三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

三太郎一家を応援してくださった方々に送るブログ
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人慣れしていない猫の最後を看取る

2020-02-27 13:58:27 | 保護ねこを看取るとき
追記:2月27日の夕方に静かに亡くなりました。最後まで食べてくれ苦しむことなく逝ってくれたことに感謝しております。
   私の家に来てくれてありがとう。


長毛の長さんと最後の時間を過ごしております。今朝、私の寝るベッドの下に倒れていました。
抱っこしてケージにいれる。威嚇の激しかった猫を抱っこできることは嬉しいのですが、もう最後です。
この猫に対する思い入れは強いのです。2012年に保護した時に、自分で飼うつもりでした。
「長毛は夏は暑いでしょ。ノミがついたら辛いでしょうに。」と飼う気満々でしたが、威嚇が凄く、
すぐに諦めました。シャーだけではなく手が出るのです。きっと噛むタイプだと思い、
「地域猫として生きてくれと。」泣く泣くリリース。それから長さんは、駅前の餌場で生きてきました。
リリースして7年。今の場所に引っ越しをする前に、その餌場にいた猫の全てを保護。
長さんは元の事務所で半年ケージ飼い、そして今の家に連れてきて部屋に放しました。
フサフサだった長い毛はボロボロ。相変わらずシャーは言いますが、猫パンチの爪は出ていませんでした。

書くと長いのですが、地域猫活動とは人の都合で猫を処分する方法であって、動物愛護精神に反する活動である。
飼い主のいない猫は、保護をすることがベストだと思っています。(詳細は時間がある時に書いてみます)
なので石神井を去る時には、自分が不妊手術をした猫は全て保護し、最後まで飼育すると決めていました。
自己満足かもしれませんが、凶暴であった長さんが愛おしいです。8年前の私は凶暴と判断しましたが、
違うな。あの時、頑張って飼っていれば、人慣れしていたはず。
https://blog.goo.ne.jp/safumineko5656299/e/4580651b4711a2d3b86d1b13c0a25ab9

長さんはエイズです。推定で10歳。これまで元気に生きてきた。最後を看取れて嬉しいです。


長さん、ここ2ケ月、異常な食欲でした。朝晩、一度に猫缶を2、3個食べていました。
私の顔を見て欲しがるのです。全く食べないで死ぬ猫もいますが、死の少し前に凄い勢いで食べる猫が時々います。
最後のエネルギーがでるのかな。その間の猫の食費は高くなり、自分の食費を削りウェットを買います。
今回は2月の初めに、亡くなった猫(飼い猫)のフードのご寄付があり、とても助かりました。
頂いた多種類のフードによって、食欲が湧いてきたのかもしれません。そのフードで長さんの好みも分かった。
数日前から、カクンと食欲が落ちました。美味しい物しか食べなくなった。それも少量。頑張って食べている様子。
私が最後の看取りに使うフードはモンプチスープ(カニカマしらす)とチャオ缶のとりささみホタテ貝柱。
これに反応しない子は、もう食欲が全く無いと判断する。そしてスーパーに行き刺身を買う。


一度に3缶食べていたまぐろペーストを拒否。


モンプチスープに反応した。まだ生きようとしている。


3日前の長さん。2段ベッドで寝て、私が近寄っても威嚇しない。なんかジーンときました。
さぁ、最後を看取りますよ。






《ご支援のお願い》
現在111匹の猫の飼育をしております。猫のご飯は月に約100キロです。
トイレ砂とシート代は節約をしても1ケ月3万円が必要です。
口内の炎症のある猫が増えており、その子達には食べやすいウエットを食べさせております。
ご無理のない程度に定期的に、ご寄付をいただけると助かります。
食料も医療費も不足しております。温かなご支援を頂きたく宜しくお願いいたします。

ご支援のお願いhttps://www.happynekochan-towa.com/%E3%81%94%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84/








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お千代が腎不全となりました

2020-02-05 13:49:52 | 保護ねこを看取るとき
お千代ちゃんは、元保護猫カフェの店長さんで人気猫でした。穏やかで賢く、
人が好きで抱っこが好きで、どなたにでも抱っこをせがむ猫でした。
それも肩にしがみつく抱っこで、抱っこする人の腕がしびれるまで降りない子でした。
保護猫カフェ時代のお千代はこちら→http://cafehappynekochan.blog.fc2.com/blog-entry-36.html

