障害者グループホーム支援を
さいたま市議会で10日、一般質問が行われ、日本共産党の久保美樹市議が障害者のグループホームと利用者への支援を求めました。
久保氏は、障害者の生活の場であるグループホームのさいたま市での設置について、増えてはいるものの、利用者と家族の経済的な負担は重いと指摘。障害年金だけでは払えない利用料であり、家族が負担できない場合は入所をあきらめざるを
えないと告発。国からの補助に加え、市独自で利用者への家賃補助を実施している政令市の事例を示し、さいたま市でも実施するよう求めました。
山崎勝福祉局長は「利用者の負担軽減は国によって対応されるものだ。市として厚生労働省に家賃助成の拡大を要望している」と述べました。
久保氏は「金銭的な理由でグループホームの入所をあきらめる障害者がいる。その事実をよく見て、市の独自補助を実施してほしい」と重ねて求めました。
山崎福祉局長は、国が対応すべきだとの答弁を繰り返しました。