三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

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高齢猫の治療と看取りが続く 7

2024-08-19 11:49:12 | 高齢猫の治療と看取りが続く

猛暑の中、看取りの連続となりました。

7月7日、三原台三毛ママ14才で死亡。重度の慢性鼻炎。衰弱に気が付いた時には遅かった。飼い主さん孤独死で保護。

7月11日、石神井町のハナエママ15才で死亡(腎不全)A畳店の庭からの保護。親子(子供2匹)で保護。子供のタタミちゃんは2023年11月に13才で死亡。私は入院中だった。仲良し親子でした。

7月31日、茶白ちゃん13才病死。急激に衰弱。検査したが病名は不明のまま死亡。妊娠した母猫を保護。家の中で生まれても、人馴れしなかった子。

8月9日、石神井台チャロ9才。気がついた時には、腎臓の数値は末期の腎不全。全く人馴れしていないのに、体調悪くなってからは、私を見ると鳴くようになった。

家の中は24時間、設定温度26〜27度を保っており、猫も私も快適に暮らしているとは言え、厳しい暑さが堪えるのか、ここまで連続した見取りは初めて。200を超える見取りの経験を持っていても落ち込みました。腎不全末期でも、補液をすることで、何日かの延命はできるのですが、人馴れしていない猫は嫌がります。嫌がるだけではなく、恐怖の顔をします。無理やり押さえて、針を刺す行為が、自分としては拷問に思えるのです。だから最低限しか、補液は行いません。私にとっての看取りとは、死んでいく猫を見守る作業です。ケージには入れないで、好きな場所で、好きなように、死んでいけるよう見守ります。死んだ時間を確認する。死んで硬直が始まる時に、体を拭き形を整える。タオルに包み、夏は冷蔵保存をします。

私の看取りによる落ち込みとは、猫が死んだ事が悲しいのではなく、自分の活動の終わりを再認識してしまうからだと思っています。上手く説明できないのですが、保護した猫には、1匹1匹のドラマがあるのです。それらが消えてしまう悲しさかな。どの猫にも可愛い子猫の時期があって、不幸な環境に生まれたことで、人間が救いの手を出して、運命と環境を変えられて、私の元で猫生(人生)を終える。それが良いことか、悪いことかは分かりませんが、死んだことでドラマも終わる。私以外、その猫の存在を覚えていない。私が死んだら、猫のドラマは完全に消える。仕方無いことですが、それが悲しいのです。「そのためにお墓を作ったのだから、まぁいいか。」と、落ち込んでも最後は何時も、そうやって自分を慰めております。

まぁー死んだ子ばかりではなく、生き延びる子もいるから頑張るか!

食いしん坊のグレコが寝てばかり。鼻水、くしゃみ、目ヤニが酷い。食いしん坊が食べない。脱水してる。絶対に病気だ。今度は死なせない。兄弟のデカチュウが、1ヶ月前に腎不全と診断されているので「グレコ、お前もか」の思いでした。が・・・

なんと肛門周辺が、大きく膿んでいました。診断では、肛門腺の破裂によるものか、慢性の下痢による化膿とのことでしたか、どっちかは分かりません。お尻を、しつこく舐めている姿も見て無いし、お尻を床に擦りつけて、ズリズリする様子も見て無い。私が見て無いだけかもしれないけど。そして膿んだ箇所は、毛に覆われて見えてなかったのです。キャリーから診察台に乗せる時に、尾が濡れていたので、初めて気がついたのです。

2週間持続するコンベニア(抗生物質)を使ったので、私が投薬、消毒をすることはないのですが、傷が治るには2週間ほど掛かる。完璧に傷が乾かないで、カラーを外せば、絶対に舐める。だからケージ飼いにしました。傷は順調に乾いてきています。

グレコの兄のデカチュは腎不全が進行中。人馴れ度は抜群なので、補液は簡単。毎日朝晩、100C Cの補液。

グレコ一日3回の給餌と、脳挫傷の羽ちゃん1日2回の給餌。

やる事多く、一日がすぐ終わります。ブログ更新しなかった20日間、全く外出していませんでした。それなのにブログ書けなかった。昨日、やっと髪を切ってきました。暑い。怠いの連続です。そして明日は、また抗がん剤投与の日。もう3週間が経過。猫も私もサバイバル。なんとか頑張ります!

