小中一貫校撤回迫る、金子議員の一般質問
さいたま市議会で8日、一般質問が行われ、金子昭代市議が小中一貫の「義務教育学校」の問題点を指摘しました。
金子氏は、南区に建設予定の義務教育学校は、三つの校舎で全児童・生徒数3600人が想定される過大規模校であり、子どもや保護者が求める大規模校の解消に逆行するものだと指摘し、他自治体の義務教育学校では、児童・生徒数の多さにより図書室の利用を制限されているなどの声があがっていると紹介。「計画を前に進めれば、さまざまな矛盾を広げる。この地域で深刻化する大規模校の解消のためには、小学校1校、中学校1校を建てるべきであり、義務教育学校の計画は撤回すべきだ」と迫りました。
保健所をもう一カ所
さいたま市議会、代表質問で鳥海議員求める
さいたま市議会、代表質問で鳥海議員求める
さいたま市議会で9月6日、代表質問が行われ、鳥海敏行市議が市の新型コロナウイルス対策についてただしました。
鳥海氏は、さいたま市のコロナの自宅療養者数は8月30日現在、4067人にのぼっており、保健所は自宅療養者への連絡が追い付かず、市民から「事実上の放置状態だ」との声があがっていると指摘。「現状の、市に一カ所の保健所体制では十分な連絡とケアは不可能だ。緊急に、もう一カ所保健所を設置して体制の強化を図るべきだ」と迫りました。また、自宅療養者の緊急搬送が困難な事案が増加しているとして、臨時医療施設や宿泊療養所の増設を求めました。
高橋篤副市長は、新規感染者の急増に「強い危機感を持っている」と述べたものの、保健所の増設については否定。臨時医療施設などについては「まずは埼玉県が設置した施設の状況をふまえて検討する」としただけでした。
鳥海氏は「自宅療養・中の患者や家族にとって、自分たちは確実に保健所や医療とつながっているという確信が大切。保健所をもう一カ所つくるぐらいの体制強化が必要だ」と、重ねて求めました。