私は2023年8月に吐血をして検査の結果、胃癌と診断されました。
正式な病名は、HER2陰性胃癌ステージⅣ 。
多発性肺転移。多発リンパ節転移。
手術が不可能な進行癌です。胃癌ステージⅣ の5年後生存率は7%
吐血するまでには、症状は何もなかったので健康な生活から
一転した闘病生活を送っております。
これまで抗がん剤治療を7回受けました。これからも治療は続きます。
ネットで検索すると、副作用の辛さ怖さは沢山出てきます。
それを読むと、本当に怖くなりますが、経験してみて言えることは、副作用は個人差が大きく、ネット上の情報が全て自分に当てはまることは無いと思い、自分の経験を書いて残すことにしました。
同じ癌になった方への、お役に立てれば幸いです。私の受けている治療法は免疫療法と化学療法を合わせた併用療法で投入する薬は4種類。外来で点滴で入れています。飲み薬ではありません。
2023年
1回目・11月2日・胃内部の腫瘍からの出血を止めるための絶食1週間。貧血改善のための輸血。3週間入院して抗がん剤治療も受けました。
2週間空けて
2回目・11月16日(入院したまま抗がん剤治療)
2週間空けて
退院後は外来で、抗がん剤を入れています。
私の場合は3時間半かかります。
3回目・11月30日の予定が白血球の数値が低く1週間延期。
12月7日に受ける。
4回目・12月21日
2週間ごとの治療が辛くなり、3週間ごとに変更してもらう。
2024年
5回目・1月11日
3週間空けて
6回目・2月1日
3週間空けて
7回目・2月28日予定が再度、白血球の数値が低く2週間の延期で
3月5日となるが、5日はステロイドに関係するホルモンの数値が低く
1週間の延期となり3月12日に受けた。
6回目より40日も空き、後半は体調がとても良かった。
白血球、ホルモンの数値が下がると普通の生活はできません。疲れやすく、無理できずに寝てばかりでした。
私の経験した副作用
1、投薬後はとにかく眠い。だるい。入院していた3週間は低血圧になっていました。抗がん剤を入れる時に一緒に、強い吐き気止めも点滴で入れます。吐き気止めの薬が眠くなる原因だと後で知り、減らしてもらいました。
2、退院してからも、投薬後は怠さと眠気。疲れやすい。投薬後、1週間は眠気が強く、寝たり起きたりの生活となります。10日後くらいには薬が抜けた感じで動けますが、筋力が落ちており近所のコンビニに行くのが精一杯です。でも歩かないと次の通院ができないので、歩く練習は意識しています。最初はトボトボとしか歩けない。このまま私は老人になるのかと思い悲しくなり、それが辛かったです。
3、身体が思うように動かないので、精神的にも辛くなります。思考能力の低下、物忘れが多くなり、できていたことが、できなくなりました。文章が書けない。会話も言葉がスムーズに出ない。ボーとしている。特発的な出来事に対応できない。それらの症状はケモブレインと言う、抗がん剤による副作用と、後で知りました。
⭕️ケモブレインとはhttps://hospital.luke.ac.jp/about/approach/pdf/ra22/4/research_activities_4_2_1.pdf
4、化学療法で使用されているオキサプラチンの副作用で痺れがあります。痺れと言っても、正座で痺れるのとは違うのです。冷たい物を飲むと、喉の粘膜に ピリピリとした刺激が起きて飲めません。冷たい物(金属、水に触ると、指先足先に電気が走る感じでピリピリします。気温が低いと外に出ただけでも、そのピリピリがきます。一過性の痛みではなく、冷えている状態が続くとピリピリも痺れも、ずっと続きます。そのままにしていると痛みとなり、指先が動かなくなります。人によっては、シコリとなるそうです。この痺れの症状と辛さは、個人差が大きいようです。痺れの辛さで、抗がん剤を止める人が多いと聞きます。私は最初に、アイスを食べた時に起きた、喉、食道までも感じる痺れに驚いて、それからは食べ物、飲み物は常温の物しか体内に入れません。室内室外問わず、手袋しています。靴下は常に2枚履き、寒い日は、靴下にホッカイロを貼ります。とにかく体を冷やさないことが重要。私の場合の痺れは、投薬後1週間ぐらいで軽減するにで、軽い方だと思います。
5、消化器系の癌では、副作用に下痢と便秘がありますが、私は食べ物でコントロールできるようになりました。私は吐き気は全く無いのです。
他、指先の指紋が薄くなる。持った物をよく落とす。粘膜が弱くなっているので、血が出やすい(鼻)。イライラする。抜け毛が多い。動悸がする。口内炎ができる。小さい副作用は多いです。でも慣れるしかないと思います。
以上、長文失礼しました。昨日に、
実はケモブレインが消えたのです!!!
理由は分かりません。7回目を入れて5日間はいつものように眠くて、怠くて死にそうだったのですが、その後は、急に元気になったのです。以前にように身体が動くし、脳内は完全に元に戻っています。思考能力全開!って感じです。この状態が続きますように。
8回目も無事に終わりますように。祈るだけです。
実は、先日の7回目の抗がん剤治療の点滴中に、
アレルギー症状が出たのです。
点滴中に、手のひらに赤い発疹が出て痒くなったのです。
先生がすぐに診察され、その対策用の薬を点滴で入れていただいたので、問題はありませんでしたが、その薬も眠気が強いといわれました。入ると、すぐに1時間も熟睡しました。私は、本当に薬が良く効くタイプだと思われます。
胃癌ステージⅣで寛解できる確率は100人に7人(ネット上で見つけました。寛解はないと聞いていたので、ちょっと嬉しい)
これからも何が起きるか分かりませんが、
癌が完全に消えるまで頑張ろうと思っています。
どうか温かく見守って下さい。お願いいたします。
最後の一匹を看取るまで、生きたいと願っております。
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