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現在では90名のサポーター、マンスリー227、000円が確定。

支払い手数料8%が引かれた金額を、毎月25日に受け取っております。

6月分(7月25日受取)は206,112円でした。

シェルター運営費用の目標金額は30万円(家賃を含む)です。

フードやトイレ砂などの消耗品費は物価高騰により1、5倍となっています。一人でも多くの方からのご支援を賜りたくお願いをいたします。

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高齢猫の治療と看取りが続く 6

2024-07-29 11:53:23 | 高齢猫の治療と看取りが続く

7月25日の午前中、獣医さんに3匹を連れて行きました。

1匹目は、預かりさん宅でお世話になっている黒ママちゃん。口内の様子が気になるとのことで、里帰りさせての受診でした。人慣れしているので、受診は楽です。化膿していた歯を1本その場で抜歯。血液検査とエコーにおいて、内臓には問題無し。いつも瞬膜が腫れているので、特別な目薬を処方して頂きました。

2匹目は、膀胱炎が治らないサビ猫の楓ちゃん。どの抗生物質が効くのかを調べるために、尿を採取して外注検査へ。エコーで膀胱の位置を確認しながら、お腹に注射器(針)を刺しての採尿。初めて見ました。エコーで見る膀胱は形は正常に見えるとのことで、投薬は検査結果待ち。腎臓は悪くなっており、中程度の腎不全。この子の補液も難しいだろうな。触られるの嫌いだから。

そして心配な子がこの子。子猫で譲渡して、飼い主さんの元で9年暮らし、訳あって出戻った茶白ちゃん。一緒に暮らして4年目。絶対に触れないビビり猫。恐怖を与えないで、どう捕獲するかを考えている間に、痩せてしまった。私の失敗。

目が合うだけで逃げる猫。失敗はできない。特製のタモを作り捕獲に挑む。

エコー、血液検査では異常無し。白血球も腎臓の値も正常。副腎機能の数値が少し悪い。ある病気を疑い外注検査。結果が出るまで、治療ができない。結果出るまで、もたないかもしれない。最悪です。もっと早く捕まえれば良かった。生きてくれ。相棒のウーが悲しむよ。

これまで看取りを行い、猫のお墓に埋葬した猫の数は210匹。気持ちの持ち方は強くなったが、辛さには変わりない。頑張るしかない。

茶白ちゃん、昨日も今日も少しは食べました。でもまた痩せている。思いっきて捕獲。補液をする。今週、私が抗がん剤の週だから、なんとか生き延びて欲しい。補液が終わると、またウーのところに寄り添う。頑張れ!茶白ちゃん。私も。

 

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高齢猫の治療と看取りが続く 5

2024-06-27 12:08:32 | 高齢猫の治療と看取りが続く

昨日、高齢猫3匹を病院に連れて行きました。

沢山の腎不全の猫を看取ってきたので、この病気の始まりは、直感で分かるようになっています。少しずつ痩せてくる。毛並みが悪くなる。水を飲む量が増える。尿の色が薄く、多くなる。脱水が始まると、自分で補液を始めます。今回もそのパターンでした。ハナエママ。推定14か5才。年齢的には仕方ない病気です。保護猫にはストレスを与えないが基本ですから、無理な治療はしません。6月に急に悪くなり、補液の回数を増やしていましたが、もう一度復活して欲しくて、病院に連れて行きました。2キロを切ったハナエママ。水しか飲まない状態が続いていたのですが、数日前に久しぶりに、黒缶を出した時に反応したのです。遠慮深く静かな子で、ご飯の時は、いつも子供の(タタミちゃん。昨年死亡)後ろで静かに待ち、一人になってからは、何時も隅っこに居ました。そのママが、黒缶の皿を覗きにきたのです。嗅ぐだけで食べることはしませんでしたが、まだ食べたい気持ちがあるのなら、1日でも長く生きてくれ!の気持ちです。

ハナエママ保護時のブログ

https://ameblo.jp/soumenumai3/entry-11074165515.html

今朝、ママちゃんは朝少し食べてくました。ご寄付で頂いた、無一物のマグロ。

助かりました。

2匹目の黒猫が痩せてきたなーと、感じたのがここ1年です。元保護猫カフェにいた頃は体格良く、一番態度がデカく元気だったデカチュー。2014年3月生まれ。10歳を超えたんだね。早いね。

保護猫カフェのデカチューのブログ

http://cafehappynekochan.blog.fc2.com/blog-entry-73.html

3キロ代になっていました。元は5キロ代なので、かなり痩せました。ハナエママが末期の腎不全としたら、中程度の腎不全。まだ脱水していないので、投薬から始めます。食欲は、まだ旺盛。口臭有り。

歯はほどんどなく、1本だけ歯石が凄く歯茎が赤い。その場で抜歯。

ここの先生が素敵なのは、簡単に抜ける歯はすぐ抜いてくれるのです。

3匹目は私の飼い猫としては最後の猫、クックちゃん。2010年5月の保護。未手術の成猫だったから、当時が1歳前として15才になっている。最近、寝ている時間が長くなり、心配になってきたので受診でした。

小柄なのに4キロもある。血液検査、全てOK!問題無い!歯はありませんでした。良かったです。歯が綺麗に抜ける子は、長生きできます。

クック保護時のブログ

https://ameblo.jp/soumenumai/entry-10556361448.html

高齢猫の腎不全は、仕方ないかなと思うのですが、若い猫の腎不全の看取りは辛いです。急性腎不全。何度も経験しています。急に食べなくなり、短期間で衰弱していき、貧血となり死んでしまう。猫の腎不全は治らない病気。治療薬の開発はどうなっているのだろうか。これだけ腎臓を壊す猫が多いのだから、なんとかして欲しい。若い世代の研究者にお願いするしかないのかな。

