急に食べなくなり、短期間で衰弱していき、貧血となり死んでしまう。猫の腎不全は治らない病気。治療薬の開発はどうなっているのだろうか。これだけ腎臓を壊す猫が多いのだから、なんとかして欲しい。若い世代の研究者にお願いするしかないのかな。

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私が経験した抗がん剤の副作用 3(今後の治療と生活)

2024-06-25 13:56:10 | 私の病気(胃癌)について

また更新が遅くなりました。現在の体調をお知らせします。昨年の9月に胃癌と分かり、転移有りでステージは4。ステージ3までは手術ができますが、私の場合は手術による切除は不可能でした。転移が有るということは、胃から発生した癌細胞は全身に回っており、切除をしても意味が無いのです。主治医からの説明で、印象的だったことがあります。「福田さんの場合でも胃の全摘手術は、やってやれないことはないけれど、手術をすると、食べる事ができなくなり急激に痩せます。痩せると体力がなくなり、抗がん剤の副作用に耐える事ができません。データーが有ります。手術して抗がん剤を行う。手術しないで抗がん剤を行う。その二つのグループで、どちらに効果があったかと言うと、切らないグループの方が効果が上でした。」

それを聞いて、私は安堵しました。血を見る事が苦手の私は、胃を切り取るなら、死んだ方がいいかなと思っていたからです。単純に手術が嫌だったので、その意味ではラッキーでした。色々と調べてみましたが、胃癌の場合はステージが小さくても、胃をとってしまう事が多いのです。

長文になるので箇条書きにします。

1、治療は抗がん剤治療のみという診断で、昨年の11月から治療を開始。治療法は標準治療の、オプチーボ(免疫療法)➕FOLFOX療法(化学療法)。4種類の薬を点滴で投与します。本来は2週に1度の間隔での投与でしたが、私の場合は眠気と怠さの副作用が強く、私が治療を継続する自信がなくなり、途中で投与の間隔を、3週ごとに変更してもらいました。早いもので、先日6月18日には、12回目の抗がん剤投与を受けてきました。現在感じる副作用は、投与後1週間続く眠気と怠さです。数日間は、胃の違和感も感じるし、食欲も少し落ちます。疲れやすい状態が1週間は続きます。

2、5月のCT検査の結果、画像上での癌は消えました。かなり稀なケースだそうです。その確率は3〜4%とのこと。本当にラッキーでした。この事について調べてみましたが、抗がん剤は健康な人ほど効果が有り、副作用が弱いとのこと。高齢で体力の無い人には、抗がん剤治療はできないのです。よって70歳の私が、生き延びるためには健康を保たないといけないのです。筋力、体力をつけ健康を保つ。現状維持ではダメで、現状より上の体力を付けていく必要が有ります。私の抗がん剤治療は、私が拒否しない限り続きます。今の薬が効かなくなった場合(胃の中の癌細胞の増殖、他の臓器への転移)は、他の薬に変更となりますが、今、使っている薬が一番効果のある薬なので、今以上の効果が望めなくなるかもしれません。でもその心配は転移が起きた時の事なので、深く考えないようにしています。私の目標は「胃癌ステージ4の5年後生存率5%の中に入る!」です。奇跡を起こしたい。猫のために。

3、自分の体調をコントロールできるよう、いろんな事を試していました。

それは副作用のある時期が眠くても、起きている時間を長くするとか、怠くても普通に動いてみるとかで、食欲なくても、頑張って食べることも試しましたが、結論は「無理しないで動く」です。目の疲れる時にはパソコン、スマホを極力使わない。猫の世話は、一日かけてダラダラ行う。疲れたら横になる。横になる時間が長いと、筋力は落ちます。投与後4日目の朝が、一番辛いです。でも5日を過ぎると、薬が切れるのか身体が動くようになってきます。そして今日は、投与後1週間。文章が書けました。明日からは、筋力復活のために動き始めます。ウォーキングとストレッチを繰り返す。それで問題なければ、来週は水泳。近所に市営のプールがあったので、もう数回行きました。高齢者は1時間200円。安いですね。水泳は昔やっていたので、得意です。でも泳がないで水中ウォーキングのみ。「無理はしないで動く」です。免疫力が落ちていると、何かの病気に感染するからです。健康第一の生活を送っています。そうやって3週間はすぐに過ぎ、また抗がん剤投与の日が来ます。体力は今のところは現状維持で、以前の元気な時の自分には戻れていませんが、焦らず頑張ります。私の癌の原因は、遺伝によるものである可能性が高いとの検査結果が出ました。もう一つの検査を受けることで、より正確な診断が出るとのことで、次回受ける事にしております。遺伝子で多くの事が分かります。本当に医学の進歩を感じております。

この記事を書くのに3日掛かりました。能力も落ちていますが、書きたいことは山ほど有るので頑張ります!

