DV被害者支援求める
さいたま市議会久保市議が質問
さいたま市議会久保市議が質問
11日、日本共産党の久保美樹市議が一般質問し、DV(ドメステイックバイオレンス)被害者の支援を求めました。
久保氏は、悲惨な児童虐待事件が相次ぐなかで、子どもとともに母親も父親から暴力を受けていた事例を示し、「女性や弱いものに対する暴力の根絶、被害者支援に力を尽くす時だ」と強調。市として、DV被害者の子育て支援や医療・年金、学校教育、住宅などの椙談支援体制をワンストップで行えるようにすることや、被害者の自立を支援する「ステップハウス」の運営への補助を求めました。
木島泰浩市民局長は、ワンストップでの支援体制について「(他自治体の)先進的な取り組みを参考にし、椙談体制を充実したい」と答弁。ステップハウスへの補助について「運営している団体の代表に、市の関係機関連携会議に参加してもらい、施設の利用状況は増加していると聞いている。継続して運営してもらうためにも、財政支援を検討したい」と前向きな姿勢を示しました。
久保氏は「ステップハウスの需要は伸びている。ぜひ補助の実現を」と重ねて求めました。
時給1623円必要の試算も
さいたま市議会鳥海氏が代表質問
さいたま市議会鳥海氏が代表質問
さいたま市議会で9日、代表質問が行われ、日本共産党の鳥海敏行市議が最低賃金の引き上げに対する市の見解をただしました。
鳥海氏は、10月から最低賃金が改定され、埼玉県は28円の引き上げで926円となることについて、「全労連の調査では、さいたま市の最低生活費は25歳単身者で時給1623円が必要という試算が出ている。926円では8時間働いて普通に暮らすことは不可能だ」と強調。当面は時給1000円、さらに1500円の実現とともに、生計費に基づく全国}律の最賃制度の創設を国に求めるべきだと迫りました。
阪口進一副市長は「最低賃金は、物価の違いなど地域の実情に応じて決定されており、適正だ。国に要望することは考えていない」と述べました。
鳥海氏は、「時給926円では、年収200万円にもならない」と主張しましたが、阪口副市長は「最低賃金は健康で文化的な最低限度の生活を営むことができるということで決められており、生活保護水準は下回っていない」と強弁しました。鳥海氏は「本当に年収200万円で人間らしい暮らしができると思っているなら、その考え方を変えないと、市民や労働者の立場でこの問題を改善していくことはできない」と批判しました。
9月議会開会
市長提出議案の40件上程される
市長提出議案の40件上程される
さいたま市議会9月定例会が4日開会し、補正予算案2件、条例案14件、決算認定4件など40件の市長提出議案が上程されました。
条例案は、2020年度から導入される「会計年度任用職員」に関連するものなど、補正予算案は、中央消防署(中央区)の移転を進めるものなどです。
会期は10月18日までの45日間。9月9日から11日まで代表・一般質問が行われ、日本共産党は鳥海敏行市議が9日に代表質問、久保美樹市議が11日に一般質問します。常任委員会は13日から、予算委員会は20日から開かれます。26日から10月11日まで、決算特別委員会が開かれます。
9月議会の代表質問・一般質問の時間が決まりました。
多少前後はしますが、都合をつけてご参加ください。
多少前後はしますが、都合をつけてご参加ください。