総括なんて勇ましいカテゴリーですが、書いていませんでした。
「書かなきゃ書かなきゃ」とは思いながらも、猫の飼育に追われ
時間が流れました。今でこそ世間的に認知されている
「地域猫活動」と言う言葉を知る人間は、私が活動開始した頃には、
ほぼいませんでしたね。
飼い主のいない猫の世話をする人はいましたが、
その行為がボランティア活動と、認識する人は少なかった。
むしろ迷惑行為と思っている人は、沢山いました。
今思えば私の活動は、それらと戦う活動だったと思います。
小さな命を、命とも思わない人間の行為は残酷でした。
辛い悲しい経験を重ねていく中、念じていたことは
「病んではいけない。病んだら活動できない。頑張れ!」です。
前例のない活動を個人で行う事で、精神的に病んだ方が何人かいましたので。
他人から、面と向かっての誹謗中傷。
仲間同士でも批判。信頼していた人からの裏切り。
強くならなければ、活動はできなかったです。
私は、それで癌になったのかもしれない(笑)
昨年の夏に保護した、石神井ミーちゃん↓
あの酷暑の中、この子の保護で無理して吐血したかも。
これは事実です。この保護には、かなりのストレスを感じていました。
石神井に行くのに片道1、5時間。往復3時間にプラス捕獲時間。
7月8月は、大きな公園のトイレ掃除をパートでしていたので、
捕獲に通うことは地獄でした。歩くと、動悸が酷かったです。
その動悸を病気とは思わないで、肥満からくるものだと
思い込んでいたから、私はおめでたい。
倒れないと分からない、お馬鹿さんでした。
保護してから、闘病中にミーちゃんのことで、思い出した事があるのです。
このミーちゃんは、私が地域猫活動を開始した最初の頃にTNRをした猫に、
間違いないのです。
去年、保護直後はケージで鳴き叫ぶこと2ヶ月。
ケージから出しても窓に張りつき、鳴くこと3ヶ月。
鳴くだけではなく脱走防止のネットを叩くは、カーテンは引きちぎるは。
うるさいのなんのって。今でも1日に数回は、網戸を叩きます。
外に出たいのです。自由に暮らしてきた猫は、外が好きなのですが・・・
絶対に出しません!意地でも出しません。身体張って保護した子なので。
「子猫がいるから助けて欲しい」と、依頼のあった三毛猫は、
私が昔、避妊手術をしてリリースし、毎日、配食をしていた猫で、
ある日突然、姿が消えた猫だったのです。
2010年、石神井公園駅周辺のTNR活動を開始した時期の猫でした。
なぜ思い出したのか。耳カットの形です。
当時の地域猫活動は始まったばかりで、
野良猫の不妊手術する獣医さんも少なく、
手術した証となる耳カットも、
獣医さんの好みで、形が違っていたのです。
私が最初に使っていた獣医さんのカットは、特殊でした。
普通の人には、これが耳カットとは思えないですね。
そしてミーちゃんもカットが同じ↓
それに気が付くのが遅かった。
ミーを保護してすぐの癌治療だったので、
怠くてベットにいる時間が長く、その時に気がついたのです。
本当なら保護していたかもしれない猫が、10年以上経って、
私の家にやってきた。これも運命でしょうか。子猫どころじゃない!
今年で15才!獣医さんの見立ては正解でした。
おまけです。私は大きな耳カットは嫌いでした。
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