三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

三太郎一家を応援してくださった方々に送るブログ
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高齢猫の治療と看取りが続く 11

2024-12-25 09:57:20 | 三太郎一家の猫たち

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12月24日、子猫の時から預かりさん宅に預けている、エイズキャリアのモモちゃんの2回目の抗がん剤治療に立ち会ってきました。今後の治療回数、抗がん剤の副作用が出た時の緊急の対応などを、先生に確認してきました。

私と預かりさんとの間には、猫を預かってもらう事に関する約束事が何個かあります。

1、猫の生活に関する費用(フード、トイレ用品)は預かりさんの負担。猫の医療費用は私の負担。

2、預かりさんが飼育できなくなったら、猫は私に戻す。問題が起きた時には、全て話し合いで決める。

猫の看取り方については、多く経験した私と、初めての看取りとなる預かりさんでは、考え方が異なると思い、何度も話し合いを行いました。今後もそれを継続していきます。

リンパ腫とは血液の癌で、全身のどの部分でも発症します。

モモちゃんの場合は「胃や腸などの胃腸管型リンパ腫」

胃と小腸に腫瘍があり手術は不可能。延命は抗がん剤治療のみ。私の癌と同じ(笑)

保護した猫の癌は、初めての経験ではありません。親しい知人に譲渡した猫(キュマぴょん)は、若くしてリンパ腫(咽頭にできた)となり、飼い主さんは可能な限り治療しましたがダメでした。公園に遺棄されていた高齢のコラットを保護し、乳癌だったので手術、抗がん剤治療しましたが衰弱して死にました。最初のキュマぴょんの最後が、とても苦しい死に方であったため、それ以来、猫の癌は治療しないと決めていました。2匹とも10年前の経験です。

癌=治らないの考えたとなった私は、自分で飼育する猫がリンパ腫になった時でも、治療は何はせず、対処療法だけで看取りました。でも昨年に、自分が胃癌ステージ4となってから考えが変わりましてた。人間の癌治療方法は大きく変化しており、抗がん剤の種類も沢山増えています。癌は死ぬ病気から、治る病気となっています。自分が良い見本です。新しい抗がん剤が効いて腫瘍が縮小したのですから、動物の癌治療も変わっているのではないかと思い、今回は癌に対する治療を行なってみました。

モモちゃんは強い抗がん剤の使用はできず、副作用の弱いソフトな抗がん剤投与となりました。

何も治療しなければ余命は1ヶ月半。腸が詰まって食べることができなくなって衰弱して死ぬ。

抗がん剤やって3ヶ月。皆様はどう考えますか?

私は多頭飼育者です。1匹に掛けてあげられる愛情もお金も少いです。延命はしないと割り切っています。

しかし子猫の時から大切に育てた猫は、我が子で人生のパートナーです。

私にも、そんな親子になった猫が何匹かいました。最初の頃の看取りでは、何度か泣きました。

なので預かりさんには、私の多頭飼育者としての考えは適応しないと考え、

可能な限りの治療を行う事にしました。

ネット上の情報ですが、猫のリンパ腫の寛解率は5割の様です。それに賭けます。

モモちゃんは痩せていない。食欲も落ちていない。遊ぶ元気がある。

それにも賭けています。1日でも長く、健やかな時間を過ごして欲しい。

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高齢猫の治療と看取りが続く 10

2024-12-21 16:18:56 | 三太郎一家の猫たち

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2013年春生まれの羽ちゃんが、2024年12月4日の夜、静かに逝きました。11歳と8ヶ月。私にとっては長い長い介護となりました。脳挫傷で歩けない。目が見えない。成猫になってからは時々、癲癇発作を起こす。痙攣の頻度は、半年に一度くらい。夜中にギャーと叫び、激しく痙攣を起こす。時間は1分有るか無いかくらいでした。獣医の判断では「痙攣が頻繁になったら投薬しましょう」でした。癲癇だから、正直、こんなに長く生きるとは思っていませんでした。

