三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

三太郎一家を応援してくださった方々に送るブログ
※写真文章の無断転載リンクを禁止

シュン君と茶白ちゃん・その後

2021-03-28 17:43:25 | 保護猫たち
人馴れしている猫もそうでない猫も新しい環境に入れる時には、必ずケージを使うこと。
先住猫がいる場合、それも多頭飼いの場合には絶対にケージ飼いの期間が必要となります。
健康観察と見たこともない世界にポンと投げ込まれる猫の不安を最小限にするためです。
ご飯を食べているかどうか。排泄が規則正くあるかどうか。ウンチが緩いか硬いか。尿の色は良いか。
環境が変わることで、病気になる確率が高くなります。
私が使うケージはプラケージの3段。猫の大きさ、人慣れ度、暴れ具合により、
この3段ケージに仕切り板を入れて一段、2段、3段に変えて使います。
暴れる猫を最初から広い3段に入れると逃げたくて大暴れするからです。
去年、保護した猫の僕ちゃんですが、人馴れ度は素晴らしく良かったのですが、
どうも多くの猫を見ることが初めてだったようなので緊張しており
ケージで一週間、個室で一ヶ月間飼育しました。
人慣れ度は抜群でも、一日目はシャーはいうし、3日は食べなかったし、
食べたら大下痢となりました。猫の気持ちを考えると大変な作業です。
坊っちゃまのことは、後日書きます。


譲渡した家では、シュン君の名前はウーちゃん。茶白ちゃんはミュウちゃんとなっています。
譲渡先から引き取って約2週間。家族と二匹が仲良く暮らしていたのを、いきなり
ケージに入れました。それも猫がウヨウヨいる場所です。どれだけ驚いたことでしょうか。
怖かったことでしょうか。でも初日から、ご飯を食べ排泄もありました。これは珍しいことなのです。
さすが子猫の時から人間との生活をしていた子だと、感心したのもつかぬ間。
3段ケージを2個横にドッキングした大きなケージでに2匹一緒の生活。
ウーちゃんは3日目で、ひどい下痢となりました。そして、私への威嚇が増し、
食事の支度やトイレの掃除をするために扉を開ける度、唸り、私の手にパンチ攻撃をする。
それも爪が出ている。人間にとっては問題行動となりますが、それは仕方ない。
ケージに閉じ込められたストレスかな。威嚇する姿はミュウちゃんを守っているようにも見えました。
これではダメだ!まずは私との信頼関係ができなければ!
元は私が育てた子。なんとかしなければ。下痢止めの投薬ができないまま、
どうしようか考えていた日、ケージの扉がなぜか開いており二匹が出てしまったのです。
ウーちゃんは名前通り、「ウーウーウー」と唸りながら部屋中を歩く。
ミュウちゃんは部屋の隅で固まる。二匹がご飯を食べているかどうかも分からない。
困った状況が2日続きました。他の猫達は新猫に気がつき、順番に挨拶に行く。2匹は嫌がり逃げる。
ウーちゃんの威嚇のうなり声は煩く、私は夜眠れない。無理な捕獲は、私のことをさらに嫌うし怖がるだろう。
自分でケージに戻るのを待っていましたが、その気配がない。たまたまウーちゃんが
洗面所に入った時に扉をしめて隔離に成功。他の猫が入れないようにしました。
するとウーちゃん、安心したのか静かになったのです。ミュウちゃんは部屋の隅から動かないので、
洗濯ネットを使い優しく捕獲。ケージに戻しました。これで個別の健康チエックができる。
ウーちゃん、洗面所暮らしが1週間。もう抱っこできます。信頼関係バッチリです。
ウーちゃんは、まずは洗面所を探検して安全な場所をゲット。最初は上から私を見ていました。


一人が寂しいのか、私が部屋に入ると高い場所から降りてきて甘えてきました。
マタタビが大好きなので、私のジーンズにマタタビを塗りました。
洗面所に籠城してすぐ、下痢は止まった。やはりストレスだったようです。




もうウーちゃんは大丈夫です。夜は抱っこして、ミュウちゃんのケージに入れてます。
朝は扉を開けると自分から洗面所に行きます。しばらく他の猫を避けながら、
部屋の探検もします。他の猫に嫌がらせをされると、洗面所に逃げて籠るの繰り返し。
逃げる場所を覚えました。さぁ次はミュウちゃんを洗面所に移動させます。
ミュウちゃんは一人だと私が怖いみたい。ウーちゃんと一緒が良いみたいです。
でも、ご飯はちゃんと食べています。大丈夫!
洗面所にケージを設置します。昔の作りなので洗面所が広いのです。
二匹は時間をかけて少しずつ、多頭飼いの生活に慣らしていきます。
ウーもミューも頑張ろう!私も!スギ花粉のピークを越えました。




