自民党県議団の暴走にノーの県民の審判を‼ 「虐待禁止条例」撤回を!!

県議会自民・公明、とんでもない「虐待禁止条例」、何としても撤回を

　「虐待禁止条例」の改正案について埼玉県議会の福祉保健医療委員会で6日審査が行われ、自民、公明の賛成多数で可決されました。
　条例は小学3年生以下には義務、4～6年生には努力義務とするもの。日本共産党県議団は反対しました。日本共産党の城下のり子県議は「もしかしたら自分は虐待する親にされてしまうかもしれない」と追い詰められた県民の声を紹介し、同改正案によって虐待が減ると思うかと質問しました。
　自民党の小久保憲一県議は「家庭への負担を理由に放置を許すことはできない」と「放置」をなくすことに固執し、保護者の負担への対応は県執行部の対応に期待するとして丸投げ。虐待が減るかどうかについては答えませんでした。
　同改正案が可決されたことを受けて城下氏は「質疑を通して多くの課題、矛盾が明らかになった。改正案は県のめざす『子育てしやすい埼玉県』に逆行するものだ。安心して子育てできる環境を整備することを優先すべきだ」とコメントしました。
　ニュースを見て駆け付けた小学3年生と4歳児の母の和井田泉さん(43)は「生活への影響が不安で傍聴した。子どもを守るという考えは美しいがそれに固執し、現実の家庭などを見ていない。改正案が可決されてすごく悔しい」と怒りを込めました。

明日５日、第９回中央委員会総会が行われます。