昨年の今頃私は、今の場所に多くの猫を連れて引っ越すための作業をしており、
精神、肉体、金銭的にも限界ギリギリで生きておりました。一番に大変な作業とは140匹の猫の移動。
そして移動後の猫の飼育と健康管理。全て一人で行うこととなる。猫は環境を変えると死ぬ。
保護猫カフェをクローズした時に経験しました。環境に適応できない弱い猫は死んでしまうのです。
だから引っ越しが決まった時に、娘に頼みました。病弱なお千代と高齢となっていくお豆ちゃんを
貰って欲しいと。お千代は原因不明の膀胱炎をもっており、健康管理が多頭飼いの中では難しい猫でした。
膀胱に炎症があるということは何時かは、腎臓を病むであろうと想像していましたが、
こんなに早く来るとは。覚悟はしていたもののショックでして、ブログに書くまで時間がかかりました。

↓譲渡直後のお千代とお豆。まだ、ふっくらしていました。


↓今の2匹。お千代は痩せて寝てることが多くなり、お豆ちゃんは太りました。
お千代の残したご飯を全て食べるとのこと。お豆は今年で14歳になります。
譲渡前の健康診断では異常はなく、風邪ひとつひいたことのない健康体。
私の飼い猫は13匹でした(全て死亡)。飼い猫のあとに保護した猫は事務所猫
(会社の事務所で飼育していた6匹)と呼んでおりますが、お豆ちゃんは事務所猫の2号。
飼い猫と同じ深い愛情があります。仲良しだった1号の小雪ちゃんは引っ越し前に死亡。
お豆には長生きして欲しい。





お千代はここ半年くらい、食べても食べても痩せていくとのことで病院での検査に連れていってもらいました。
慢性腎不全。膀胱も変わらず炎症がある。あと半年か1年、生き延びることができるかどうかです。
補液開始です。娘に補液を教え、毎日100CCを入れてもらうことにしました。

この記事を書くために、お千代のことを書いた過去ブログを読み直しました。
当時の自分のTNR活動の大変さの中にあった悲しみを思い出し、読みながら久しぶりに泣きました。
毎年多くの子猫を保護していましたが死んでしまう子猫もいて、死ぬ様が鮮明に蘇り涙ポロポロです。
看取りの中で辛いのは、突然死と子猫の死ですね。千代の兄妹のコウ介は伝染性腹膜炎ドライタイプで
苦しみながら死んでいきました。何もしてやれることがなく、ただただ苦しみを見ているだけでした。
今の私だったら、どんと構えて看取ることができるのですが、当時はまだ経験不足でオロオロするだけ。
本当に精神的に辛い活動を重ねておりました。可哀想な私。だから泣けるのかな。
お千代とコウ介、本当に可愛い子猫でした。

お千代とコウ介の子猫の時のブログ→http://happynekonerima.blog.fc2.com/blog-category-3.html

まぁ終わったことは振り返りも後悔もしない。現実を見るだけです。
泣いている時間はない。これからもドンドン死んでいく。しっかり看取りをせねば。
お母さんも頑張るから、お千代も頑張れ。娘に託して正解でした。
最近、若い人とのメールのやりとりの中で印象に残った文章。
「看取りは辛いですが、人間の役目ですよね…。」
本当にそうです。そう思います。頑張ろう!

しかし普通の獣医さんは高いな〜これが普通の値段だとは思うけど。
私の使う獣医さんは安いな〜あ〜そうだ。もっと高い獣医もありますよ。
なんでも初診で10万20万は当たり前!っていう獣医が石神井にもあった。
獣医さんにかかる時は、評判を調べてから行くべきですね。
ご参考までに今回のお千代の検査費用です。皮下点滴が高い!自分でやれば200円かな。





《ご支援のお願い》
現在111匹の猫の飼育をしております。猫のご飯は月に約100キロです。
トイレ砂とシート代は節約をしても1ケ月3万円が必要です。
口内の炎症のある猫が増えており、その子達には食べやすいウエットを食べさせております。
ご無理のない程度に定期的に、ご寄付をいただけると助かります。
食料も医療費も不足しております。温かなご支援を頂きたく宜しくお願いいたします。

ご支援のお願いhttps://www.happynekochan-towa.com/%E3%81%94%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84/






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