2013年は異常な数の子猫を保護していました↓

http://happynekonerima.blog.fc2.com/blog-entry-229.html

でも風邪ひとつひかない健康体。普通の猫と同じ。喜怒哀楽を表現していました。お腹がすけば、鳴いて私を呼ぶ。排泄すれば、鳴いて知らせる。抱っこすればゴロゴロ鳴く。ブラッシングを下手にすると怒る。可愛い子でした。私の恐怖は、「この子の最後はどうやって死ぬのだろうか」でした。

痙攣で死ぬ?ご飯を食べることができなくなり餓死?餓死は嫌だな〜痩せ細る姿は見たくない〜辛すぎる。

できたら痙攣発作か心臓麻痺で一気に死んで欲しい。そう思っていました。いずれ大きな痙攣が起きる。

そう思い、痙攣止めの薬を冷蔵庫に入れていました。今年の1月の処方だから、

もう予感、覚悟はしてたのですね。

もしご飯を食べることができなくなったら、どうするのか?

私の結論は「チューブを通してまでの延命はしない。」でした。

猫の飼育を行う上で、決めたことがあります。

1、輸血を行う治療はしない。

2、延命チューブはしない。

3、長期間の入院はしない。

羽ちゃんの死因は誤嚥性肺炎でした。食欲が落ちてきたので、気になって1ヶ月前に診察受けたのですが、その時には、嚥下(飲み込むこと)が、できなくなっているとは、私も先生も気がつかなかったのです。1ヶ月ではないな。食べる時に、お口が痛い仕草をするので、何回か痛み止めの注射を打っていました。人間、寝たきりになると嚥下障害が起きることを知りながら、猫もそうなるとは思いつかなかった。私がバカです。羽ちゃんは、嚥下障害を起こしていたのです。それなのに強制給餌をした。強制給餌は誤嚥を起こすことは知っていました。だから少しずつ少しづつ、食べさていましたが、それでもダメだったのです。私のミスです。肺炎を知ったのは、亡くなる前日です。どうしても病名を知りたくて、レントゲンを撮ってもらいました。肺が真っ白でした。熱が出る、呼吸が荒くなるなどの肺炎の症状がなかったので、私は気が付きませんでした。私に、もう少し知識があれば、早く気がついていたのかもしれない。肺炎を治すことができたかもしれない。

仮に肺炎が治っても、嚥下障害が起きているので食べることはできない。延命チューブをしないのであれば

死しかなかった。嚥下障害は脳の障害からきたものかどうか。それも有るかもしれない。

先生は仕方ないと、おっしゃいました。よく長く生きたとも、言われました。

亡くなる前日の病院での写真です。痩せてもいないし、毛並みも綺麗。お顔は子猫の時と同じ。

顔を拭くと嫌がりました。最後、少しだけ意識が戻ったのかもしれない。

最後は3回ほど大きく深呼吸しました。苦しい呼吸ではなく、お口の中から魂が抜けていくように見えました。初めてみる死に方でした。出会いも別れも、本当に不思議な子でした。

いなくなった今、私は気が抜けています。この12年間、羽ちゃんの生活リズムで生きてきました。

どんなに忙しくても、羽ちゃんのご飯の時間には起きる、帰宅する。朝晩、ケージの掃除をする。

羽ちゃんのシーツ(おしめ)1日20枚を毎日洗う。顔を拭く。体を洗う。お水を飲ませる。

床ずれできないようマッサージをする。寝方を変える。夜中の叫び声で目が覚める。

痙攣が起きると体をタオルで巻く。見守る。尿は?便は?一日何度も観察する・・・

その全てが終了しました。はぁーと、ため息をつく毎日です。責任を果たして、完全燃焼しています。

次は、抗がん剤治療を受けているモモちゃんのことを書いてみます。

2013年6月1日 モモちゃん保護 http://happynekonerima.blog.fc2.com/blog-entry-212.html

2013年6月7日 羽ちゃん保護  http://happynekonerima.blog.fc2.com/blog-entry-215.html

 

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お豆でございますよ!

2020-12-28 03:37:33 | 三太郎一家の猫たち
昨日の記事のバロン君のママから写真が届きました。
本当にイケニャン。綺麗な猫です。ありがとうございます!


