三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

三太郎一家を応援してくださった方々に送るブログ
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感謝あるのみ!

2017-10-29 13:24:13 | 写真と動画
保護猫写真家ねこたろうさんとのコラボ写真展。
昨日は貸切での閲覧日とさせていただきました。途切れることの無い、
ほど良い人数のご来場をいただき、楽しい時間を過ごすことができました。
参加していただいた皆様方。ありがとうございました。
10月において、過去最多の保護猫の看取りが続いた福田は少々、
元気の無い状態でしたが、皆様の温かなお言葉を受けエネルギーが湧いてきました。







王子が元気だった時のお話を、mayuriさんから沢山、
教えていただきました。ありがとうございました。


店内に置かせていただいた寄付金箱には沢山の寄付。
ポスカも売れておりました。コメント帳には温かなお言葉。嬉しかったです。




福田の写真のテーマは、ペット霊園ニルバーナさんに流れてきた
迷い猫の八ちゃんの家猫修行の様子をドキュメンタリーにしたかったのですが、
完成度は低し!また来年に頑張ります。

展示した写真の八ちゃん




一昨日、事務所で撮影した八ちゃん。
美猫になってきました。人慣れしてきたら飼い主さん募集を宣伝していきます







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ナナちゃんとの思い出

2017-10-27 13:13:09 | 保護ねこを看取るとき
きょう霊園にナナちゃんを運びました。
昨日の夕方、お世話になっていた病院で亡くなりました。
2012年から今年の初めまで、私の事務所で暮らしていた預かり猫のナナちゃん。
月額1万円の飼育費用で預かっていました。医療費は保護依頼者が負担。
口内の炎症を繰り返す子で、抜歯治療をしても完治することはなく、
炎症を繰り返していました。私がカフェ運営やカフェクローズのために多忙な生活となり、
完璧な飼育ができなくなり、だんだんと入院する回数が増え、期間も長くなっていったのです。
保護主さんの負担とは言え、多額の医療費となっていくナナちゃんのことを
獣医さんが心配して下さり、今年の初めから、特別に格安で預かって下さいました。
本当に有難いことです。ビビりのナナちゃんは、最初はトイレの中で固まっていましたが、
だんだんと先生にも心を開いていったそうです。他の猫の通院の時、病室を覗くと
ケージから出て、走り回るナナちゃんの元気な姿を時々、見ることができていました。
ナナちゃんは可能な限りに治療を受けることができました。獣医さんに感謝しています。
そして多額の飼育料と医療費を負担された、保護依頼者を尊敬しています。
すごいと思います。保護した猫を最後まで責任をもって費用負担されました。
ありがとうございました。ナナちゃんに代わり、お礼を言います。






実はナナちゃんは、私の猫活動を変えた猫だったのです。
2014年、猫活動に燃えていた私の譲渡会開催に、参加していたナナちゃんの行動を見て、
その後、譲渡会を止め猫カフェ運営へと進んでいったのです。
ナナちゃんは元々は、保護者の家で暮らしていました。とても良い環境でした。
そのまま暮らしていければ良かったのですが、猫ボラされていた保護者の方が、
多頭飼いになることを恐れ、私の譲渡会に参加希望されたのです。
嫌がるビビりのナナちゃんを無理やり捕まえて、キャリーに入れ会場に運ぶ。
そしてまた嫌がるナナちゃんをキャリーから、引っ張り出し、会場のケージに移し展示する。
ナナちゃんは、それを嫌がり抵抗するのです。確か2回目の譲渡会の時には、
保護主さんの手を噛むようになっていました。手が嫌いになったのです。
そして最後に自宅で、同居していた、オバァさんの手を噛んだのです。
おバァさんは激怒!ナナちゃんを捨てるようにと、言うようになったのです。
捨てること(元居た場所に戻す)を反対した、私が預かりました。
譲渡会の展示に向かない猫が多かったです。家では穏やかな猫も会場では恐怖で固まる。
大勢の人達を見ると、もっと固まる。これじゃ保護猫の魅力は、猫希望の方には伝わらない。
そう考え、場所を借りての譲渡会を止める方向に進んでいったのです。