《ご支援のお願い》
現在87匹の猫の飼育をしております。猫のご飯は月に約90キロです。
トイレ砂とシート代は節約をしても1ケ月3万円が必要です。
口内の炎症のある猫が増えており、その子達には食べやすいウエットを食べさせております。
ご無理のない程度に定期的に、ご寄付をいただけると助かります。
食料も医療費も不足しております。温かなご支援を頂きたく宜しくお願いいたします。

ご支援のお願いhttps://www.happynekochan-towa.com/%E3%81%94%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84/




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実家に戻ってきた茶白ちゃんとシュン君

2021-03-16 12:40:30 | 保護猫たち
外猫で臨月であった椿ママを保護して産ませた茶白ちゃん。
2012年4月3日生まれ。凛々しい女子でした。生後2ケ月で譲渡。可愛い子でした〜
当時のブログ
https://ameblo.jp/soumenumai3/entry-11266855471.html?frm=theme





2011年夏産まれ。保護子猫のお団子三兄弟のシュン君
保護時はひ弱な子でしたが、どんどん元気になっていきました。
10年前にしゅん君を先に譲渡。その後に茶白ちゃんも譲渡。
2匹はずっと一緒に暮らしていたのです。

当時のブログhttps://ameblo.jp/soumenumai3/entry-11013451805.html



この写真が大好き!


譲渡して10年が経過。大阪に引っ越しをされた飼い主さんに特別な事情が起き、
飼育の継続が困難となりました。
前回の記事に書いたポチャコをニルバーナさんで送った後に東京駅に直行。
新幹線のホームで2匹を受け取りました。
飼い主さんは、誓約書に書かれたお約束を守って下さいました。



返していただき有難うございました。10年も一緒に暮らした猫と離れることが
どんなに辛いか分かります。10年も可愛がっていただき感謝です。そしてご安心ください。
引き取って1週間が経過。私、猫を新しい環境に慣らすことにかけてはプロですから。
まずはケージ飼いです。1日目から排泄有り。食欲も有り。ウェット食べ過ぎて、シュン君は便がゆるい。
投薬を開始。茶白ちゃんは昼間はベッドからでません。2匹とも目がまんまるです。
これは怖がっているから。ケージの中が私が安全であると認識すれば表情も変わっていきます。
頑張れ!シュンと茶白!私はあなた達の乳母ですよ。覚えてないかな。
毎日、毎回、話かけております。子猫の時と同じ顔。可愛い〜頑張ろうね。





《ご支援のお願い》
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トイレ砂とシート代は節約をしても1ケ月3万円が必要です。
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多頭崩壊からレスキューした猫のこと(ぽちゃ子といっ子)

2021-03-11 15:25:42 | 保護ねこを看取るとき
このブログは私の中では宣伝しないブログす。久しぶりに開けてみました。
2013年の出来事だから、もう8年ですか。不妊手術をせずに、繁殖を防ぐためにケージや
キャリーバックに6年も閉じ込められての飼育をされていた子たちのレスキューでした。
https://ameblo.jp/sos-higashioizumi/
練馬において多頭崩壊を未然に防いだ経験は2件です。
当時、ブログで多頭崩壊=寄付集め(支援集め)=レスキューが普通で、
私もそれ専用のブログを作成しました。支援のお陰でなんとか猫は救えたのですが、
その後、連鎖的にレスキュー願いのメールが来て困りました。できませ〜ん!!!
個人での活動では崩壊を止めること、救うことは不可能です。私は2件でギブアップ!
東大泉でのレスキューでは保護猫はたった10匹。この10匹のために
部屋(のちに保護猫カフェとなった部屋)を私は借りました。家賃10万円。
アホですね。あーたった10匹なんか、自宅か事務所で飼うことできたのに。

レスキュー依頼された時のブログ。この中の三毛猫姉妹2匹を去年、今年で看取りました。
http://happynekonerima.blog.fc2.com/blog-entry-236.html

ぽちゃこは昨年の暮れから体調が悪く(副鼻腔炎)投薬、補液、強制給餌。約3ヶ月の闘病生活でした。ぽちゃこ、お疲れ様でした。


良く似た姉妹のいっ子ちゃんは昨年に死亡。元々、虚弱体質。ぽちゃ子に比べて痩せていました。


崩壊猫はあと1匹です。雌雄同性で巨大結腸のオイラ君。この子がロイカナの消火器サポート可溶性繊維で生き伸びている子です。
一日に消化器サポート可溶性繊維を大さじ三杯食べないと、便秘で死にます。カリカリのままでは飽きて食べないので、
粉末にしてウエットに混ぜ与えています。そのウェットも安価な物は吐くのです。1日3回。どんだけ手間とお金が掛かっているか。
保護依頼された人は知らないことです。