バロン君が推定10〜13歳。うちのお豆も13歳を過ぎました。猫の13歳は人では68歳。
私を超えました。三太郎一家・福猫はどの子!PART1の時に子猫で保護。
私のブログの中で一番に写真が多い猫。表情が豊かな子です。
最初は里親募集をするつもりが可愛さに負け、情が移り飼い猫としました。(それが多い!)
今の場所に越す前に一度、娘に預けたのですが戻りました。
お豆が長生きできるように書斎を作ったのです。私の書斎は年寄り猫の部屋。他の部屋より静かです。
高齢になると、若い猫にバカにされて意地悪されるのです。あー人間社会も同じか・・・









《ご支援のお願い》
現在94匹の猫の飼育をしております。猫のご飯は月に約100キロです。
トイレ砂とシート代は節約をしても1ケ月3万円が必要です。
口内の炎症のある猫が増えており、その子達には食べやすいウエットを食べさせております。
ご無理のない程度に定期的に、ご寄付をいただけると助かります。
食料も医療費も不足しております。温かなご支援を頂きたく宜しくお願いいたします。

ご支援のお願いhttps://www.happynekochan-towa.com/%E3%81%94%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84/


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大往生した猫チャー君

2019-06-12 12:08:54 | 三太郎一家の猫たち
私の飼い猫は14年前には13匹でした。6月10日の夜、最後の飼い猫である
チャー君19歳が天に昇りました。生き物が死ぬということは、この世から消えるということ。
今、ボーとしています。あれだけ鳴いてウロウロしていたチャー君がいない。部屋が静か過ぎる。
最後の1年は、本当に手もお金も掛かりました。よく食べてくれました。
多分もう140匹以上の看取りを行いましたが、最後の最後まで食べたのは、チャー君だけかな。
でも私の希望どうり、ピンピンコロリをやってくれました。私も死ぬ時には、こんな死に方がいいな〜
私が最後に食べたいものは、雲丹丼。
「ピンピンコロリ希望」

ここ1ケ月で、だんだんと食べる量が減っていました。
あれだけ好きだった、銀のスプーンを食べなくなり、スープ系、トロミ系の
パウチを舐めるだけ。水を飲む回数も減った。しかし食べたい気持ちは強く
起きている間は、ずっと鳴いて催促していました。一日10回は食べていましたね。
一日のチャー君の食費は千円を超え、私の食費を削るしかなく、
私のここ1ケ月の食事は、玄米のおにぎりのみ。おかず無し!4キロ痩せました。やったね!


死ぬ前日の夕飯です。もう長くはないと思い、刺身を買ってあげました。
多頭飼い者の性(さが)みたいなもので、自分は食べなくても猫には最後ぐらい
ご馳走を食べさせてあげたいと思うのが常。


しかしチャー君は何も食べずに、私を見つめていた。
私の晩御飯は、鯖缶水煮。高級品嗜好のチャー君に鯖缶なんぞ考えたことないので、
「え?食べるの?」と、小皿にほぐした身と、たっぷりのツユをいれあげてみた。
なんと、ガツガツ食べた。お代わりもした。それから熟睡した状態に入りました。
四肢を投げ出し、呼吸の振幅がゆっくり大きくなった。もう起き上がることができない。
規則正しい呼吸だったので、あと2日くらいで逝くかなと予想。最近、死ぬ時期が分かります。
時々、目を開けて、私を呼ぶ。でもまた寝るの繰り返し。
そして翌日の夜7時、予想を外して死亡。ずっと側についておりました。
3回、大きな口呼吸をして、そのまま天に昇った。
最後の食事をして24時間後に死亡です。苦しみは一切なかった。
大往生です。看取りに後悔なし!チャー君、おめでとう。
13匹のうち一番に我儘で意地悪で、友達はいなかったけど、
最後まで生き残って、大好きな母を独占できたね。よかったね。可愛い子でした。




昨日のペット霊園ニルバーナさん。お庭は去年と同じ。
ハスが育ち、紫陽花が色鮮やかとなり、ぶどうが実をつけている。
自然は繰り返す。何も変わらない。


動物は死んだら、この世から消える。自然は何もなかったように自然を繰り返す。
私も死んだら消えるんだ。さぁ〜三太郎一家の猫全て看取り完了。ブログクローズあと少し。
総括していきますよ!お礼やら告白やら色々です。本当のことを書く。
これまで活動を支えてくれた方々に真実を知らせる。
批判されようが炎上しようが関係ない。どうせ消すブログだから。