ナナちゃん。ありがとう。あなたのシャイな性格が好きでした。
7歳。腎不全。早い死です。口内の炎症がでる猫の寿命は短い。
過去にマイケル、おこげちゃん、かー君も同じ病気で死にました。
そして現在、口内の炎症を持つ猫は4匹。少し気持ちが落ちついたら
この猫たちを、どう飼育しているか書いてみます。悲しい経験は力となっています。


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ごめんね。イーちゃん

2017-10-26 19:09:45 | 保護ねこを看取るとき
王子の記事を書いた翌日に、元カフェ猫のイーちゃんが突然死しました。
驚きは嘆きを超えて放心状態のまま、夢の中で本業と送りをこなしていました。
アーちゃん、イーちゃん、ウーちゃんは同じエリアでの保護。(兄妹の可能性が強い)
個人ボラさんからの、預かり猫です。飼育費が3匹で毎月2万円でした。
もう2年以上のお預かりで、その金額は50万円を越えています。
2年もの間に譲渡できなかったのは、私の努力不足。申し訳ないと思っています。
多くの保護依頼を受けてきましたが、ほとんどの方が最初の医療費負担だけで、
このような継続した飼育料をお支払いされることはありませんでした。
頂いていても、いつのまにか立ち消えする。請求はしません。
寄付とは、その方の猫に対する気持ちだと考えているからです。


元気なウーちゃん
こうやって人前でニッコリ(私にはそう見える)するまでに
1年以上、かかりました。かなりのビビりなので譲渡対象外です。
逃げたらアウト。絶対に捕まえることはできません。
ここがウーちゃんにとっては一番に幸せな場所です。



そしてカフェで人気猫だったアーちゃん。
重度の鼻炎の上、私に対する愛情が濃い!
私が、もう譲渡はできなくなっています。
肩乗り猫アーちゃんの爪で、私の肩は細かい傷が化石になってます。



そして・・・
イーちゃんの元気な姿の写真がない。ごめんね。
探したけど1枚もない。イーちゃん、いつも隠れていたから。
いつも押入れの中にいたね。きっと、私が居なくなる夜中に
出てきて遊んでいたんだよね。全く触れない子でした。
穏やかな性格なのに、人に媚びることをしませんでした。
イーちゃんの個性的で美しい白黒の柄を、忘れることはない。
FRESH!動画の中にはイーちゃんの姿は絶対ある。探してみる。



イーちゃんの死で、今後の飼育費用をいただくことを止めることにしました。
猫一匹を引き取る金額に相場はありませんが、個人ボラさんから私は、これ以上は貰えない。
アーちゃんもウーちゃんも私の飼い猫です。今日から。



追記:あーちゃん兄妹の保護主である個人ボラさんから、
ブログをあげた直後に連絡が入りました。
病院に預けてあるナナちゃんが夕方に逝ったとのこと。
ナナちゃんも個人ボラさんからの、預かり猫でした。
数年、私と一緒に暮らしました。
体調が悪く、ここ半年、獣医さんに預かっていただいていたのです。
今は涙がでるだけです。詳細はまた後日に。また明日、送りです。







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王子安らかに昇天する

2017-10-23 10:07:52 | 保護ねこを看取るとき
10月20日深夜2時過ぎ、かかり付けの獣医さんと、王子の最後の時間を
一緒に暮らしていただいた預かりさんのmayuriさんに見守られて、王子は静かに逝きました。
福田はその瞬間には間に合いませんでしたが、温かな王子を抱っこすることができました。
ふくよかな身体、ビロードのような毛並み。穏やかな表情、眠っているような王子の感触は、
一生、この腕に残っていくことでしょう。

数日前にmayuriさんから送っていただいた王子の写真です。元気そうです。
お預けした後、福田は王子に一度しか会っていません。お預けした以上、王子の家族は
mayuriさんのご家族。皆様の愛情を一身に受けている王子に、私は必要ないと思ったからです。
王子の全てを託しました。そして「王子が倒れた時は何時でも良いので知らせて欲しい」と、
お願いをしてありました。獣医さんにもお願いしました。「最善の治療で王子の最後をお願いします」と。
延命ではありません。苦しみのない看取りを希望したのです。