ぽちゃ子といっ子を看取ったことで、何だろう。悲しみよりは責任を果した思いが強く、気が抜けております。
劣悪な環境から出ることができ、綺麗な場所で身体に良い物を食べることできて静かな暮らし。
14、15歳まで生きることができたら、私は幸せだったと思う。それだけ劣悪な環境からのレスキューでした。
私に私がお疲れ様言います。本当に東大泉崩壊猫のおかげで、私の人生は大きく変わったのです。
時間ある時に詳細書いてみます。今は無理。花粉症で脳が死んでます。今年の花粉は濃い。辛いです。


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突然死の猫のこと

2021-03-02 15:20:44 | 保護ねこを看取るとき
2021年2月14日。大きな地震があった翌日です。
午後、掃除中に押入れの中の衣装ケースの上で眠るカァー君(推定10歳)を発見。
寝る場所を時々変えるカァー君には驚くことなく
「今度は押入れかい!」と声をかけた。うちの押入れは出入り自由。
目は薄く開き、四肢を投げ出し動かない。死んでる。「なんで!あんたが死ぬの!」と抱っこ。
初めて触る猫。重い。人慣れしない挙動不審な行動が多く、譲渡不可能な猫でした。
「あんたも私の看取り拒否の猫ですか。」ため息が出た。「そんなに私が嫌いですか。」
2年前、亡くなられた捕獲名人中野さんから預かった最後の猫。
中野さんからは多くの保護猫を預かりましたが、これで終わりです。責任を果たしました。
カァー君は子猫の保護だったとのこと。譲渡不可能な猫として飼育先がなくて私の家に来た。
私とは8年一緒に暮らしてます。


中野さんへ。ここまで慣れたんだよ。見てね。


この顔が一番好き。カァー君へ。自由に生きたね。沢山食べて、好きな場所で寝て。
それも他猫が好む場所を横取りして。自由気まま!たぶん幸せだったよね。
綺麗に死ねて良かったね。


八丁目の潤(推定9歳)。雄なのに線が細くて心配でリリースできなくて2012年に保護。
2020年12月5日。
私の書斎(4畳半)に置いたシングルベッドの下で死んでました。
ベッドの下にはホカペが敷いてあり、その上で眠るように死んでいました。
潤は一階で暮らす猫で、2階の書斎で暮らすようになった時には、私がビックリしました。
ビビりな猫で幻の猫と呼んでいたくらい。いつも隠れていて姿を見ることが少ない猫でした。
その潤が、死ぬ2ケ月前くらいから毎日、姿を確認できていました。
だから死ぬと思っていなかった。
目が合う都度に歌うように、「ジューン!素敵な潤!可愛い潤!」と声を掛けることをやっていました。
これまで数匹、突然死を経験しています。
突然死をする猫に共通することは、「これまでしなかったことをする」です。
普段、居ない場所に居るとか、普段は小食なのに、ご飯を要求するとかです。
潤も痩せっぽなのに、よく食べました。最後の生きる力だったのかな。


2020年11月3日。寅次郎(推定11歳)突然死。
早くから毛艶が悪く、口内の炎症が強いのかなと心配をしていましたが、よく食べていた。
それが、いきないり死にました。朝、起きて洗面所に行ったら隅に倒れてた。
突然死は飼い主にとっては驚きですが、本人(猫)は苦しんでいないのです。顔を見たら分かるのです。
呼吸が苦しいと、口は開き舌がでます。目は閉じることなくカッと開いて死にます。
苦しいと足掻いて死ぬので、四肢が乱れます。突然死は四肢を投げ出し、寝ているようです。
表情は穏やかで苦しんでいないのです。それが救いです。


寅5歳くらいの時の写真。石神井のマンション。一緒に写る、真(推定5歳)も突然死でした。
真も寅も極度に人嫌い。私の看取り拒否猫です。点滴とか投薬とか強制給餌とかされなくて、幸せかな。


猫の突然死は多いです。これまで6匹経験しました。
保護猫カフェ時代に、お客さんから聞いた話でも7匹の死に方を知っています。
獣医の診察時に3匹。夜寝る前に目の前でのが死んだのが3匹。急にキャットタワーから落ちたて死んだ猫1匹。
これは落ちて死んだのではなく、死んだから落ちたのだと想像します。
まぁ人も同じです。何時死ぬかは分からないので心がけていることが有ります。
猫には、今日一日、楽しく健やかに過ごさせてやりたい。自分は心豊かに過ごしたい。
何時死んでも後悔がないように。

2月14日にカァー君が死んで、この記事を書くまで時間がかかりました。
突然死を消化するには時間がかかります。今、外は春の嵐です。やっと書けました。
悲しみや驚きに負けず頑張ろう!




《ご支援のお願い》
現在87匹の猫の飼育をしております。猫のご飯は月に約90キロです。
トイレ砂とシート代は節約をしても1ケ月3万円が必要です。
口内の炎症のある猫が増えており、その子達には食べやすいウエットを食べさせております。
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