サクラソウの保全を
さいたま市議会で久保議員が要求
市側は予算確保へ「努力」と答弁
さいたま市議会で久保議員が要求
市側は予算確保へ「努力」と答弁
さいたま市議会で11日、一般質問が行われ、日本共産党の久保美樹市議が市内に自生するサクラソウの保全を求めました。
久保氏は、国の特別天然記念物に指定されるサクラソウが準絶滅危惧種となっているなかで、桜区の桜草公園に自生するサクラソウも2003年に235万株あったものが、18年には66万株まで減少したと指摘。市としてサクラソウの保全のための予算を毎年約700万円計上しているものの、草取りや周辺の自然樹の手入れなど人手が足りていないとして「保全のための予算を増やすべきだ」と主張しました。また、都市局や教育委員会が連携して保全のために力を入れることを求めました。
久保田章副教育長は「今後も外来植物の除去や草焼きなどを継続するとともに、サクラソウの危機対策への国庫補助金の申請も検討し、必要な予算の確保に努める」と答弁。都市局との連携について、「引き続き連携を緊密にし、サクラソウが生育しやすい環境を整えて後世に引き継ぎたい」と述べました。
市の上告、事後承認、九条俳句裁判で市議会文教委員会
共産党守屋議員が反対討論
共産党守屋議員が反対討論
さいたま市大宮区の三橋公民館で起きた、憲法9条を題材に詠んだ俳句の公民館だよりへの不掲載をめぐる「九条俳句裁判」で、市議会文教委員会は18日、市側が最高裁に上告したことの事後承認を求める専決処分議案を賛成多数で承認しました。自民党(1人は退席)、自民党真政、公明党、立憲・国民・無所属の会が賛成し、日本共産党は反対しました。
同館俳句サークル会員の女性が詠んだのは「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」の句。女性は市に俳句掲載を求めて裁判を起こし、さいたま地裁が昨年10月、東京高裁が今年5月、ともに「俳句不掲載は違法」との判決を出していました。原告側(市)も最高裁に上告しています。
専決処分議案に対し、共産党の守谷千津子委員が反対討論しました。守谷氏は、清水勇人市長が、さいたま地裁と東京高裁から「俳句不掲載は違法」との判決を受けながら上告という重大な判断を議会の議決・決定を経ない専決処分で行ったことを批判。「作者は教育委員会との話し合いを強く望んでいる。市や教育委員会は作者の思いに寄り添い、上告の取り下げも含めて、問題解決にあたるべきだ」と主張しました。
委員会を傍聴していた、裁判を支援する「『九条俳句』市民応援団」の武内暁代表は「私たちはずっと現場の話し合いでの解決を求めてきたのに、こういう形で採決がされてしまったことは残念。本会議での採決が行われるまで、各会派に要望するなどギリギリまで頑張りたい」と話しました。
市議選・見沼区青柳候補が決意
来春のさいたま市議選に、日本共産党からの立候補を表明した青柳しんじ市議候補(見沼区、定数8、元)は5日、記者会見で、市議選をたたかい抜く決意を語りました。
青柳氏は、安倍政治に対する批判は椙当噴き立っていると指摘し、「地方からも安倍政治ノーの声を広げていきたい」と語りました。また、市議選勝利一は有権者の思いが届き実現する地方政治へと変えていくことにも直結すると強調しました。
青柳しんじ(70・元)旧大宮市議2期、さいたま市議1期。党さいたま地区副委員長。