文章作成能力が低下しており、長文になり過ぎています。この1年の経験と、思ったことを纏めてみました。
結論からですが「抗がん剤治療は試す価値がある」と思います。現在の治療方法は昔と比べ、大きく変わっています。論文読むとか専門書を読まなくても、こんな小さな本だけでも理解できます。
私は最初「抗がん剤の副作用で苦しむのなら、早く死んでも良いかな」思いましたが、想像していた強い副作用は無く、癌は短期間で消えてしまい驚きました。高いと思っていた治療費は高額医療制度を使うことで、かなり安く済んでいます。
本当に昔と違うのです。
1、作年の8月29日に吐血、痛み無し→近所のクリニックで胃カメラ検査。癌告知されるが、詳細説明無し。紹介状を貰うだけ。
2、9月4日。自宅から近い大学病院で再検査。癌告知。胃癌ステージ4。
リンパ節と肺に転移有りで、手術は不可能。何もしなければ余命半年。
抗がん剤治療を受けて、1年の延命可能と診断される。
貧血治療のため1週間入院するが、担当医師に不信感を持ち転院。
4、11月1日。国立がんセンターに入院(3週間)。
貧血の治療と抗がん剤治療を受ける。入院中に胃の中の腫瘍からの出血が止まる。抗がん剤治療2クール受け退院。現在までに外来で、15クール受けています。
私の受けている治療は、オプチーボ+FOLFOX療法です。
オプジーボとは免疫チェックポイント阻害薬
(癌細胞が免疫にブレーキをかけるのを防ぐ薬)で、新しい薬です。
私の癌はオプチーボが良く効いているとのことで、画像上で確認されていた癌は、短期間で消えました。その確率は100人に数人とのことで、初めから期待した事ではありません。抗がん剤治療の効果は、やってみないと分からないので「試す価値がある」と思ったのです。
上記の書いてあるオキサリプラチンという薬は、副作用(痺れなど)が強いのですが、私は途中でアレルギー症状が出たため、投与は中止となりました。今はオプチーボ、レボリナート、フルオロウシルだけの投与です。点滴での投与です。この薬に脱毛はありません。(抜け毛は増えるかも)
副作用は人それぞれ出方が違います。自分の体調を細かく主治医に伝え、薬の調整がとても重要です。私は最初は眠くて眠くて、普通の生活ができなかったので、それを伝え、薬の調整をしてもらいました。投与の間隔も本来は2週間に一度ですが、3週間に変えてもらいました。投与後1週間は無理せずに暮らす。2週目から軽い運動を始め、3週目には運動量を増やし、体力を維持しています。2週間置きだと、体を鍛える時間が取れないと感じたからです。今ある副作用は怠さ、思考能力の低下です。
体力維持の目的は、猫の世話と通院を1人で継続するためです。
病院に行く日は朝4時起床で、5時半に家を出ます。病院到着は7時。受付開始は7時20分。採血が8時から。診察は9時半から10時半の間。抗がん剤投与開始は、11時から12時の間。投与時間は3時間。帰宅は夕方です。病院は体力ないと通院できません。現在70歳。本気で体を鍛えて、頑張るしかないです。
「抗がん剤は元気な人ほど副作用が弱く、効果が出る」と言われています。
私はこれに該当しています。持病が無く体力が有りました。
「抗がん剤を上手く使い、自分にとって快適な暮らしを継続する」
今の癌治療は、その考えが基本になっています。
そうやって元気に生きている人は、多いと思います。
「日本人の2人に1人が癌になり、癌患者の3人に1人は亡くなる」
と、言うことは3人に2人は生きているはず。
生きている人の情報が、亡くなった方の情報より少ないから、癌=死と思い込んでしまうのではないでしょうか。私も最初はそうでした。
あーまたダラダラ書いてしまいました。今日はこれまで。また書きます。
癌告知を受けて、落ち込んでいる方に届けば幸いです。
今月も無事に猫と一緒に暮らす事ができました。
支援者の方々へ。皆様のおかげです。心から感謝しております。
ありがとうございました。
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