王子の病気は治療法のない「肥大型心筋症」

肥大型心筋症
主な原因は、遺伝子の変異と言われています。猫種によっては、遺伝子の変異が報告されていて、
家族性発症も報告されていますが、証明できていない猫種も多く存在し、未解明な部分が多い病気です。



mayuriさん宅で暮らすようになって定期検診の度、獣医さんから「何時、倒れてもおかしくない状態」
と言われていましたので、覚悟は完璧でした。1日でも長く生きて欲しく、心臓サポート、腎臓サポートを
食べさせ、血栓ができないように毎日の投薬をしてもらう。体調を崩せば、すぐに病院に運んでもらえる。
1日1日を体調良く暮らせるようにしていただき、毎日、抱っこしてもらうことができました。
mayuriさん宅で暮らした8ヶ月の間、可愛い妹猫もでき、楽しい時間だったと想像します。
mayuriさんご家族に感謝しています。王子は幸せです。

mayuriのブログから「王子」


王子、王子、お母さんの王子。もう手のとどかない所に行ってしまったね。




王子の死に悲しみはありません。寂しい気持ちはありますが、可能な限りの良質の飼育ができたからです。
しかし王子の葬儀が終わった夕方に福田は、ある猫の死を見てなんとも言えない悲しみに襲われました。
詳細は今は、上手く書けません。

ある猫とはシンシアさんの地域猫です。
シンシアさんのブログ「おかえりなさい」
訳あって福田が預かった(入院させていました)のですが、保護して2日で逝ってしまいました。
その猫の死と王子の死があまりにも異なり、涙が溢れてきます。外で暮らす子は耐えて暮らしています。
空腹に耐え、病気に耐え、寒さ暑さに耐え、恐怖に独りで耐えて生きています。
人間に対する不信感。病からくる苦しみ痛みを経験した猫の飼育は難しい。保護自体がストレスとなり
寿命を縮めてしまうこともある。猫にとって何が幸せなのか。保護活動とは。動物愛護とは。
多くの課題を猫の神様からいただきました。考えます。

最後になりました。元保護猫カフェで暮らした王子を可愛がってくださった方々。
王子救済に、多くのご支援をいただいた方々に、心から御礼を申し上げます。
ありがとうございました。






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エイズの地域猫クロちゃん

2017-10-18 15:07:01 | 保護ねこを看取るとき
今年の8月に、自宅周辺で暮らす地域猫を保護しました。
痩せこけていて、たぶん今年の冬は越せないだろうと予測の保護。
昨日に死亡。2ヶ月半しか生きることができませんでした。







死ぬ前日まで食べてはいましたが、量は大さじ1杯くらいの少なさ。
好物の美味しいウエットだけしか食べなくなったのが1ヶ月前。
少しずつ痩せてきて、最後は安らかに眠りながら息をひきとりました。
全く苦しまない死に方です。多くの看取りをしましたが、
この死に方が一番、安らかな死だと思います。
無理やり保護してケージの中で看取ることが良いのか、
外で死ぬのが良いかどうかは分かりせん。猫は何も言わないので。
地域猫の看取りは、猫ボラの自己満足なのかもしれません。

まだカリカリを食べていた時のクロちゃん。
威嚇しなくなった頃です。安全な場所とわかると猫は落ち着きます。
ボロボロだった皮膚も回復した頃。




自宅周辺のTNRは十数年前に完璧に行ったので、
子猫がでることはありません。流れ猫は全て保護しました。
地域猫は、あと最後のオス猫がいるだけ。まだ元気な猫ですが、
このオスもエイズ陽性です。衰弱したら保護するつもり。
当時は手術の時に、エイズ白血病のウィルス検査を全ての猫にしました。
猫の寿命を計りたかったからです。
2歳以上は、ほんとんどがエイズキャリアで、オスは3年から5年で死にました。
メスは10年、大丈夫でした。と、言ってもメスは2匹だけでした。
データーというほどのものではありませんが、外で暮らす猫は
エイズで短命だというのが分かりました。

家猫のモカちゃん。エイズです。公園に捨てられていました。
今は4歳くらいかな。毛ずくろいができないので、たまに獣医さんで
毛を刈ります。何歳まで生きるかな。まだ食欲は旺盛です。
ベタベタの甘えん坊。公園に置いておくことはできない猫でした。



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