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3月分(4月25日受取)は190、608円です。

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高齢猫の病気と看取りが続く 5

2024-03-28 12:20:00 | 高齢猫の治療と看取りが続く

3月25日にREADYFOR継続寄付型プロジェクトより、支援金2月分を受け取りました。サポーターの皆様、ありがとうございます。心から感謝しております。

支援金189、000円

以下を支払いました。

電気代2月分 59,133円

水道代2月分 3,823円

医療費 24、420円

残金101、624円は、フードとトイレ用品を購入させていただきます。

この冬も電気代が高額です。25日の入金を確認後に光熱費を払い、それから猫を病院に連れて行くことが、毎月のルーティンとなっております。昨日は、二匹を獣医さんに連れて行くことができました。

食いしん坊だったナミちゃん(8才)が、急に食べなくなっていたので

何かの病気だと思い、検査してきました。

エコーと血液検査の結果、小腸に腫瘍のような物(2センチ弱)が有り

おそらく癌(腺癌かリンパ腫)。FIPの可能性も有る。

まいったな〜死に急ぐの禁止だよ。

RU

8年前、三原台地区において、兄妹と思われる若い猫を数匹で保護。

この兄妹は、早死の猫が多かった。

エイズ、伝染性腹膜炎。そして今度は癌。ナミが一番元気だったのに。

私が胃癌で、ナミは小腸の癌。複雑な気持ちです。

腫瘍摘出の手術を前提の細胞に検査(悪性か良性か)は、

選択肢としてはありますがしません。

黄疸が出ているので、手術は無理な状態です。このまま看取るしかない。

人慣れしていない猫には、検査だけでも大きなストレスです。

ステロイドのお陰か。今朝、少し食べました。

もう一匹、受診させた猫は膀胱炎。短期間に2度目のため、

エコーで見てもらいました。

細菌性の膀胱炎とは違う、突発性膀胱炎かなと思ったのですが、

その可能性は低い。冷えからくる膀胱炎ではないかとのこと。

確かに、サビは私の寝室で暮らしているので、その部屋はエアコン無し。

ホットカーペットと敷き毛布だけ。

これ以上の暖房器具の使用は、電気代が・・・

シェルター運営を支えてくださるサポーターをお願いしております。現在では90名のサポーター、マンスリー227、000円が確定しており、支払い手数料8%が引かれた金額を、毎月25日に受け取っております。

2月分(3月25日受取)は189、696円でした。

シェルター運営費用の目標金額は30万円(家賃を含む)です。

あと110、304円です。フードやトイレ砂などの消耗品費は、物価高騰により1、5倍となっています。一人でも多くの方からのご支援を賜りたくお願いをいたします。

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高齢猫の治療と看取りが続く 4

2024-02-12 16:56:20 | 高齢猫の治療と看取りが続く

2月12日。連中最終日。朝5時3分。幸男君が静かに逝きました。

昨日の夕方にトイレの中で転けて、おしっこまみれになったので、

「もういいよ。横になって漏らしていいよ」と抱き抱え、

ケージに入れました。それまでは自由にさせていました。

獣医に連れて行ったのが1月25日。ガリガリに痩せて脱水がひどい。

末期ではないが、それに近い腎不全。貧血が進んでいるので余命は少ない。

毎日朝晩100ccの補液で、延命はできるとの診断。

まだ食べる元気があるから、延命してみるかな。

幸男は嫌がらないので朝晩、きっちり補液をしました。

1週間後に効果が出た。自分からケージを出ましたね。

2月3日の写真↓生気が出た。

私の顔を見るたびに、ご飯をねだる。

好物はジュレ。健康缶。1日に4回5回も要求する。

一番好きな物は、だしカップだけど、食べ過ぎて下痢になるから中止。

痩せた猫の補液は難しいです。

今の私は、抗がん剤副作用で、指先に力が入りにくい状態ですが、

連続で行っていたら、なんとか上手くできました。

看取り経験が豊富なので、説明のつかない勘みたいなものがあります。

今朝は、5時キッチリに目が覚めました。

熟睡していたのに、パッと目が覚めてしまったのです。

「あー幸男が呼んだ」と、すぐケージを開けて触る。温かい。

(ケージと私の寝るベッドとの距離は1、5m)

目を開けたまま、口を少し開けたまま、横たわっていました。

口呼吸をして、すぐに動かなくなった。たった3分間の看取りです。

午後には、ペット霊園ニルバーナさんへ運ぶ。

人馴れ度抜群で、後輩を可愛がる良い子でした。

お祭り男に相応しい、祝日で良い天気。寿命をまっとうしたね。

幸男を題材にした動画も沢山作りました。写真も多いです。

いつものように呟く。「お疲れ様でした。ありがとう、ユッキー」

この動画が14年前だから、この春で15歳だったね。

現在91名のサポーター、マンスリー218、000円(支払い手数料含む)です。

シェルター運営費用の目標金額は30万円(家賃を含む)です。

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