たぶん私のブログを見てくださる方は、小さな命を慈しむ方が多いので、
猫に関する怖い情報とか、進んで知りたくないと思います。私がそうです。
私は元は普通の人で、子供の時から生き物は好きですが、動物愛護とか考えたことがなくて、
猫が特別に好きだから保護活動を行ったのではなく、のんびり日向ぼっこしている外猫達の
置かれている現状が、あまりにも悲惨なこと知り、驚いたのが始まりでした。
このままだと、猫が可愛そう。こんな残酷な現実を、子供たちに見せたくない。
そんな知ることから始まった、ボランティア活動開始でした。
今日は皆様にお願いがあるのです。猫は完全室内外で脱走防止対策をお願いします。
「何を今更、言ってんだか。当たり前でしょう。」と思う方には、更にお願いがあるのです。
ご自分の周りで、猫を飼っている人、これから飼いたいと思っている人に、言って欲しいのです。
「日本には猫を売って金儲けをする人間がいるから、猫は外に出さないで」と教えてあげて欲しいのです。
時々、いえ違う。最近、頻繁に報道される殺猫ニュースがありますが、
虐待を目的とする猫の誘拐とは他に、猫の販売目的(動物実験用)で、猫を捕獲する人間がいます。
↓この記事は1999年に起きた、ある「里親詐欺」について、動物愛護協会の理事の発言です。
週刊誌での掲載ですが、名前も書いてあるので本音だと思います。
(ある里親詐欺については、後日書きます。書くと長くなるので。)
私の猫活動に大きな影響を与えてくれた、この本の中にも書いてあります。抜粋します。
「・・・一番ヤバイのは、実験動物用にノラ猫を集めて、大学病院などに売って小遣い稼ぎを
している、ブローカーみたいな奴。そいつらは、先生のところにもらいに来るだけでなくて。
自分たちでノラ猫を捕獲したりもしているから、かなり悪質・・・」
坂崎様の活動範囲は世田谷区や新宿区。都心に近い。
昔から、猫さらいは、広い範囲で長く続いているのです。
練馬区には、猫さらいの本拠地があり、悪い業者が多く存在します。
この事は、自分のブログでは何度か書きました。
でも私のブログぐらいでは、書いても情報は広がらない。
猫さらいを、誰がやっているかを調べた時期もありました。
知人を介して本人に聞いてもらったところ、「やっている。何が悪いか。」と、言ったそうです。
他に飲み屋で、いかつい男が「1匹7千円で売れる」と言っていたそうです。
聞いた話では、証拠にならない。証拠なしでネットで拡散したら、名誉毀損になる。
動物愛護法で警察に訴えても、今の日本じゃ無理。取り合ってもらえない。
取り合ってもらうには、現場を押さえるしかない。
例えば、首輪をしている猫(所有権が確定しているから警察も動くかも)を捕まえて、
実験所に運ぶ現場を押さえるとか、地域猫を捕獲して、その場で殺した場面を撮影するとか。
こんな事、怖がりの私に絶対にできない。相手は男でグループです。
危険過ぎるし、そんな現場を見るどころか知るだけでも、私は病みそうなのです。
15年ぶりに、里親詐欺事件の資料を出して読み直しました。もう23年前の事件です。
当時のボランティアさんは、マスコミを使ってかなり告知されてましたが、
当時の私は知りませんでした。まだSNSがない時代だからかな。
今だったら、広く社会にアピールできたかも。
里親詐欺事件の資料から↓
この資料の中には、事件に関与している疑いのある業者のリストが付いています。
練馬区だけではなく、東京の多くの区と周辺の市、東京近辺の県にも存在しています。
だから、お願いするのです。
愛猫の最後が、悲惨な状態にならない対策は、完全室内飼いしかないのです。
自分の猫は自分が守るしかない。飼い猫を外に出さないで。脱走防止対策は完璧に!
そして地域猫は、人慣れさせないで欲しいのです。人慣れしていると連れ去られる。
里親詐欺事件の資料から↓
練馬区では地域猫活動が浸透してきており、20年前に比べると外猫の数は激減しています。
子猫はボランティアがすぐ保護するし、不妊手術してあるから増えない。
練馬区だけではなく、都会では猫が減っています。
結果、猫さらいの捕獲範囲が広がっていると想像します。
迷い猫サイトで見る、飼い猫の行方不明の数が多過ぎる。
「いつもは帰ってくるのに、帰ってこない」が多過ぎる。
地域猫までが、行方不明猫となりリストに上がっています。
どうか、猫さらがいる現実を、ボランティアの方も認識されて下さい。
人慣れしている地域猫は外におかず、貰い手を探して欲しい。
今日はここまでにします。こんなことを書くと、いろいろな想像をして具合が悪くなるのです。
本当に動物愛護のために、動物虐待事件の裁判を傍聴し、批判して下さると若い方は偉いと思います。
私にはできなかった事です。今の私にできるのは、祈る事だけ。
日本が動物愛護先進国となりますように。
猫さらいの人が早く死にますように。(猫が受けた苦しみと同じ苦しみで)
私のシェルター運営を支えてくれるサポーターを募集しております。
現在44名のサポーター、マンスリー107、000円です。
シェルター運営費用の目標金額は30万円(家賃を含む)です。
一人でも多くの方からのご支援を賜りたくお願いをいたします。