あー本当にお墓が有ることに感謝。私は幸せ。これがなかったら、
どんな悲惨な状況になっていたことか。想像するだけで恐ろしい。
お墓があるから安心して看取りに集中できます。お墓を寄付してくださったR様。
心の底から感謝しております。私は幸せ者です。






チャー君に銀のスプーンを下さった方々に。
ありがとうございました。悔いのない看取りができました。

《ご支援のお願い》
120匹の猫のご飯は月に120キロです。
ご無理のない程度に定期的に、ご寄付をいただけると助かります。
今は何をいただいても有難い状況です。食料も医療費も不足しております。
宜しくお願いいたします。

ご支援のお願いhttps://www.happynekochan-towa.com/%E3%81%94%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84/








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三太郎一家最後の猫チャー君が 2

2019-04-01 12:48:48 | 三太郎一家の猫たち
三太郎一家って何?と思う方は多いのではないかと考えております。
簡単自己紹介いたします。ブログ歴13年となりました。本名は福田佐富美。(さふみ)
ハンドルネームが三太郎。自称ブロガーですが、ブログで利益を出したことはないので、
素人ブロガー。世間様では三太郎、三太郎って、よく出ておりますが、名乗ったのは
私のほうが早いのです。福田のHPはこちら→三太郎ワールド
まぁ〜ブログ、よく書きました。書き散らかしました。ランキングを一位でも上げたくて、
毎日毎日休み無しで頑張っていましたね。ブログを始める時に決めたことは3つ。

1、嘘を書かない。2、汚い写真を使わない。3、人の悪口を書かない。

始まりがあれば必ず終わりがある。三太郎一家は何時止めるのだろうか?
時々、考えておりました。私の飼い猫である12匹を看取り終えたら、
止めることは自然かな〜ほぼ決めていたのでございますが・・・


う〜ん〜〜〜復活したか〜〜


チャー君が具合が悪くなったのは3月21日のお彼岸祝日の私の誕生日。
なんか運命を感じておりました。誰か迎えにきたのかな〜誰かな〜
同じ日に保護したモン君かな〜優しかった父さんのリックかな〜
チャー君死んだら三太郎一家は終わりとするしかないな〜と決めていたのでございます。
でも寂しいな〜意外と読者数多いし。書くの楽しいし。猫の写真撮影大好きだし。
えーーー動画配信、消えると通告きたのに、まだやってる。フォロアーが4000に
なっとるよ!あれだけ4000目指し頑張っていても、なれなかったのに!
なんで今!!!えーーーネット止めるのもったいないかな〜うだうだうだ・・・


gooblogでは、時々お知らせきます。去年の今日のあなたのブログですよ。
読んでみませんか?みたいなメールがきます。
この記事を読んで、なんだか自分で自分が可哀想に思えてきたのです。
2018年3月26日「今年の桜は」

嘘をついているのです。頑張って悲しみを消しています。
去年の桜の季節は、精神的にどん底におりました。
私の仕事であったバイオベンチャーの会社の社長であり共同経営者から
前の年の秋に余命半年であること知らされており、3月はその最後月だったのです。
でも5月に仕事上で、とても大きな成果がでることが期待されており、
彼は頑張っていました。その頑張りを応援するために、私も寝る時間も裂いて
可能な限り仕事に集中していたのです。花粉症ではなかった。
米国クラウドファンディングに挑戦する準備がそれでした。
抗がん剤の副作用で、社長の身体も性格も蝕まれていく様子を垣間見ていました。辛かったです。
その時の状況はまた何時か書いてみます。(なんだブログ継続するのか!)


チャー君、体重が増えてきました。一日3回、一度にパウチを2袋食べます。
ご寄付をいただけると、本当に助かります。
この話続きます〜なかなか本題に行くことができない。話が横すべりしていく。
まぁ〜素人ですからお許しを。


閉め切っていた新居の雨戸を少しずと開けていくことにしました。まずは1枚から
お日様の光は素敵です。暗かった部屋と気持ちに光がさしてきました。


























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