時々こちらでご紹介させていただいている、車いすのレーサーでデザイナーの長屋宏和さんが富士山登山に挑戦されました!(8月にはレースもされるそうです)
許可をいただいたので、彼の活動報告を転載させていただきます。
何事にも負けずに挑戦を続ける長屋さん、どうぞ皆さんも応援して下さい!
彼を見て元気をもらってください。
【以下転載】
報告
天候に恵まれ、体温調節の出来ない私の身体には丁度良い、曇り空で、ダイバーシティ富士登山メンバー50名の皆様と共に、富士山5合目須走口ブル道をスタートしました。
事前視察のときは、約20度の砂利・砂道を想定していましたが、実際は40度以上ある砂利・砂道が続き、富士登山経験者が富士登山道よりも過酷とおっしゃていました。
今回の車椅子は、ヤマハJWX-2車椅子の前方にタイヤが埋まらないような大きなタイヤと、坂道で後ろに下がらないようワンウェイ機構の装着、タイヤはマウンテンバイク用にした電動アシスト車椅子でした。
転倒防止はあったものの、40度の坂道では効果がなく、前から6名で紐を引っ張って頂き、後ろで1名が倒れないよう支える体制で登りました。
登山中は砂利・砂道に埋まることなく、電動アシストもしっかりパワーを発揮し、自分の力で登っている実感はありましたが、40度の坂道は壁に感じ、前輪が浮き、前に転がる力ではなく、前輪が浮き上がる力となってしまい膝を抑えて対応していました。
実際にはもっと登れる可能性を感じましたが、今年は車椅子の準備が整っていない為、無理せず、砂走り吉野家手前5.5合目で引き返しました。
多くの皆様の応援と支えを頂き、今回の挑戦をさせて頂けて、本当に感謝しています。
ありがとうございます。
今回の経験から得た改善点を踏まえ、富士登山用車椅子を作成していきます。
次回は更に上、来年、2年、5年、時間を掛けてでも頂上を目指したいです。
その中でまだ経験していない高山病の問題点や、まだ見えていない問題点を解決させていきます。
やはり自走車椅子に拘り、出来ることは自分でおこないながら登頂を目指します。
頂上までまだまだ見えない長い道のりですが、今回の富士登山で、更に可能性を感じました。
今後とも応援宜しくお願い致します。
・7/27東京中日スポーツ新聞に取り上げて頂きました。
・富士登山画像
https://www.facebook.com/hirokazu.nagaya/media_set?set=a.10206739497832027.1
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■8月28日、ツインリンクもてぎ本コースでK-TAI参戦
昨年も参戦させて頂いたK-TAIに、今年もクラブレーシングの皆様と参戦させて頂くことが決まりました。
・昨年のオンボードGoPro映像
https://www.youtube.com/watch?v=z-yWM4DQr_0
事故前の速く走らせるイメージとは次元の低い走りですが、レース経験から、今の身体でこれ以上攻めたら危ないと分かり、その一線を超えないようレースを楽しみたいと思います。
先日の練習走行で、抜かせた他車が突然のスピンし、危なく巻き込まれそうなことがあり、自分の走り以上にまわりに巻き込まれないことも考える必要があると感じました。
昨年からトレーニングを始め、体力的に昨年よりも運転操作をしやすくなっています。
昨年よりも前進出来た自分を試す意味で、無事ゴールをし、安全に無理なく速く走らせられたらと思っています。
合わせて応援宜しくお願い致します。
・開催場所 ツインリンクもてぎ本コース
・住所 〒321-3597 栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1
・電話番号 0285-64-0001
・ゼッケン 98
・K-TAIホームページ
http://www.twinring.jp/k-tai/
長屋宏和オフィシャルサイト:
http://www.piroracing.com/
ブログ:
http://ameblo.jp/piroracing/
Facebook:
http://www.facebook.com/hirokazu.nagaya/