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私が経験した地域猫活動

2024-06-04 11:53:31 | 私の地域猫活動 総括

総括なんて勇ましいカテゴリーですが、書いていませんでした。

「書かなきゃ書かなきゃ」とは思いながらも、猫の飼育に追われ

時間が流れました。今でこそ世間的に認知されている

「地域猫活動」と言う言葉を知る人間は、私が活動開始した頃には、

ほぼいませんでしたね。

飼い主のいない猫の世話をする人はいましたが、

その行為がボランティア活動と、認識する人は少なかった。

むしろ迷惑行為と思っている人は、沢山いました。

今思えば私の活動は、それらと戦う活動だったと思います。

小さな命を、命とも思わない人間の行為は残酷でした。

辛い悲しい経験を重ねていく中、念じていたことは

「病んではいけない。病んだら活動できない。頑張れ!」です。

前例のない活動を個人で行う事で、精神的に病んだ方が何人かいましたので。

他人から、面と向かっての誹謗中傷。

仲間同士でも批判。信頼していた人からの裏切り。

強くならなければ、活動はできなかったです。

私は、それで癌になったのかもしれない(笑)

昨年の夏に保護した、石神井ミーちゃん↓

あの酷暑の中、この子の保護で無理して吐血したかも。

これは事実です。この保護には、かなりのストレスを感じていました。

石神井に行くのに片道1、5時間。往復3時間にプラス捕獲時間。

7月8月は、大きな公園のトイレ掃除をパートでしていたので、

捕獲に通うことは地獄でした。歩くと、動悸が酷かったです。

その動悸を病気とは思わないで、肥満からくるものだと

思い込んでいたから、私はおめでたい。

倒れないと分からない、お馬鹿さんでした。

保護してから、闘病中にミーちゃんのことで、思い出した事があるのです。

このミーちゃんは、私が地域猫活動を開始した最初の頃にTNRをした猫に、

間違いないのです。

去年、保護直後はケージで鳴き叫ぶこと2ヶ月。

ケージから出しても窓に張りつき、鳴くこと3ヶ月。

鳴くだけではなく脱走防止のネットを叩くは、カーテンは引きちぎるは。

うるさいのなんのって。今でも1日に数回は、網戸を叩きます。

外に出たいのです。自由に暮らしてきた猫は、外が好きなのですが・・・

絶対に出しません!意地でも出しません。身体張って保護した子なので。

「子猫がいるから助けて欲しい」と、依頼のあった三毛猫は、

私が昔、避妊手術をしてリリースし、毎日、配食をしていた猫で、

ある日突然、姿が消えた猫だったのです。

2010年、石神井公園駅周辺のTNR活動を開始した時期の猫でした。

なぜ思い出したのか。耳カットの形です。

当時の地域猫活動は始まったばかりで、

野良猫の不妊手術する獣医さんも少なく、

手術した証となる耳カットも、

獣医さんの好みで、形が違っていたのです。

私が最初に使っていた獣医さんのカットは、特殊でした。

普通の人には、これが耳カットとは思えないですね。

そしてミーちゃんもカットが同じ↓

それに気が付くのが遅かった。

ミーを保護してすぐの癌治療だったので、

怠くてベットにいる時間が長く、その時に気がついたのです。

本当なら保護していたかもしれない猫が、10年以上経って、

私の家にやってきた。これも運命でしょうか。子猫どころじゃない!

今年で15才!獣医さんの見立ては正解でした。

保護した経緯はここに書いております。

おまけです。私は大きな耳カットは嫌いでした。

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現在では90名のサポーター、マンスリー227、000円が確定。

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3月分(4月25日受取)は190、608円です。

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