「核共有」議論容認を批判、さいたま烏羽議員が市長追及
さいたま市6月議会、8日の一般質問で鳥羽恵市議は、ロシアの侵略に乗じて一部国会議員などから出ている「核共有」の議論について、清水勇人市長の認識をただしました。
清水市長は3月3日の記者会見で「核共有」について「議論がなされていることについて特に否定はしない」と述べています。
鳥羽氏は核兵器廃絶を求める国民の願いと世界の流れに逆行する議論だと指摘。平和都市宣言を行った市の市長として、このような発言は慎むべきだと批判し、「政府に対して一日も早く核兵器禁止条約に署名・批准することこそ強く求めるべきだ」と迫りました。
清水市長は答弁に立たず、伊達雅之総務局長が「市長は肯定も否定もしないという立場だ」と答弁。核兵器禁止条約についても明確な答弁はありませんでした。
鳥羽氏は、清水市長に対し「自身で答えない姿を市民と議会に示したのは残念だ。党市議団は世界の人々と連帯し、核兵器廃絶に全力を尽くす」と述べました。